昨日は台風が近畿を直撃して甚大な被害が出たところもあったようだが、私の住む地域はこれといって大きな被害も無く、夏休み残り1日をどう過ごすかを考えていた。どうせなら釣りに行きたいが海は大荒れの後で釣りにもならないだろうし、エリアであるならば大丈夫かと考えて午前中より自宅からほど近い千早川マス釣り場へ釣行を計画した。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・福岡崇史)

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台風後のエリアトラウト釣行

先にルアーエリアを見てみるとササ濁りであり問題はなさそうだ。そのまま事務所で入場券を購入して準備に入った。

実は先週、午後から入場したが、折からの灼熱地獄で池の水温は25度前後。マスにとっては生きるのが精一杯の水温となっており、何とか9匹という今までの中で最悪の結果となっていた。

マスが集まっているのは水の流れがある場所のみで、その他は見事に居ないという状況。何とか下池の水車前に入ることが出来て一安心であった。

午前中にニジマスを20匹キャッチ

当日持ち込んだロッドは、3本でマイクロスプーン用、プラグ用、プラグとスプーン兼用の3本である。比較的早い時間帯に入れた事と午前の放流が入った事で魚の活性が上がり追いが活発になってきた。

この時期の千早川の定番0.4gのスプーンで表層攻めor巻き上げの釣りで時折ヒット。追いが無くなったらシャロークランクで絞り出す作戦でお昼までに何とか20匹。良かった、何とか形になった。

真夏のエリアトラウト釣行は模擬試合で仲間と楽しむが吉【千早川マス釣り場】
真夏のエリアトラウト釣行は模擬試合で仲間と楽しむが吉【千早川マス釣り場】
自塗りの放流カラーにヒットしたニジマス(提供:TSURINEWSライター・福岡崇史)

午後の釣りは厳しい展開

簡単な昼食を摂った後、下池に戻る。陽が高くなり水温も上がりプレッシャーも掛かっているせいか午前中に比べて積極的に追いは少ない。悪夢が蘇る……。

午後1回目の放流が始まったが、放流されたマスの動きを見ているとまとまって上池からの放水場所へピューっと移動している。

今まで通っている中で初めての動きである。やはりかなり水温が高いようである。そのうち何匹かは水車に戻って来ていたのでその個体を狙っていく。

激渋の中でもパターンを探す

最初のうちは放流カラーでヒットするが、やはり追いは弱い。スプーンを以前から調子の良かったロデオクラフトのジキル0.7gのシルバー系カラーで刺し色的に使用すると連続でヒット。巻きも早巻きはせずに同じレンジをゆっくり巻く方が反応は良かった。

セカンドタイムに入り定番のミノーを投入するがマジックジャークがこれほどまでか?と思うほど効かない。ミノーの動きにスレている訳ではなさそうで単純にミノーの動きに付いて来れていないだけのような雰囲気であった。

そこでクランクに変更してゆっくりと表層をテロテロ巻きすると気が付いた個体が短距離だが追尾してきてヒット。しかし、2匹も釣ればもう追いもしない。やはり厳しい!

真夏のエリアトラウト釣行は模擬試合で仲間と楽しむが吉【千早川マス釣り場】
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クランクにやっとヒットした(提供:TSURINEWSライター・福岡崇史)

夕方に10分×3本の模擬試合

放流狩りが終わり少し休憩しようとレストハウスに行く途中でお知り合いの方が2名おられて少しご挨拶。やはり上池も激渋のようで、お昼からの来場でまだ10匹も釣れていないとのこと。

休憩後に下池へ戻ろうとするところで「模擬戦しませんか?」のお誘い。今年の2月以来の試合形式なので喜んで参加させてもらうことに。

ルールは、釣りビジョンが主催するエリアトラウトの大会「トラウトキング選手権」に準じて行った。針掛かりしたら「ヒット」のコールをする。エラより前に針掛かりしていればOK、ネットのリングを魚体が通過すれば1匹のカウントのルールとなる。3人並んで1か所10分で時計回りに3か所回って総匹数の多い人が勝ちとなる。

この試合形式で釣りをすると知り合い同士でも実に緊張する。本当に実力を試されることになる。メンタル・フィジカルなど全てのバランスが大事と気づかされる。

1ローテ目の中盤にクランクでヒットするものの、ネットインをミスして先制点を逃し、最後の3ローテ目でやっと1匹をゲット。その間にそれぞれ3匹と1匹をゲットされて結果負けに…。久し振りの試合の雰囲気に刺激を貰った。試合後はそろってコーヒーブレイクへ。

真夏のエリアトラウト釣行は模擬試合で仲間と楽しむが吉【千早川マス釣り場】
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模擬試合終了後のコーヒーブレイク(提供:TSURINEWSライター・福岡崇史)

夏休み最後の釣行も楽しめた

試合の緊張感から解放され色々お話をした後はラストスパートの釣りへ。

終了間際は今まで反応がイマイチであったミノーで4連発するなど夕方らしい展開があり最後まで楽しめた。さぁ明日より仕事。楽しい時間はあっという間に過ぎてしまった。

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<福岡崇史/TSURINEWSライター>

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