今シーズン、三重県・尾鷲湾のメタルスッテゲームが絶好調。釣友たちにもメタルスッテゲームを始めるなら、「今でしょっ!」ってことで、メタルスッテゲーム初挑戦の釣友2人と1月14日の夕方から紀北町引本浦港から出船するエヌテックマリンに乗船した。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・橋本広基)
エヌテックマリンでメタルスッテゲーム
狙うは冬のイカ御三家。アカイカ(ケンサキイカ)、大型スルメイカ、ヤリイカと食べても美味なターゲット。お土産にはデカアジもほしいよね」なんてぜいたくな展開も企んでいた。

ポイントまでは20分程度。水深40m程度の穏やかなポイントに、ボートをアンカリングする。
すると、まだ日も沈みきらない夕マヅメから、猛ラッシュがスタートした。仕掛けは下に鉛スッテの15~20号、上の枝スには85mmの浮きスッテや小型のエギスッテをセットした。この日は25mから30m付近にアタリが集中。

仕掛けをチョンチョンと小気味良く誘うと、コツッとかモゾモゾッとした穂先の動きに集中し繊細なアタリを捉えてアカイカをキャッチ。
スルメイカ続々ヒット
大きく跳ね上げて、スッと素早くラインテンションを抜いてフォールさせると、ガツンッと手元に伝わる派手なアタリで大型のスルメイカが次々とヒットした。

船上では常にヒットレンジを共有し、「25mできた~」、「こっちもキタ~」、「次は30mやったわ~」とダブル、トリプル、ついには4人同時ヒットなど、まさに船上はイカパーティー。

初挑戦の長岩さん、山岡さんも常にロッドが曲がり、繊細なアタリを捉えたという満足感と上腕二頭筋を刺激するギュンギュンと強烈なジェット噴射を楽しんでいる。

アジ乱入で尺級確保
また、「娘にアジの刺し身を食べさせたい!」と、船長に「アジが入ってきたら教えてください」とお願いしていた長岩さん。船長からの「アジが入ってきたよ~」との合図に、早速ジグヘッドにワームをセットして投入。

底付近をフワフワッと優しく探ると、コツコツコツッと激しく穂先がたたかれた。
ヤリイカも登場し御三家そろい踏み
その後はアカイカ、スルメイカに加え冬イカとも呼ばれるヤリイカも登場。イカ御三家そろい踏みの釣行となった。

そして、初挑戦の2人も大満足の釣果で、午後11時に納竿となった。船中、皆さん3種のイカを合わせて50匹前後の釣果となり、次の日の筋肉痛が確定した(笑)。非常にアタリの多い、これぞメタルスッテゲームといった「誘って掛ける」を堪能した釣行となった。

そして、今後も釣果はさらに期待できる。水温の低下とともに、ヤリイカの釣果はさらに上向きになると思われる。安定のアカイカ、春先に向けてはスルメイカの猛ラッシュがもう一段階ヒートアップする。寒い冬こそ、熱い大人の夜遊び。メタルスッテゲームはこれからが本番だ。
『イカメタル』絶好機到来 覚えておきたいキホンの誘い方5パターン
イカメタル攻略:現役船長に聞くキホンとステップアップ法【一問一答】
LINEで『TSURINEWS』の厳選記事が届く!「アカウントメディアプラットフォーム」に...
<週刊つりニュース中部版APC・橋本広基/TSURINEWS編>
▼この釣り船についてエヌテックマリン
この記事は『週刊つりニュース中部版』2024年2月9日号に掲載された記事を再編集したものになります。