今週のヘラブナ推薦釣り場2025【埼玉・丸堀】
今週のヘラブナ推薦釣り場2025【埼玉・丸堀】 画像（5枚）

埼玉県さいたま市にある丸堀は農業用の溜め池で、周囲はゴルフ場に囲まれ比較的静かな釣り場。毎年漁協による放流のおかげで魚影はそれなりに濃いが、盛期は大型主体の釣りになるため、けっして簡単には釣れない。

それでもいい時は40cm前後の数釣りも可能で、既設釣り台から手軽に楽しめるのも魅力の1つ。

（アイキャッチ画像提供：週刊へらニュースAPC・若松恵治）

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概況とポイント

東西に長く、周囲は約700mほど。ゴルフ場に隣接しており、近くには高校のグラウンドなどがあるが、大きな道路に隣接していないためか比較的静かな池だ。

今週のヘラブナ推薦釣り場2025【埼玉・丸堀】
今週のヘラブナ推薦釣り場2025【埼玉・丸堀】
丸堀の概況（提供：週刊へらニュースAPC・若松恵治）

愛好会で管理されており、北岸・南岸ともにいくつもの既設釣り台が設置されている。北岸は3人から4人用の台が6～7台と8人用の台が1台ある。南岸は3人から4人用の釣り台が数台と、1人用の台が数台あり、両岸とも20人から30人ほどは入れるようになっている。

今週のヘラブナ推薦釣り場2025【埼玉・丸堀】
今週のヘラブナ推薦釣り場2025【埼玉・丸堀】
北岸・年金台（作図：週刊へらニュースAPC・若松恵治）

水深は最深部が3mほどで、山と呼ばれる北岸の西側のポイントは1.5m前後と浅くなる。また東側にある歩道橋のすぐ前も浅く、春先の乗っ込み時に人気が出るポイント。

放流は漁協によって毎年おこなわれているので魚影はそれなりに濃いのだが、大型の地ベラがメインとなる。そのためか、時期によってはかなり難しい釣り場だ。もちろん夏季のいい時などは、40枚や50枚という大釣りも可能だが、冬季はオデコも当たり前。夏季でも混雑や状況次第では釣れなくなる。

今週のヘラブナ推薦釣り場2025【埼玉・丸堀】
今週のヘラブナ推薦釣り場2025【埼玉・丸堀】
南岸の様子（提供：週刊へらニュースAPC・若松恵治）

この池の特徴として、必ずではないのだが「雨の次の日は釣れない」とよく言われている。

逆に雨が降っている最中はよく釣れるのだが、雨がやんだ直後から釣れなくなるなんてこともあるくらいだ。

釣れるヘラのサイズは尺1寸から尺2寸が当たり前で、40上も珍しくない。手軽に大きなヘラを釣りたい人にお勧めだ。

※その他の注意点

ゴミの持ち帰りはもちろんだが、各釣り台にはホウキが用意されているので、納竿後は使用した釣り台を軽く掃いておこう。また1人2人で人数分以上の場所取りは禁止されており、トラブルの元にもなるので注意していただきたい。

釣り方とエサ

この記事が出るころには宙釣りが中心になり、セットから両ダンゴの釣りに変わるころだろう。

竿は8尺程度の短竿でも釣れるが、状況によって12尺竿くらいまで用意しておくと無難だろう。仕掛けは道糸0.8～1号程度で、ハリスは0.4～0.5号。

今週のヘラブナ推薦釣り場2025【埼玉・丸堀】
今週のヘラブナ推薦釣り場2025【埼玉・丸堀】
卓球台とどんつき台（提供：週刊へらニュースAPC・若松恵治）

エサは普段から使い慣れているもので十分。夏季は水面直下にヘラが見えるほどになることも多いが、釣れるタナはさまざま。カッツケから底付近まで探ってみるといいだろう。もちろんダンゴが苦手な人はウドンセットや角麩セット、またトロ掛けセットも有効だ。

底釣りに関してはどうしても型が悪くなる傾向になり、コイなども多いので気をつけてほしい。

＜週刊へらニュースAPC・若松恵治／TSURINEWS編＞

丸堀
この記事は『週刊へらニュース』2025年4月25日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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