8月3日(木)から8月6日(日)まで、妻の実家のある沼津へ姉の家族と一緒に夏休みの旅行に行ってきた。初日は、午後から宿泊先の裏にある岸壁から釣りをしてオオモンハタをキャッチ。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・藤倉聡)
海水浴と釣り楽しむ旅行
今年の夏休みは、姉夫婦と甥(9歳)と筆者夫婦の5人で沼津への旅行を計画した。宿泊先は一昨年に泊った事のある「松濤館」に決めた。今回の旅行では「いつ、どこで何を釣るのか」が一番の悩みどころだった。
甥っ子は海水浴をとても楽しみにしていることもあり、海水浴と釣りの両方を満たしてくれる場所を中心に、子供にも簡単に魚が釣れる釣りを計画してみた。
沼津・松濤館
沼津市内浦の「松濤館」は令和元年にリニューアル。富士山や淡島が一望できるロケーションは素晴らしく、隣の三津海水浴場はとても静かでまるでプライベートビーチのようだ。
観光スポットとして有名な「三津シーパラダイス」も隣接する。また車で5分程度の所にある「らららサンビーチ」は、水質の良さが抜群で、正面に富士山を眺めながらの海水浴と磯遊びが同時にできる人気の海水浴場だ。
さらには、宿の横(三津海水浴場側)や裏側で釣りが出来るのも魅力的。この場所は、松濤館の敷地ではないので誰でも釣りが出来るのでご安心!(宿の方に確認済み)。実際、土曜と日曜日には早朝から釣り人が来ていたので、知る人ぞ知る人気のポイントのようである。

三津海水浴場側では、クロダイや小メジナの魚影も濃いが、夏の日中は海水浴客が多いので釣りをする際には注意が必要だ。裏側は足元の水深は浅いがウキ釣りや投げ釣り、ルアー釣りなど釣り方を選ばない。
当日の天候
8月3日(木)、晴れ。釣り場の気温は、手元の温度計では35度となり、とても暑い1日となった。
釣行前に姉家族と合流
8月2日(水)夜、私達夫婦は妻の実家に前泊して万全を期することにした。翌日、姉家族とは筆者一押しのラーメン店「豚平」で合流。甥っ子はラーメン、その他の人は手打ちラーメンを券売機で購入。
義兄はそれに加えて半チャーハンも追加。ラーメンは色と比べて塩辛さは控えめでコクのあるスープに皆大満足の様子だった。筆者は紹介して良かったとつくづくと感じた。

置き竿で投げ釣り
食後、車で宿へ向かう途中、筆者と妻は「釣具のタイシ」へ寄り道。珍しくイワイソメが売り場に残っていたので迷わず購入。その他アオイソメやアミコマセ、オキアミなども購入して当日の釣りに挑むことにした。
宿に到着すると、甥っ子は既に海水浴を楽しんでいた。彼は海水浴に夢中で、釣りをする気配がなくて少し残念……。
しかし筆者は、宿の裏の岸壁から水面を覗き込むと、無数の魚が泳いでいるのを確認してテンション上昇。

距離は正面に3色飛ばして後は放置。こちらは基本的には置き竿にする作戦で、魚が掛かっているかは竿を上げてみてのお楽しみということにした。

ベラが連釣
次にチョイ投げ用のタックルのセッティングだ。こちらのエサにはアオイソメを使用してみることにした。

第1投目は軽く30m程キャストして、糸ふけを取るとすぐにアタリがきた。まさかこんなに早くヒットするなんて思ってもいなかったので少しビックリ。引きが強いので何かと思ったらベラの一荷釣り。

さらに次の投入でもベラをキャッチ。この調子なら投げ釣り初心者の妻でも釣れると思い、彼女にチェンジした。
しかし、手前まつりや根掛りを連発して彼女は戦意喪失。チョイ投げをしながら置き竿にも目を配ると、アタリが来ている様子だった。
あまりの重さに根掛かりかと思えたが、強引にリールを巻くと魚からの確かな手応えを感じた。しかしまたしてもベラの一荷釣りで残念。重い訳だと思った……。
甥っ子がオオモンハタを手中
しかしベラとは言え、入れ食い状態だし引きも強いので、釣れないより釣れた方が楽しい。特に甥っ子は楽しめるだろうと思っていた矢先、彼は海水浴を終えて釣りにやってきた。
チョイ投げにヒットしたので、甥っ子に竿を渡すと彼はベラをキャッチ。置き竿も手にするとまたしても魚からのシグナルを感じた。「これは!」と思い甥っ子にバトンタッチ。すると重そうに一生懸命にリールを巻きだして、そのまま一気に抜き上げた。オオモンハタとトラギスの一荷釣りに甥っ子満面の笑み。

小型とはいえ、宿の裏の岸壁から容易くオオモンハタが釣れるなんて思ってもみなかったので感激だ。

クロホシイシモチもキャッチ
残り時間も少なくなってきた15時。今度はウキ釣りのタックルの準備に取り掛かる。

コマセを撒いて魚を寄せてから投入すると、すぐにウキが水中に潜ったが空振り。空振り連発後に遂にクロホシイシモチをキャッチ。

さらに妻も甥っ子もクロホシイシモチを釣り上げてご満悦。次第にコマセが効いてきたのか足元の水面に無数の細長い魚が寄ってきた。サヨリだ!ノベ竿で届く距離なので釣りたかったが、なかなか掛からずに残念……。
最後に投げ竿を持ち上げると何か重い。甥っ子にリールを巻いてもらうと今度はトラギスの一荷釣りだった。
その後、甥っ子はどろんこ遊びさながらコマセを混ぜだして水面に撒きだした。すると一気に魚が寄ってきたのを見てその魚の量に彼は興奮していた。当日、投げ釣り(チョイ投げ含む)は短時間ながら、ほぼ百発百中で何かしらの魚が釣れて凄く楽しかった。
食後も夜釣りを楽しむ
食後、宿の横で皆で花火を楽しんだ後、筆者は夜釣りを開始。宿泊先の裏という事もあり気軽に夜釣りが出来るのも嬉しい所。カマスでも狙おうかと思いサビキ仕掛けをチョイ投げで誘ったが、クロホシイシモチの追釣で終わってしまった。

当日の釣果
筆者:ベラ5匹、クロホシイシモチ5匹
妻:クロホシイシモチ2匹
甥子:オオモンハタ1匹(15cm)、トラギス3匹、ベラ1匹、クロホシイシモチ2匹
釣った魚は旅行初日ということもあり、全てリリースした。
短時間で入れ食いを堪能
午後からの短時間での釣りだったが、終日入れ食いで魚影の濃さには驚いた。夜釣りは体力と時間に余裕があれば、さらに楽しめたことと思えてならず、いつか本腰入れてリベンジに行きたいと思っている。
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<藤倉聡/TSURINEWSライター>
▼この釣り場について松濤館裏
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