ハゼ釣り終盤戦の12月、千葉県浦安市を流れる境川に出かけてきました。当日は期待していた「型」はイマイチだったものの、持ち込んだダイソータックルが活躍した釣行をレポートします。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・尾崎大祐)
境川でのハゼ釣り
例年7月頃から年内一杯まで、ロングランで楽しめる関東屈指のハゼ釣り場。釣り場は広く(長く)、浦安市役所付近から河口までとなっています。
新浦安駅から近いということで電車釣行に向いているのですが、筆者が訪れた12月は注意が必要。お隣りの舞浜に隣接する夢の国がクリスマスバージョンとなっていることから、7~8時台の京葉線が激混みとなってしまいます。
ちょっと寒いですが、この時期に電車釣行するなら6時台前半の利用がおすすめ。ハゼ釣りとは言え、釣り道具はそこそこかさばるので、できれば混雑は避けたいですよね。

ダイソータックルを使用
実はこの釣行の前々日、ダイソータックルでオマールエビ釣りをし、イソメエサが余ったことによる「これは勿体ない!」という、筆者の貧乏性が原因で実現。さらには「どうせならタックルも同じものを使ってみよう」ということになりました。
さらに前日「そういえばハゼの仕掛けも売っていたような」と思い、再びダイソーに行ってみるとこれがビンゴ!オマールエビ釣りでは実現できなかった「オール・ダイソー」でハゼ釣りに挑む運びとなりました。
しかも、この時期のハゼ釣りはポイントが深かったり遠かったりと、道具の性能が意外と釣果を左右する要素になるので、検証してみるにはうってつけです。

ダイソーの仕掛けは針流線7号、ハリス1号の2本針が3組入っていました。この時期のハゼ釣りには丁度良いサイズです。
また、写真の右下に写っているカウンターも、ダイソーかセリアかは忘れてしまいましたが、以前100均で購入したもの。かれこれ10年近く使用し、金属部分はサビてしまいましたが、まだまだ現役で活躍しています(笑)。
意外なポイントで釣行開始
東京発5時34分発の京葉線で新浦安を目指す。車内は空いているわけでも、混んでいるわけでもない、犯人を尾行するには丁度良い感じ。そして案の定、舞浜駅にて多くの人が下車していきました。
5時台でこれなので……7時台は大変なことになると思われます。そして筆者は新浦安で下車。境川沿いをてくてく河口方面に歩いていきます。この時期は「落ちハゼシーズン」ということで、ポイントは勝手に河口付近と決めつけていたのですが、河口からはまだ1km以上距離がある入船橋付近で第一釣り人発見!
しかも何やら釣れているようなので、筆者もまずはこの付近に釣り座を構えることに。道具の準備をしながら、体を温めるために角ハイをちびちび。
こんな「まったり」が可能なのも電車釣行ならでは。気づけば……近くにいた細身の釣り人が井川遥に見えてきた(汗)朝から9%はちょっと濃かったかな。
ちょい投げで狙っていく
境川の特徴は、基本岸から1~2mは牡蠣殻の根があり、そこから中央にかけては砂地となっています(場所によっては中央付近にも根があります)。
夏から秋にかけては手前にもハゼがいるので、のべ竿(3m前後)でOKなのですが、今の時期は水深がある中央付近に溜まっているようで、手前では釣れず。稀に釣れたとしてもシマハゼばかりでした。

ここは2.7mのダイソーリールタックルの本領発揮です。

マハゼをキャッチ
のべ竿で岸近くを狙うならホタテエサが有効なのですが、エサ持ちが悪いソレはちょい投げでは吹っ飛んでしまう場合があるので、ここでの落ちハゼシーズンはエサ持ちの良いイソメエサが基本。2cm位にカットして針に付け、川の中央付近めがけて投げます。
そして、放置。本来なら手前の根まで、2.7mの竿を有効利用してちょっとずつ引きずっては止めてを繰り返し、アタリを出すのが正解なのですが……9%をちびちびやってしまった後では、もうそんな釣りは不可能。潔くブッコミ&放置の釣りに徹します。
しかし、それでもしっかりアタリは出て、軽くアワセをいれると、10cm前後で、思っていたより型は小さいものの、ちゃんとマハゼが釣れました。

河口方面へポイント移動
ちょい投げ放置。アタッたら竿を持ってアワセを入れる。こんなのんびり釣法でポツポツ数を重ねること1時間半。クーラーの中のマハゼは7匹となりました。
下げ潮となり、引き続きここでやれば確実に数を重ねることは可能なのですが、角ハイが空になったこともあり、せっかくなので別のポイントを見てみようかなと、少しずつ河口付近に移動してみることに。
しかし……高洲橋付近、明海橋付近を攻めてみるも、アタリはなし。そして釣り人もなし。10時ちょい過ぎ、下げ潮がとまりかけてきた所で納竿としました。
ダイソータックルについて
実際、オマールエビ釣りをやっている最中から、ダイソータックルで問題なくハゼは釣れると思っていました。
ただ、筆者が気にしていた点は、ちょい投げでリールのライントラブルは起きないか、ガイドが外れないか、根掛かりの対処で竿先の破損等は起きないか、といった点。結果はいずれも問題なし。
使い続けていればいつかは起きてしまうトラブルだとは思いますが、意外と、と言っては失礼ですが、しっかりしている印象を持ちました。今後もハゼ釣りはもちろん、別の釣り物に持ち込んでみようと思います。

<尾崎大祐/TSURINEWSライター>