冬から春に変わる季節の変わり目には、強風に悩まされることもあると思います。そんな時に活躍するのが、ヘラウキ『舟水』の新作底釣り浮き「両ウドン・グルテン底 極細ソリッド竹足バージョン」です。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・岩浅健太郎)
神扇池でヘラ釣り
4月上旬、ダイワへらフィールドテスターであり、ヘラ浮き「舟水」フィールドモニター、神扇池フィッシングアドバイザーでもある田邊 忠史さんとともに、埼玉県幸手市営釣場・神扇池へ釣行しました。
場所は西桟橋250番。田邊さんは2席空けた252番で、竿はお互い13尺を使用し、両グルテンでの底釣りを行いました。

当日のタックル
・竿:鬼武者 13尺
・道糸:棚ボケしない糸 0.8号
・針とハリス:D-MAX へらV糸付 Pマルチ針 4号/ハリス 0.4号(長さ:50cm×58cm)
・浮き:舟水「両ウドン・グルテン底 極細ソリッド竹足バージョン」14番
→ 上針トントン、トップ5目盛り出しに重り調整
エサ
・極めグルテン 50cc
・おさつグルテン 50cc
・水 110cc
→ 針がちょうど隠れる程度に、小さく丸めて付ける
田邊さんもほぼ同じセッティングでしたが、浮きは1サイズ上の15番を使用していました。
新作ウキの特長
2枚合わせ・約4.5mmのボディー(白塗り)に、へら浮きのトップとしては最細にあたる0.6mmの硬質・極細ソリッドを装着した、冬場に大活躍するヘラ浮きです。
休日の食い渋り時にもウキがしっかりと動きます!主に両ウドンの底釣りや両グルテンの釣りに適しており、特に休日の食い渋り時でもウキが動きやすく、ハッキリとしたアタリを出すのに最適な設計となっています。
低水温時に特有の、ヘラブナが小さく吸い込んだ際に出る「ツっ!!」や「モゾッ」と抑え込むような食いアタリも、明確に釣り手へ伝えてくれます。
使用シーンと適正サイズ
細身スレンダータイプのウキなので、使用サイズの目安は、竿10尺なら11番、13尺なら14番といったやや大きめのサイズを使うと良いでしょう。
底釣りの基本となる「底立て(タナ取り)」をきちんと計測し、小針&0.2~0.4号の細ハリスを使えば、超高感度をさらに活かし、アタリをより多く呼び込めます。
風のある日は、トップ先端から5目盛り下の赤程度までなじませてあげることで、風の抵抗を受け流すことができます。

強風下で実釣検証
釣行は午後の部からで、餌打ち開始は11時15分。この時点では風もなく陽射しもあり、まさに釣り日和。しかし、池の中はまだ冬の装いで、なかなか最初の1枚が出ません。
先に釣ったのは田邊さん。カチッとしたアタリでのヒット。最近の神扇池は回遊待ち傾向が強く、魚が回ってきたタイミングで確実にアタリを出して釣ることが、数を伸ばす秘訣だそうです。
時間が経つにつれ風が吹き始め、水面に波が立ち、流れも出てきました。非常に釣りにくい状況でしたが、細いトップが風をかわし、竹足の浮力で流れにも強く対応。さらに極細ソリッドのトップのおかげで、小さなアタリも大きく表現されて釣りやすい印象でした。
その結果、強風の中でもなんとか私も1枚釣り上げることができました。その後も田邊さんと共に新作浮きで数を伸ばし、満足のいく釣果となりました。

ヘラ浮き「舟水」作者紹介
・ブランド名:舟水へら浮き
・作者:舟水こと、佐藤 昇氏
佐藤氏が開設した舟水ウキのホームページは25年を超え、浮き作りの歴史はすでに55年になります。
モニターやお客様と一緒に日々研究を重ねながら、より良いヘラ浮きを目指して改良を続けておられます。古き良き時代から受け継がれる技術を大切にしつつ、現代の釣りスタイルにも合う浮き作りを心がけているとのこと。
今なお昔と変わらず1本1本を手作りで丁寧に制作されており、その姿勢には多くのファンが共感しています。
ぜひ気になった方は、舟水ウキのホームページをチェックして、ポチっと購入して釣り場で使ってみてください!

<岩浅健太郎/TSURINEWSライター>