福井県敦賀沖でイカメタルゲームに挑戦し、スルメイカを中心に好釣果を記録。オモリグやイカメタルを駆使し、棚やリグを細かく調整しながら釣果を伸ばし、最終的に29匹を手中にした。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤明洋)
敦賀沖のイカメタルゲーム
天候に恵まれずヤリイカシーズンをスルー。6月3日、遅ればせながら今年初のイカメタルゲームをと、福井県敦賀市の遊漁船に単独釣行した。
出船時間の午後5時30分の2時間前に駐車場に到着。待機していると、「ケミホタルの取り付け位置を教えて!」と同年配のアングラーに聞かれた。前日ケミホタル効果でスルメが好調だったようだ。
私はケミホタルを付けず、サバやフグの猛攻に備えてイカメタル2組とオモリグ1組の3タックルを準備した。

実釣開始&スルメイカ手中
釣り座は左舷ミヨシから2番目となり、オモリグには絶好のポジションだ。ポイントまでは約1時間で到着、実釣開始は6時30分だ。
「水深106m。スッテは25号で始めてください」と声がかかった。早速ダートマックスオモリグスペシャルのホロレッドにリーダー1.6mで開始する。
着底後、大きく3回ほどワンピッチワンジャークでシャクリを入れステイ。エギをゆっくりフォールさせるため5~10秒待つ。

船中で続々ヒット
すると、あちこちでヒットコール。午後7時ごろに点灯し、ボトムから数回シャクり上げて70mラインでステイした途端ヒット。ズシリとした重量感はスルメイカだ。
ボトム付近から30mほどの範囲を攻めたが続かないので、早々にイカメタルにチェンジ。鉛スッテはメタリンのイエロー。ドロッパーはイージースリムのパープルだ。
ヒット情報から60mラインで始めようとカウンターを見ながらステイした瞬間、ティップに反応。即ヒット。バットを時折押さえ込み、2匹目のスルメイカを取り込んだ。
スルメイカ高活性タイム突入
活性は高く、落とし直すと今度は58mで即ヒット。次に55m、徐々に上ずってきた。連続ヒットに隣から「よく釣れますね」と声をかけられたので、60mラインから上向きでヒットが続いていると情報を共有。
しばらくすると、お隣さんも初ヒット。30分ほどアタリが続き、スルメイカばかり8匹を取り込んだ。この時間帯はマイカの情報はない。
オモリグでスルメイカ手中
午後8時半を過ぎてアタリが遠くなってきたのでオモリグにチェンジ。50mまで落としてシャクリを入れようとした途端にヒット。強い引きはスルメイカだ。豪引を楽しみながら取り込んだ。
ミヨシのアングラーはイカメタルで順調に釣果を伸ばしており、マイカも釣り上げていた。せっかく活性の高い日に恵まれたのだから、取り込みから再投入までの手返しを早く行い、1匹でも多く釣ろうとペースを上げる。
40mラインで連続ヒットとなったが、隣のアングラーとオマツリの連続。
サミングフォールで解消後入れ食い状態になったが、今度は巻き取り途中に魚がアタックする。傷ついたイカが上がることもしばしばだが、早巻きで抜け切るしかない。
最終釣果
40mラインでアタリが減ったので60mラインまで落とすと、即ヒットにつながった。アタリが遠のく前にドロッパーの交換やタナを変えるなど先手を取っていけば釣果につながるのだろう。
午後11時を過ぎた時点で27匹。沖上がり20分前にクーラーにイカを収めた。20分あれば3匹はゲットできると思っていたが、3匹目を回収中にサバが絡み仕掛けはズタズタ。29匹で終了となった。
全体でスルメイカ約500匹。マイカは50匹程度とのことだった。今回はスルメイカ中心となったが、マイカは夏に向けてこれからが本番だ。

<週刊つりニュース中部版APC・伊藤明洋/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース中部版』2025年6月27日号に掲載された記事を再編集したものになります。