北海道では漁港の空洞になっている壁際や、昆布が生い茂ってる壁際に居着アイナメも多いです。しかし、まだ壁際でアイナメをキャッチした経験のない私。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・久末大二郎)
壁際に居つくロックフィッシュを釣る
ロックフィッシュ=ボトムというイメージが強いですが、アイナメは季節が進み、活発になる海水温が8度~15度くらいの時期になると、漁港の壁際に生えてる昆布の影に隠れて餌となる小魚に飛び出して捕食したり、壁についてる甲殻類を捕食したりするとの事です。
つまり、ボトムについてるというよりは壁際の中層にサスペンドしてるようなイメージになると思います。
この釣行で釣果が出るまでは、ボトム付近での釣果ばかりで「壁際で本当にアイナメ釣れるのか?」と疑心暗鬼ではありましたが、釣りの幅を広げるべく、壁際攻略について色々勉強しはじめました。

壁際の釣りをYouTubeで学ぶ
季節ごとに様々なフィールドでルアーフィッシングの醍醐味をお届けしている、北海道の老舗の釣り雑誌のNorth Anglersがお届けする釣り番組 “North Anglers TV”。
YouTubeにもUPされており、特にロックフィッシュを取り上げている回はロックフィッシュに精通されているフィールドスタッフの方が多数出演されており、色々と勉強させて頂いております。
YouTubeにUPされている 「港のロックフィッシュゲーム入門【リグ/ポイント/アクションを徹底解説!】」の動画内からエコギア・ノリーズプロスタッフ、JungleGymフィールドスタッフ、三上顕太さんが出演されてる回から、壁際の攻略を勉強させていただき実践しました。
実践するポイントを絞る
解説されてるポイントから、今回実践してみようと思ったことを2点選びました!
1. 空洞になってる昆布の茎の部分をほぐしながらリグを落とし込んでいく。
2. リフトする時にロッドアクションを加えてアイナメにアピールする
「1」に関しては茎の部分からほぐしてリグを通すと根掛かりをしにくいと動画内で解説されております。
「2」に関しましては、相当活性が良くない限りプレッシャーのかかってるフィールドとかであれば落としたときにアクションを加える事が重要と解説されております。
ここまで精通されてる方なら、きっと他にも色々なこだわりやポイントがあるのでしょうが、まずは解説されていた2点を意識して壁際を攻略しよう!と次回の釣行に備えました。

室蘭沖堤防へ
前回室蘭沖堤防について記事にさせて頂いただきましたので、アクセス方法等はこちらの記事からご覧ください。
前回はノープラン釣行でしたが、今回は壁際でなんとか1本出せたいいなと、課題を持って取り組みました。
タックルセッティング
ロッド : DAIWA HRF 76MHB
リール : DAIWA TATULA SVTW 103SHL
ライン : DAIWA デュラセンサー×4+Si2 1.2号
リーダー : フロロ16lb
シンカー : JUNGLE GYM Beans Sinker 21g
ワーム : ECOGEAR BUG ANTS 3 ハーミットグラブ

40cmのアイナメをキャッチ
今回の記事の釣行日は4月8日。雪代と言って雪解け水が海に流れ込む時期で若干濁り気味。まだ本格的なシーズンインではなく、魚の動きもまだ悪い状況。
朝イチはシャローエリアに入りました。テトラ帯が隣接しており、昆布も多く、越冬したアイナメが壁際にくっついてないかなぁ?と早速壁際にリグを落とし込んでみます。
小移動しながら壁際を落とし込んでいくと、コツコツ…ググン!とティップに重みがのりすかさずフッキング!
サイズは40cm前後ではありますが、学んだ事を実践する場で狙い通りの1尾に嬉しさ倍増でした!

沖堤防という事で潮が早いのもあり、重めの21gをセットしました。普通の漁港であれば10g程で良いのかな?と思ったので次回実践してみたいなと思います!
釣り大会へも参戦予定
トップトーナメンターのYouTubeから得たヒントから、攻略できた「壁際」の釣り。
動画で学んだことを実践してみて、いい感触を掴んで増えた引き出し。今後は状況に応じて今回実践した “壁際” の釣りも取り入れて釣行していきます!
話は変わりますが、6月16日に北海道の森・鹿部町で開催されるパワーオーシャンカップのツアー戦に筆者の私も参戦します!
ロックフィッシュのトーナメントが盛んな北海道。大会に向けての準備やプラクティスだったり、今後はトーナメンターデビューするにあたっての記事や、トーナメント出場してみての感想等も、記事にできたらと思っています!
堤防ロックゲーム(ルアー根魚釣り)の【初心者向けYouTube解説動画】5選
「ロックゲーム」ステップアップ解説 真昼に試したい『ダーティング』
LINEで『TSURINEWS』の厳選記事が届く!「アカウントメディアプラットフォーム」に...
<久末大二郎/TSURINEWSライター>