キスの調査釣行を続けているが、今シーズンはなかなか釣果が上がってこない。今回3回目の調査に選んだ場所は三重県津市の千里海岸だ。

鈴鹿市と津市の境を流れる中ノ川河口から、津市の田中川河口にあるマリーナ河芸までの海岸線。午後から時間が取れたので6月中旬に出かけた。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤拓摩)

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千里海岸でキス釣り

釣行当日の潮は小潮で満潮が午前11時46分、干潮が午後5時45分。昼すぎに護岸道路沿いの駐車場に到着した。

千里海岸の投げ釣りでシロギス18匹をキャッチ【三重】小型のゲストフィッシュも活発
千里海岸の投げ釣りでシロギス18匹をキャッチ【三重】小型のゲストフィッシュも活発
当日のポイント(提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤拓摩)

下げ潮の時間帯で、海からの風で白波が打ち寄せていてあまり良い状況ではない。風は吹いているが日差しは強くて暑く、釣り人の姿はない。

サオを出してみないと分からないと割り切り、道具を海岸へ運ぶ。駐車場のすぐ前が海岸なので近くて楽だ。

千里海岸の投げ釣りでシロギス18匹をキャッチ【三重】小型のゲストフィッシュも活発
千里海岸の投げ釣りでシロギス18匹をキャッチ【三重】小型のゲストフィッシュも活発
護岸道路沿いの駐車場(提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤拓摩)

アタリは70m前後に集中

リールをセットした投げザオを伸ばし、ジェットテンビン20号に5本バリの投げ仕掛けを取り付ける。半分に切ったイシゴカイをハリに刺せば準備完了だ。

沖に向かって遠投するが、向かい風で飛距離は100mに届かない。イトふけを取り、リールをゆっくり巻いてアタリを探る。風が吹くとアタリが分かりにくい。仕掛けを上げるとエサのタラシ部分が食べられていた。

タラシを短くして再投入。ゆっくりリールを巻きながらさびいてくると、70m付近でトトトンとアタリが出た。止めて追いアタリを待ったが続かないのでリールを巻き上げると、波打ち際から13cmのキスが顔を出した。小型でもキスを確認し「キスいるじゃん」とやる気が出てきた。

アタリが出た70m前後を集中して探っていくとコンコン、プルプルとアタリが連打してキス2匹とコッパガレイのトリプルヒット。14cmのキスをだけをキープした。

千里海岸の投げ釣りでシロギス18匹をキャッチ【三重】小型のゲストフィッシュも活発
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3回目の調査の舞台は千里海岸(提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤拓摩)

小型中心だが今後は数型有望

アタリが少なくなると少しずつ移動する。70mから60mの間でアタリが出てキスがポツリポツリとヒットした。ハリをのみ込んでいない小型はリリースしながら探っていると、急にドンときて重量感たっぷりのアタリにリールが巻けない。しばらくすると走られて仕掛けを切られてしまった。多分エイの仕業だろう。

小型のゲストフィッシュも活発で、コツコツ、トントンのアタリはセイゴやヌメリゴチ、アタリが分からないのはカレイやハゼ。

全てリリースしていく。風に負けず移動しながらキスを追加し、午後4時前に11~14.5cmを18匹キープしてサオを納めた。

だまだ小型が中心だが、ようやくキスの釣果がアップしてきた。これからは型と数狙いだ。

千里海岸の投げ釣りでシロギス18匹をキャッチ【三重】小型のゲストフィッシュも活発
千里海岸の投げ釣りでシロギス18匹をキャッチ【三重】小型のゲストフィッシュも活発
移動しながら探って11~14.5cm18匹キープ(提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤拓摩)

<週刊つりニュース中部版APC・伊藤拓摩/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース中部版』2025年7月11日号に掲載された記事を再編集したものになります。

千里海岸の投げ釣りでシロギス18匹をキャッチ【三重】小型のゲストフィッシュも活発

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