2月上旬、名古屋港のシーバスを狙おうと、仕事帰りに名古屋市中川区まで足を伸ばしてみた。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・戸松慶輔)
名古屋港でルアーシーバス釣り
釣行当日は、大潮で満潮が午後4時38分の潮回りだ。
道中にフィッシング遊名古屋南店へ立ち寄り、シーバスのエキスパートであるスタッフの後藤さんに近況を聞いてみる。
なので河口付近を狙った方が良いかもしれないとのこと。河川筋へ行こうと思っていたが、それを聞いて行き先変更。名古屋港に流入する河川の河口部へ向かう。

建造物と街灯の光が明暗を形成しているポイントに到着。準備を終えて明暗部をしつこくシンペンで探っていくが、開始から1時間ベイトっ気もアタリも全くない。
シーバスヒットもトラブル発生
ここで確証はなかったが、個人的に実績のあるファンツールのシンペン80コットンキャンディにチェンジ。着水後5秒ほどカウントしてレンジを入れてから、ゆっくりリーリングを開始。
ルアーが暗い所から明るい所へさしかかったところで、トンッとルアーに触りが出た。ハリ掛かりしなかったのでまだチャンスはあると考え、同じポイント、同じレンジ、同じスピードでリトリーブしてくると、モゾッとした違和感でアワせてヒットに持ち込んだ。
沖に向かって必死に暴れるが、サイズはそこまで大きくなさそうだ。ロッドで浮かせて水面に出てきた魚は50cmほどだろうか。ここで背中に差しているネットを取り出そうとしたら取れない?
金具がゲームベストのD環に絡まるように引っ掛かって、どうしても取り出せないのだ。
テンションダダ下がりだが、ヒットルアーと魚がいるレンジはつかんだ。ここまできたら意地でも1匹釣り上げてやろうと、先ほど魚がヒットした場所へキャストを繰り返す。
今年初の本命は50cm級
さすがに続けては釣れないだろうと、ちょっと冷静になりつつリールを巻いていると、手元にまたしてもトンッという感触。考えるよりも体が先に反応してロッドを曲げていた。
ロッドにググッと重みがかかり、魚の生命反応が手元に伝わってくる。丁寧にいなしながらじっくりと水面まで浮かせ、空気を吸わせると観念したようですんなりネットイン。

逃げた1匹なのか別の個体かは分からないが、取りあえず本命の50cmほどのシーバスをキャッチできてひと安心。今年初のシーバス釣果に笑顔で記念撮影。

シャフトの金具が折れてしまったのは痛いが、本命が1匹でも見られたのだから良しとしよう、と無理矢理自分を納得させて帰路に就いた。これからバチ抜けが本格化してくる名古屋港は、さらに釣果情報をにぎわせてくれるに違いない。
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<週刊つりニュース中部版APC・戸松慶輔/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース中部版』2024年3月1日号に掲載された記事を再編集したものになります。