子供たちを連れて夜のボート釣りへ出かけた。早起きをする必要もなく、ゆっくり準備ができるのでオススメだ。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 編集部)
子ども連れでも安心のナイトボートゲーム

これからの季節、日中の炎天下の釣りは魚よりも暑さとの戦い。子連れで安心して楽しむには、朝マヅメか、夕マヅメ。そして夜釣り。いわゆるナイトゲームが安心だ。

しかし、日の出前に子どもを起こし、一連の準備をさせるのがまぁとにかく大変だ。その点、夕マヅメやナイトゲームなら、日ごろの活動時間中のスタートだからのんびり準備できるし、誘いやすい。

今年のゴールデンウイークはすでに夏日予報。日中の炎天下を避け、釣友親子と湾奥ナイトゲームに行くことになった。今回はキッズ3人をメインにカサゴ狙いなのだが、夜の堤防は気が抜けず親たちが釣りに集中できないので、名古屋港近辺に出船しているボートで楽しむことにした。

かくして釣友大人3人とその子どもたち、小学6年生&5年生の女子2人と4年生の男子1人。総勢6人のパーティーで昨年ボートキス釣りの際お世話になった、愛知県知多市から出船している釣り船オーキッドのナイト3時間便を予約した。

ナイトはもちろん、ボートゲーム初心者でも安心の3時間コース大人1人5千円。

当日は予報通りの真夏日。連休前半の混雑する釣り公園を遠巻きに眺めながら、私たちは夕涼み気分。さらにボートというレジャー感に子どもたちもワクドキ&少し背伸びしたような感覚にハイテンションで、午後7時に出船した。
ルアーとエサでいざ実釣へ
すでに日は落ちて、刻々と夕闇に包まれていく。海風と波を軽快に切り裂いて向かう最中、遠くのコンビナートの明かりがつき始め、停泊する大きなコンテナ船やタンカーの脇を抜けて、ポイントに到着。早速釣りをスタートする。子どもたちは底取りの感覚に戸惑いながらも、見よう見まねでジグヘッドに装着したワームで誘いをかけていく。
エサ釣りの森本さんは、頻繁にくるアタリをフッキングに持ち込めずもん絶している。すると茜ちゃんにヒット。ブラクリにワーム仕掛けで20cmほどのカサゴを釣り上げご満悦。もうすでに大満足だ(笑)。
良型カサゴ連発&シーバスも

お隣の僚船に乗り込んだ中里姉弟も感覚をつかんだようで、良型カサゴを連発しているようだ。

ポイントを移動していくと、アジの群れにも遭遇。早速ジグサビキを投入すると26cmの大アジが釣れ上がったり、中里パパのバイブレーションに50cm近いシーバスがヒットしたりと、3時間のナイトゲームを満喫させてもらった。

一連の工程では、水深5~18mくらいのポイントをランガンしていくのだが、途中、潮の流れが速く底取りに苦労する場面や、アジやシーバスを狙う際、フォールスピードやアクションに難儀したり……と、反省点もちらほら。

状況に応じてアジャストできるよう、シンカーやメタルジグは5~60gぐらいまでを準備しておくと、さらなる好釣果が見込めそうだ。

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<週刊つりニュース中部版 編集部/TSURINEWS編>
▼この釣り船について釣り船オーキッド
出船場所:知多市
この記事は『週刊つりニュース中部版』2024年5月24日号に掲載された記事を再編集したものになります。