サビキ釣りを楽しもうと7月4日、三重県鈴鹿市にある若松漁港へ出かけた。東の空にオレンジ色が広がり少し明るくなったころに到着すると、鈴を付けた茶色い猫が出迎えてくれた。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤拓摩)

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若松漁港でサビキ釣り

突堤にはルアーの釣り人が2人、先端ではサオ先を小刻みに上下しながら4人がサビキ釣りでアジを上げていた。あいさつをして隣の沖向きに入る。小アジが多いようなので、サビキは細仕掛けをセットした。

若松漁港でのサビキ釣りでアジとカマス好捕【三重】ルアーではマゴチも
若松漁港でのサビキ釣りでアジとカマス好捕【三重】ルアーではマゴチも
サビキ釣りのタックル(作図:週刊つりニュース中部版APC・伊藤拓摩)

小アジから顔出し

当日の潮は大潮で満潮が午前5時43分。上げ潮の影響だろうか、足元の流れは突堤先端から私の前を左から右へ川のように流れている。オモリ4号でサオ下に投入するとスーッと右方向へ流れていくが、水深は浅いのでなんとか底は取れる。

若松漁港でのサビキ釣りでアジとカマス好捕【三重】ルアーではマゴチも
若松漁港でのサビキ釣りでアジとカマス好捕【三重】ルアーではマゴチも
 日の出前の若松漁港(提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤拓摩)

投入位置を変えてシャクってみると、ピクピクとアタって10cmの小アジがヒット。でも仕掛けが流れて釣りにくい。オモリを6号にアップすると仕掛けは少し落ち着き、プルプルとアタってきたのは小アジのダブル。それ以降も小アジがシングルヒットする。豆アジも交じるがリリース。港内向きは流れが緩く、トリプルヒットしていた。

日の出タイムに続々ヒット

静かな海の上空に浮かぶ帯状の雲から太陽が顔を出し、日の出タイム。オレンジ色に染まった美しい日の出を眺めながらのサオ出しは釣り人の特権だ。でもジリジリと日差しが強く暑い。

若松漁港でのサビキ釣りでアジとカマス好捕【三重】ルアーではマゴチも
若松漁港でのサビキ釣りでアジとカマス好捕【三重】ルアーではマゴチも
雲から太陽が顔を出す(提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤拓摩)

徐々に流れが緩やかになってくると、小アジに交じって小型のカマスが上がりだした。先端の釣り人から「今年初めてサッパを釣った」と声が飛ぶ。私も今シーズン初めて見るサッパにようやく回遊してきたかと思ったが、それっきり。毎年、釣れ過ぎて困るサッパも釣れないと寂しい。

時間とともに釣り人が増えてきた。突堤の中ほどからキャストしていたルアーマンのロッドが大きく曲がった。皆の注目を浴びてネットインしたのは良型のマゴチ。こちらもワクワクしてしまった。投げの人には良型のキスもヒット。いろいろな魚が釣れて楽しい。

若松漁港でのサビキ釣りでアジとカマス好捕【三重】ルアーではマゴチも
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 突堤先端の釣り風景(提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤拓摩)

私も負けじとサオ先を小刻みにシャクって魚にアピール。ポツリポツリと小アジとカマスを追加する。

カマスが連続ヒットすると、鋭い歯でハリスが切れて6本バリのサビキが5本、4本と少なくなっていく。3本バリになったら交換しよう。

アジ&カマスをお土産に

そのまま釣り続けるが、日が高くなるにつれて食いが悪くなる。先端の釣り人たちがサオを納めてしまったので1人でアッチコッチ探ってみたがアタリは激減。午前6時すぎに納竿した。

若松漁港でのサビキ釣りでアジとカマス好捕【三重】ルアーではマゴチも
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 若松漁港での釣果(提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤拓摩)

釣果は10~12cmのアジ28匹、12~15.5cmのカマス17匹。突堤周りは小物から大物まで魚種が多く、釣り方もサビキやルアーや投げと思い思いの釣りができて楽しい!

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<週刊つりニュース中部版APC・伊藤拓摩/TSURINEWS編>

▼この釣り場について
若松漁港
この記事は『週刊つりニュース中部版』2023年7月28日号に掲載された記事を再編集したものになります。The post 若松漁港でのサビキ釣りでアジとカマス好捕【三重】ルアーではマゴチも first appeared on TSURINEWS.
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