神奈川県南足柄市にある、狩川渓谷マス釣り場。ここは餌釣りをメインにルアー釣りやバーベキューも可能です。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター荒木清)
狩川渓谷マス釣り場
以前、何回かお邪魔したことがありますが、サイトを閲覧するのは初めてで、サイトを見るなりびっくり。釣れる魚の種類を見ていたところ、金色の魚がいたのです。ん?と再度見ても金色、凄い……釣りたい……。と思い、色々な聞くために早速電話。話を聞くと希少との事です。
確かに見た事がない、なんか金運アップとかパワースポット的な名前も魅力的です。その名も金時黄金ヤマメ、黄金色したその魚体は美しく、神々しく輝いて見えます。料金は1匹600円と決して安くはありませんが、経験を積むという点では安く感じます。

神奈川県南足柄市にある狩川マス渓谷釣り場。餌釣りを初め、ルアー釣り、掴み取り、拾い釣りなどがあります。バーベキューも一緒に出来るため、釣り&バーベキューなどセットにするのもお勧めです。フィールドマネージャーの古屋さんは、珍しいマスが何種類かいるため、それをメインに狙いに来る方も多いとの事です。
レンタルタックル
ここでは竿に仕掛けがセットした状態でレンタル出来るため、簡単に釣りができます。初心者の方や、お子さん、女性でも安心して釣りが可能です。受付時間は8時~14時半。時間制限はなし、入場料は三歳以下・無料、未就学児・950円、大人「小学生以上」1900円、シニア「70歳以上」1400円、料金「竿」1本250円、「針交換」50円、仕掛け交換「250円」になります。

ここには珍しい釣り方があり、その名も拾い釣り!何と2500円で他のお客さんが使用していない釣り区間であれば、どこでも釣りが可能です。意外とこれがハマると、爆釣と言う時もあるそうです。この日も拾い釣りしている、常連さんらしき方が夫婦で来ていましたが、爆釣していたのです。
餌
お店に置いてある餌は、イクラとブドウ虫が600円で購入可能です。尚、このエサで食いが悪い場合や天候により、ミミズやチョロ虫・クロカワ虫「川虫」なども効果があるそうです。
釣り場
この場所足柄峠から少し入った場所で、近くに県立21世紀の森や、地元のかたや、他県からも常連さんなどが行きつけのお店、有名なうどん屋さん「足柄古道・万葉うどん」があります。ここは手打ちでうどんを打っているため、麵がモチモチ。おでんなども置いてあり、うどん以外にも楽しめるため、良いかと思います。

釣り場自体は、浅場~深場まであり、掴み取り出来る場所は、お子さん用に作られているため50cmくらいと浅いです。
中にはネイティブエリア「天然・原種」があり、中級者・上級者の方も楽しめます。勿論、初心者の方も楽しめるエリアとなっています。
魚の放流
バーベキューを少し楽しんだ後は、魚を放流して頂き、釣りを楽しめる事が可能です。お勧めは、時間も兼ねてお昼前が良いかと思います。捌き~焼きもやる方は、もう少し前から放流して頂く事をお勧め致します。

今回はフィールドマネージャーの古屋さんに、マスを25匹、希少・金時黄金ヤマメを1匹放流。ヤマメは非常に警戒心が強い魚ですから、放流したからといって、すぐに釣れるものでもないです。食べたい方は、食べるようにストック用を何匹かご用意していただくと良いかと思います。
釣り方
釣り方は簡単です。用意して頂いた、レンタル竿に全てセットしてあるため、針に餌を付け、釣り区間で釣りをするだけです。ウキ「目印」がついているため、そのウキが水中に引き込まれたら、竿を持ち上げて合わせるだけ。
魚がかかっていれば、重みと魚の魚信があり、ゆっくりと自分のほうに引き寄せ網や、素手で持ち上げて専用のビク「入れ物」やバケツなどに入れときます。

お勧めはアミアミの付いたバケツが良いかと思います。なぜかと言うと、そのバケツをそのまま川や海など水の中に入れることが可能です。簡単に言うと生簀みたいなものです。酸素も必要ないので、魚を入れて川に入れれば、勝手に水が循環してくれます。
生きていればそのまま元気ですし、もし、死んでしまっても常に水が循環しているため、温度が一定で、水温が上昇し腐食ということが防げます。勿論、死んだ魚をずっと入れておくのはお勧めできないです。なるべく早く処理する事をお勧め致します。
養殖されているマスは意外と獰猛なため、バレても、すぐに食いつく可能性があるため、釣ることが簡単です。ヤマメやイワナ類は一回針に掛かり、バレると、警戒心が強いため、その魚は食いつかないことが多いです。人の声や影、物音にも敏感なため、少しテクニックが必要です。以前、養殖ヤマメを放流して頂いた時ですが、その時は意外と簡単に釣る事が出来ましたが、やはり……餌も食わない個体も何匹かいて、釣ることが難しかったです。
難易度MAX!?釣れるか黄金ヤマメ
1匹だけ放流して頂いた黄金金時ヤマメ。いかにも金運アップや、縁起がよさそうな名前に身体も金と模様が薄ピンク?に見えます。

一回、2匹をバケツに入れたのですが、バケツで水を入れようとした時、元気すぎて2匹とも脱走(笑)。取るのも大変ですが、水を入れるのも大変だなと実感した次第です。
これが黄金金時ヤマメ!
釣れなかった時用に1匹は放流せずに、自分が貰い、Mくんにお願いして、処理を担当。後で焼いて食べる用です。

ニジマスも良型
Jさんが仕留めた1匹。40cmはありそうな見事な魚体です。この日のレギュラーサイズは25cm位。その中でも大物をしとめる様は流石です。

マイナスイオン&自然が感じられる場所
自然に囲まれた狩川渓谷マス釣り場。天然の川を改造して作られたこともあり、本当に自然で釣りをしている感じが味わえます。

川からの水しぶきや、周りの木々からのマイナスイオンを感じ、ストレスから解放されている感じが分かります。

警戒心が凄い黄金金時ヤマメ
投入した餌の周りを何回も周り、餌を警戒しているのがわかります。下の写真の黄色く見える魚体が黄金金時ヤマメです。

その餌を奪い取ったニジマス。水しぶきを上げ抵抗しますが、時すでにおそしです。

Zさん貴重なヤマメをゲット
Zさん、「釣れたぁ~、でも小さい。」と落ち込み気味に自分に話してきたため、ふとみると模様が違います。「ん?これ、ヤマメだよ!放流して無いからレアだよ!」と、自分が言うと、どや顔で「でしょっ!」と凄さをアピールします(笑)。放流してもいないヤマメが釣れるなんて……。こう言うラッキーもたまにはあるみたいです。
顔が少しサクラマス化しているかのように、凛々しい顔立ちです。
釣った魚を食す贅沢
やっぱり、釣った魚を食べる事が1番の楽しみ。料理人Mくんが捌き、ニジマス、ヤマメ、黄金金時ヤマメを塩焼きにしてくれ、焼いている時の香ばしい香りと、魚から出る脂が滴り落ち、隅に落ち、炭のいい香りも鼻から抜けます。じっくりと魚を、時間をかけて焼いていきます。

大きさが横のマスと比べると分かります。20分前くらいまで泳いでいた魚体、とても綺麗な黄金色で、脂もマスと比べ、結構滴り落ちている感じがあります。

注意点
これからもっと楽しくなる秋の釣り場、バーベキュー場など、みんなで楽しむ場所です。
<荒木清/TSURINEWSライター>
▼この釣り場について狩川渓谷マス釣り場