メバルを釣る気満々で釣り場に出かけた筆者。ところが、待てど暮らせど生命感ゼロ。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・新田貴史)
「今日は釣るぞ」の気合いが空回り
この日は「絶対にメバルを大量に釣るぞ」と強い気持ちで下蒲刈へ向かった。ルアーケースも普段より多めに持ち込み、攻め方も事前にイメージしていた。
が、日が暮れても、満潮が過ぎても、生命感はゼロ。何をやっても反応がなく、心の中で「今日もダメか……」と諦めムードに。

期待せずリグ変更
意気込みが完全に空回りし、潮も緩んできた22時ごろ。手持ちの中から、何となく選んだのはエギングロッドに7gの直リグ。
そしてワームはO.S.Pドライブクロー3インチ、カラーはグリーンパンプキンペッパー。まさに「あるものでなんとかするか」といった組み合わせ。
48cmキジハタ浮上
特に考えもせずぼーっとボトムをズル引きしていた時、突然「コッ」という感触。反射的にアワせると、ロッドが大きくしなり、ズルズルとラインが引き出される。
慎重にやり取りをして上がってきたのは、堂々たる48cmのキジハタ。予想もしないタイミング、想定外のヒットだった。

頑張り過ぎないことが重要?
この経験であらためて思い知らされた。狙えば狙うほど、釣りは遠ざかる。
もちろん準備や経験は大事。でも、釣りは時に「がんばりすぎない」ことが鍵になる。気負いを捨てた先にこそ、釣りの本当の醍醐味があるのかもしれない。
<新田貴史/TSURINEWSライター>
