長野県の平谷湖フィッシングスポットは標高が高く、夏でもルアー・フライでも楽しむことができる管理釣り場である。今回は午前中はルアー、午後からはフライと二刀流で楽しんできた。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・杉本敏隆)
二刀流で挑むエリアフィッシング
釣行日は8月30日。天候は曇り。日中の魚の反応が渋くなってきたタイミングでフライを試してみようと、いつものルアータックルに加え、フライタックルも準備して臨んだ。

使用するルアータックル
用意したルアータックルは、ロッドがテンリュウ・レイズオルタRZA61L-T、リールはシマノ・ヴァンフォードC2000S、ラインはデュエル・アーマード F+プロの0.1号にリーダーがフロロ0.8号を70cm。
午前中はルアータックルで挑む
平谷湖フィッシングスポットには、エンジョイエリア、トーナメントエリア、エキスパートエリアの3つのエリアがあり、それぞれ入っている魚のサイズが違うし、魚の反応も違うことが多い。
朝7時、1日券を購入して釣り開始。まずはルアーで様子を見る。エンジョイエリアで先発ルアーはパペット・サーフェス。1投目からアタックがあるが掛からない。2投目も3投目も同じ。う~ん難しい、というか魚のやる気が足りない。
そこでオリジナルのペレットルアーを投げてみるとようやくヒット!その後もぽつりぽつりと追加していくも勢いがない。

マイクロスプーンに好反応
他のエリアはもっと反応がいいかもしれないので移動してみる。するとトーナメントエリアの魚の方がやや反応がいい様子。ブラインドフランカー0.4gやチェイサー0.6gで表層を狙うとけっこう釣れてくれる。
エキスパートエリア寄りに少し移動して再度パペット・サーフェスを試してみる。なぜかこのポイントではこのルアーが活躍することが多いからだ。すると思った通りの好反応。特にフルキャストして着水直後またはワンアクションでのヒットが続く。ただフッキングはいまいち。なぜだろう。
前半でニジマス53匹
次はエキスパートエリア。前回釣行時には信じられないくらいの怒涛の入れ食いになったが、今回は魚の付き場が微妙に違っていて、あれこれ試してみるも魚のスイッチを入れることができなかった。
その後はトーナメントエリア、エンジョイエリアを釣り歩き、お昼までに53匹をキャッチしてルアーは終了。苦戦しながらもある程度は状況に対応できた結果だ。

午後はフライタックルにチェンジ
ここで一度車に戻ってフライの準備をする。平谷湖はドライフライとソフトハックルでの実績が高い。ルースニングもできるようにマーカーも用意はしてあるが、あまり出番はなさそうだ。
使用するフライタックル
用意したフライタックルは渓流用の3番ロッドといつも使っている5番タックル。3番ロッドでドライフライ、5番タックルでソフトハックルをメインに使用するつもりだ。3番ロッドならニジマスのファイトを十分に楽しむことができる。
フライフィッシング開始
まずはエンジョイエリアで16番のドライフライを浮かべてみる。するとすぐにヒット。ドライフライはヒットの瞬間を目で見ることができるのがいい。
3番ロッドが大きく曲がり、とても楽しい。しばらくは次々に連続ヒット。魚の引きを存分に楽しんだ。
魚の反応が落ち着いてきたところでトーナメントエリアに移動。
12番のソフトハックルで早引きしてみるとヒットヒットの連続。ちょっと忙しい釣りだが、魚がフライを追って食うまでがばっちり見える。
ソフトハックルのせわしない釣りにちょっと疲れてきたところで、エンジョイエリアに戻って再びドライフライの釣り。
手持ちのドライフライをいろいろ試してみる。その結果、明らかに反応がいいのは小さめの黒っぽいフライ。16番のグリフィスナットが大活躍だ。

ペレットタイムで活性がアップ
やがて場内のアナウンスがありエサやりタイムが始まった。係員がペレットを撒きながらそれぞれのエリアを回っていく。ペレットが撒かれた水面ではマスたちが我先にペレットを食おうと狂乱状態。そこにペレットを模したフライを投げ込めば食わないわけがない。しばらくは入れ食いを楽しむことができた。
終了時間の午後5時までがんばり、フライでの釣果は51匹。他のフライマンたちもいいペースで釣っていた。この日はフライ教室も開かれていたようで、講師から手ほどきを受けながらチャレンジしている人の姿も見られた。

104匹の釣果に大満足
この日の最終釣果はルアーと合わせて104匹となり、なんとか三桁釣果を達成。今後は気温の低下とともに水温もマスたちの適水温になり釣りやすくなっていく。夏の暑さから解放されて快適に釣りが可能だ。
ここ平谷にはいい温泉もあるので釣りの後はのんびりと温泉を楽しむこともできる。秋のベストシーズンは目の前だ。
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<杉本敏隆/TSURINEWSライター>
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