7月3日、スカイツリー下を流れる北十間川でマハゼ釣りをやってきました。当日は特に工夫を凝らすことなく、3時間の短時間釣行で楽々41匹を手中! 当日の様子をレポートします。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)
北十間川のハゼ釣り場
北十間川は隅田川と旧中川を結ぶ約3.2kgの運河。筆者が釣行した令和7年7月現在は親水公園整備のため、東武橋から小梅橋の区間は立ち入れなかったものの、川のほぼ全域に近代的な遊歩道、及び親水公園が整備されており、快適にハゼ釣りが楽しめる川となっております。

スカイツリー下
ほぼ全域でハゼ釣りが楽しめる川、なのですが、特に快適に楽しめるエリアは何と言ってもスカイツリー下(東京ソラマチ)付近。駅から近い、店が多い(勿論コンビニも)、そして何よりハゼが溜まっているエリアなんです。

またこの釣り場のもう一つの特徴としては、川ということで流れがあり(現在は一部区間工事中ということで流れは緩やか)、ハゼの活性を大きく左右する潮の影響を受けないということに加え、「涼」を演出する噴水が水中の酸素濃度を上げる効果があるようで、その周辺も好ポイントとなっております。

タックル・エサ・仕掛け
北十間川ではリールタックルでの投げ釣りが禁止されているので、使用するタックルはのべ竿一択。2.7~3.6mが使いやすいのですが、雨の日や日差しが強い日に橋の下で釣りをする場合には、1.8mでヘチを専門に狙うのもアリです。
エサ
エサは一般的なハゼのエサ(ホタテ、イソメ等)で問題ないのですが、虫エサ持参の場合でも、念のためホタテも持ち込むことをおススメします。エサ持ちが悪いことで敬遠する方も多いですが、ここではホタテが特エサになることがよくあるからです。
仕掛け
仕掛けはミャク釣り、ウキ釣り仕様のどちらでも可。現在東武橋より西側の数十メートルが工事中ということで、今年に限っては流れが急に速くなることはない(と思う)のですが、工事が終わるであろう来年(令和8年)以降は、重め(といっても1~1.5号)のオモリを持ち込むと安心。針は、6月末の出だしは袖針1~2号、終盤戦となる9月は袖針またはハゼ針4~5号を持ち込むとよいでしょう。
シーズン
ちなみに9月末頃までが横十間川含むここでのハゼ釣りのシーズン、と筆者は認識していたのですが、地元の方によると、ここ数年は、10月いっぱいは釣れるとのこと。海から離れている釣り場としては比較的ロングランでハゼ釣りが楽しめる釣り場となっております。

出だしからハゼ順調!
釣場には朝6時半に到着。平日ということで釣り場は空いているものの、地元のハゼ師と思われる方々は、東武橋近くの噴水周りで竿を出されていました。クリールの中をのぞかせてもらうと、たくさんのデキハゼの中にヒネも数匹。調子は良さそうです。

噴水周りを後にし、筆者はお気に入りのおしなり橋下へ。この日は最高気温が35度を超える予報のため、日差しを避けるためにここを選択しました。
早速準備を済ませ竿を出すと、ヒョコヒョコシモリウキが動き、順調に6~8cmのデキハゼが釣れだす!

後半にはヒネハゼも登場!
出だしは橋の下から2.7mの竿を駆使してちょっとずつポイントをずらしながら釣っていたのですが、やがてアタリが出にくくなってきたため、快適な日陰をあきらめ、足を使って探ることに。
すると、再びポツポツ釣れだす。そして、入れ替わり立ち代わりに地元の方……中には少々お酒臭い粋な方?が声をかけてくれるのもこの釣り場ならでは(笑)。数は既に30を超えていたので、竿を持ちつつ、のんびり情報交換タイムとします。

そして、筆者も仕切り直しとばかりにコンビニで9%の飲み物を仕入れ再び竿をだすと、小さいアタリにずっしりとした重み!ようやく密かに狙っていたヒネ(越冬ハゼ)が釣れました!
最終結果と今後の展望
6時半から9時半までで13cmのヒネ1匹含む41匹。エサ持ちの良いミミズかイソメを持ち込めば、もうちょっと数が伸ばせた可能性もありますが、3時間でこれだけ釣れれば十分な釣果といえるでしょう!
本格シーズンはこれから。夏休みが始まる7月後半以降はワンサイズ、ツーサイズ大きめの針を準備しておでかけください。
楽しめました!
<尾崎大祐/TSURINEWSライター>