今季の東京湾のシーバスはどこも不調だ。これは河川でも同じで、なかなか釣れない日々が続いている。

しかし、全く釣れないかというと、それも違い、釣れる条件が非常にシビアになっていると感じる。こうなると、場所の選択一つ取ってもかなり気を使う。そんなわけでこの記事では、「場所」にこだわった釣りをしてみた。はたして、この難しい季節を攻略できるだろうか。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

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養老川でシーバスとクロダイ狙い

6月2日(小潮)本日は千葉県のメジャー河川である養老川へ、夕方からナイトゲームでシーバスとクロダイの両方を狙って釣りに出かけた。

養老川シーバスゲームで本命不発も40cm級クロダイ【千葉】アタリは多く今後に期待
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いよいよ梅雨の季節(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

今回この場所を選んだのは、ベイトが多いことと、何より他の魚も高確率で狙えるからだ。シーバスがダメでも、マゴチやクロダイに切り替えて楽しもうという釣行だ。

養老川シーバスゲームで本命不発も40cm級クロダイ【千葉】アタリは多く今後に期待
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ホテルの見えるポイント(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

夕方は不発

さっそくやや下流から上流へ向けて、いくつかあるポイントをバイブレーションルアー(5g)で釣って行く。正面にビジネスホテルが見えるポイント付近は、複雑な地形変化がある。そこを丁寧に探っていくと、手前のボトム(底)付近で小さなアタリがくる。

養老川シーバスゲームで本命不発も40cm級クロダイ【千葉】アタリは多く今後に期待
養老川シーバスゲームで本命不発も40cm級クロダイ【千葉】アタリは多く今後に期待
小型バイブレーションが活躍(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

マゴチか、クロダイか、はたまたシーバスか、いずれにしても小さいようだが、とにかく活性が高い。投げるたびになにかしらの反応がある。そんなこんなでアタリを楽しんでいると、すっかり辺りが暗くなってしまった。ここからナイトゲームで本格的にシーバスを狙っていく。

有名ポイント「橋脚下」へ移動

少し上流へ歩き、有名な橋脚下へ入る。ここは、全国的にも有名なポイントだが、少しでもルアーを沈めると、根がかりで大事なルアーを持っていかれる。そこにシーバスやクロダイが付くのだが、この根の位置を把握している筆者は、あえてバイブレーションルアーを使って攻略する。

養老川シーバスゲームで本命不発も40cm級クロダイ【千葉】アタリは多く今後に期待
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足場は比較的良い(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

状況はベイトも多く釣れそうな雰囲気だ。チャンスとみて、シンキングペンシルやフローティングミノーなどを使うも、小さなアタリが少しあるだけでここでも針に掛からない。

バイブレーションでクロダイヒット!

そこでバイブレーションルアーをリフトアンドフォールで流れに乗せると、フォールでガツン!ときた。一瞬、シーバスかと期待したが、グイグイと首を振って上がってきたのは、40cm級のクロダイであった。

養老川シーバスゲームで本命不発も40cm級クロダイ【千葉】アタリは多く今後に期待
養老川シーバスゲームで本命不発も40cm級クロダイ【千葉】アタリは多く今後に期待
ベイトはカニも多い(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

今日のような、魚がなかなか針に掛からない状況の中で、嬉しい1匹ではあるが、シーバスはやはり難しいようだ。その後はアタリも止まり、時間も遅くなったので本日の釣行を終わりとした。

アタリ連発で活性は高い

今回、やはりシーバスは出なかったが、流れが出だしたタイミングで数発のボイルを確認した。また、クロダイやマゴチの可能性もあるが、それらしきアタリも何回かあった。

養老川シーバスゲームで本命不発も40cm級クロダイ【千葉】アタリは多く今後に期待
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肝心のシーバスは不調?(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

小潮であまり良くない潮だと考えると、この日の養老川は、魚の活性が高く、今後に期待が持てる釣りとなった。潮とタイミングが違えば、おそらく釣れる魚も変わってくるはずだ。

<宮坂剛志/TSURINEWSライター>

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