シンキングペンシルは、どうにも使い方が難しく、ヘタな操作では釣れない。それでもここぞって時にはやはり頼りになるルアーでもある。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)
シンキングペンシルは巻いて釣る
シンキングペンシル。シーバスフィッシングではもはや常識的に使われる定番ルアーだが、普通のミノーのようにリップがないものが多く、引き抵抗がほぼない。ゆらゆらと怪しいS字の軌道を出すが、これがシーバスには抜群に効くので、好んで使うアングラーも多い。

シンキングペンシルはフローティングではないので、当然巻かなければ沈む。なのでこの巻くことが重要だ。しかし、ほとんどのルアーが手元に伝わる感触がない。ミノー系にありがちなブルブル感がないので、何をやってるのかわからなくなる。ゆっくり巻けばなおさらだ。これは慣れるしかないが、昼間にどんな動きをするのか確認するとイメージしやすくて上達も早い。
表層付近を狙いたいなら早めに巻くと良いが、基本はゆっくり流れに乗せてドリフトさせる。
アングラーの技量が問われる
そこで問われるのがアングラー(釣り人)の技量だ。シンキングペンシルは種類が色々ある。そして、そのどれもが動きに特徴がある。これを場所や季節によって使い分けるのがキモだ。

タックルやラインなどのセッティングも重要だが、操るアングラーのウデが試されると言ってもいい。キャストの正確さはもちろん、どのくらいのスピードで巻くのかも意識しなくてはいけない。これは釣り場で何度も何度も使って試すのがいい。

例え釣れない日々が続いても、使い続けるうちにコツみたいなものがわかってくる。すると、今までがウソのように釣れる。
どんなルアーを使うかがポイント
そして最後は、種類の多いシンキングペンシルのどれを使うかだ。いや、どれを買うかだと言ってもいい。シンキングペンシルは、だいたい1個2000円(税込)近くする。あれもこれも買ってしまうと出費がかさみ、住宅ローンが払えない額になる。中古品という手もあるにはあるが、やはり新しい方がいいに決まってる。

バチ抜けシーズン用とベイトパターン用とで数個揃えておけば十分だが、通年使えるものもあるのでそれを買うのもいい。いずれにせよ、シンキングペンシルは釣りの可能性を広げてくれる万能ルアーだ。何をいつどこで使うのかをよく考えて、このツンデレルアーを使いこなそう。今よりもきっとシーバスに出会える確率が上がるはずだ。
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<宮坂剛志/TSURINEWSライター>