普段一人釣りが多い自分ですが、11月中旬に会社の若者達4人を釣れて初島に行くことが決まりました。せっかくなら、実際にみんなで行く場所でテストするのがいいかなと考え、持ち込む予定のモバイルタックルを手に単身静岡県の初島に向かいました
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター桂宏樹)
道具はコンパクトさと堅実性で選択
初めて釣りをする彼らに何かしら釣らせてあげたい(そして釣りという底見えぬ沼にのめり込むよう、仕向けたい)為に、事前に釣具をチェックしておこうと閃きました。
今回は参加者の釣具を私が用意するため、竿はモバイルロッドを使うことにしました。
リールも大手メーカー製で比較的手頃で堅実なものを選んでいます。逆回転防止スイッチが下部に付いてるというのも選択理由の1つで、初心者は糸絡みによるトラブルを減らせるかと思います。
静岡県・初島の釣り場

初島は釣り場として、特に秋口はおすすめし易いポイントです。理由は以下の通りです。
(1)離島であるため魚種が豊富であり、撒き餌を撒くと様々な魚が浮いてくるため視覚的に楽しめる。
(2)足場が堤防で整備された場所が多く、初心者でも安全に釣りがしやすい場所が多くある。
(3)新堤防側は綺麗な手洗い場、自販機のある待合スペースの他、撒き餌・付け餌・釣具を扱う売店があり、疲れた時に休憩が取りやすい。
(4)離島でありながら客船に乗って25分ほどで到着する島のため、首都圏エリアからアクセスしやすく日帰りも可能です。

タックル紹介

今回は比較的手軽で且つ壊れにくいタックル構成で挑む。リールは手頃で堅実な大手メーカー製、ミチイトはリール付属のものなど、貸すことが前提のタックル構成の為、壊されても懐が痛みにくいものにした。

ショートロッドの曲がりを楽しむ
画像:四苦八苦して釣れたメジナ。普段とは違うスリリングなやり取りが面白い。
一投目でデカいイスズミをバラしたり、餌だけ取られたりしながらドラグの硬さや仕掛けの投げ方などを最適化していきます。
その後も何度もウキが沈むもフッキングに失敗・バラし・釣れた目視換算杓越えメジナをたも網使わずに引き上げようとしてドラグ緩すぎて魚をドボンしたりで前半結構グダグダでした(笑)
失敗しつつもドラグの微調整をしたり、ガン玉を追加したり外したりして食いやすい仕掛けを調整していきます。そんなこんなで暫く四苦八苦し続けて気が付いたら昼過ぎ。ウキがヒュンと沈んですかさずあわせ、フッキングには成功。この時のアワセですが、5.3mの磯竿と違ってリーチが短く頭上に竿を立てても糸をピンと張る事が出来ない場合があります。これは掛けて合わせる瞬間にリールも少しだけ巻いて補うことができますが、フッキング時の衝撃に耐えられるよう、ドラグは少しだけ緩めて切れないように配慮します。フッキングした後にドラグは締めなおすイメージです
竿が短いためメジナが底に突っ込むと磯竿よりもU字に、しかも強くしなるので面白いやりとりが出来ます。ドラグと竿のしなりでゆっくり魚をいなしていきます。
上がってきたのは30未満のメジナ。タモ網で、確実にキャッチします。
専用の磯竿で釣るのとは別の、してやったり感を堪能することが出来ました。
サンノジもゲット
暫くして潮が動き出したので、喰いが良くなることを予想し気まぐれでTKO4号針に切り替えました。何投かした後、ビュンと真下にウキが下がったので、すかさずあわせ。先ほどのメジナより引きが強い分ドラグを活用して引きを減殺し、ゆっくりスタミナを奪っていきます。

引き上げたのは同じ30満たないサンノジ。本命ではないですが、用意したモバイルロッドで十分楽しめる事を確認でき、耐久性も問題なさそうで安心感で満たされます。
納竿
今回は10時から釣り始め、予定がある為14時30分には納竿。昼食除いて3時間程の釣りでしたが、用意した竿の使い方を把握し、実際に魚を釣るのに問題ないことも確認できました。
来たるイベントで若者たちが魚を釣って楽しんでくれる事を期待しつつ、初島を後にしました。が、当日悪天候の予報が出た為、イベントは後日中止になり、筆者は一人伊豆伊東へ昼から釣りに行くのでした。
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<桂宏樹/TSURINEWSライター>
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