3月20日(木)に横浜市で行われた「ジャパンインターナショナルボートショー2025」に潜入。プラスチック部品などを製造している「恒徳化成工業株式会社」が7万円台から購入することができる「分割式ミニボート」を販売しているとの情報を聞き、ブースへ突撃取材を敢行。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWS編集部・河野)
恒徳化成工業株式会社とは
恒徳化成工業株式会社は、三重県名張市に所在する会社で、あらゆる合成樹脂の成型加工や金型制作を行っている企業だ。
そんなプラスチック部品のプロが軽自動車にも積める分割式のボート「Kotobo」を販売。気になった筆者は同社ブースへ訪問し、発売に至った経緯などを伺った。

分割式ミニボート「Kotobo」
当日取材対応いただいたのは、同社製造部部長で「Kotobo」開発者の小堀雅希さん。「Kotobo」の発売経緯やボートの特徴について伺った。

開発の経緯
まず前提として、社内に釣り好きが多くおり、私自身も釣り好きです。日々社内の仲間と釣りをしている中で、「こんな形のボートが欲しい」と冗談半分に話をしており、弊社代表にその話を提案したところトントン拍子で開発がスタートしていきました。
プラスチックの加工などはノウハウがあったので、金型設計~製品化まで1年半くらいで完成しましたね。
「Kotobo」の特徴
一番の特徴はボートを「分割できる」という点です。連結部分は、ボルトとナット、強化器具で固定するシンプルな構造のため、初めての人でも簡単に組み立てることが可能です。
また、分割式なためコンパクトに収納でき、軽自動車にも積むことができます。
一番小さなボートだと2分割からあり、4分割(3連結)までであれば、船舶免許がなくても乗ることが可能です。
真ん中は共通のパーツになっているため、船舶免許をお持ちの方はお好みに合わせて大きくすることができるので、より多様なニーズに対応できるかと思います。

どんなアングラーにおすすめ?
私自身バス釣りが好きなので、バス釣りにはピッタリです。また、この「Kotobo」は「海での波切の良さ」にはこだわって設計をしています。船首部分が波切に最適な反り加減になっており、このデザインは他社さんのミニボートにはあまりないと思います。
これまでおかっぱり専門だった方や、高価なフィッシングボートに手が出せなかったサラリーマンアングラーの方にぜひおすすめしたいですね。

サラリーマンでも夢のボートオーナーに
今回話を聞いて、一サラリーマンである筆者も真剣に購入を検討してしまった。販売価格等は公式HPに詳しく記載されているのだが、一番安いモデルだと7万円台からあり、お財布の面でもかなり魅力的だ。
これまで、費用面や管理面でマイボートを所有することにためらっていた方は、検討してみてはいかがだろうか。
<河野陸/TSURINEWS編集部>