三重県鈴鹿市にある白子漁港へサビキ釣りに出かけた。アミエビを忘れるというハプニングがありながらも、潮のタイミングを活かして15cm級の良型サッパを連発。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤拓磨)
白子漁港でサビキ釣り
6月上旬、三重県鈴鹿市の白子漁港へサビキ釣りに出かけた。快晴で風も穏やか、汗ばむ陽気となった。
昼前に白子漁港に隣接する白子港縁地の駐車場に到着すると、人気の釣り場なので平日も車は多い。鼓ケ浦海岸にはサーフフィッシングと投げ釣りの2人。釣り桟橋では6人ほどがサオを出していたが、あまり釣れている雰囲気はない。

桟橋を下見してから漁港内のスロープがある南角の岸壁に移動してサビキの準備を始めた。当日の潮回りは長潮で満潮が午後1時58分。潮回りは小さいが、上げ潮のタイミングに期待だ。

15cm良型サッパキャッチ
仕掛けをセットしてカゴにアミエビを詰めようとしたが…ない?忘れてしまったようだ。釣具店ヘ買いに行こうと考えたが時間がもったいないので、カゴを外し、ナス型オモリ5号にしてサオ下に落とし込んでみた。
水深は浅く3.5~4mぐらい。オモリが底を切る位置でサオ先を上下しながら仕掛けを揺らしてサッパにアピールする。しばらくするとサオ先がクンクンと震えてヒット。
次はサオ先がフワッと軽くなって海面でバシャバシャとサッパが2匹ジャンプしたが、暴れて1匹はバレてしまった。

サッパヒット連発
サッパが回遊しているようでアミエビを使わなくても釣れてくれる。ラッキー!でも群れは小さいようでシングルヒットが続く。サイズも12~15cmとバラバラだ。
散歩の人が「釣れてますか?」とバケツをのぞき込む。白子漁港の状況を聞くと、サッパは最近ようやく釣れるようになってきたが日むらがあるようだ。キスも釣れだしたがピンギスが多いらしい。タコはまだ上がっていない。など、いろいろ情報を教えてもらった。
時間とともに釣り人が2人増えた。並んで次々にサッパを釣り上げていく。プルプルと小さいアタリは小型のイワシやセイゴ。

最終釣果
サッパの釣果は12~15cmを33匹。アミエビを忘れても釣れたので大満足だ。夕食にはサッパの刺し身と骨せんべいでビールがうまい。サビキ釣りは始まったばかり。これからが本番だ。

<週刊つりニュース中部版APC・伊藤拓磨/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース中部版』2025年6月27日号に掲載された記事を再編集したものになります。