7月に入って日本海も熊野灘もイカメタル一色になってきた。どちらも狙いはケンサキイカ。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・原田順司)
若狭大島沖でイカメタル&オモリグ釣行
今回は7月12日に日本海に釣行。出船地は福井県・おおい町若狭大島だ。午後5時に集合し、タックルを積み込んで出船。毎回のことだが、今回もイカメタルとオモリグの両方を用意した。
40分ほど走ってポイントに到着。アンカーが入って釣り開始だ。まずはイカメタルから。20号の鉛スッテはデュエル四ツ目、ドロッパーはアクアウェーブカドル1.8号だ。このカドル、斬新なブレード付きのエギで、そのフラッシング効果は侮れない。
明るい時間帯は、やはりというか異常なし。集魚灯がともっていよいよ本番……というころ、同船していた山内さんにヒット。中剣……までいかないぐらいのマイカだ。
1匹目のマイカを手中
こちらにも……と思っていると、じわっとティップにもたれるようなアタリ。すかさずアワせるといい感じの重量感がのしかかった。
ゆっくり上げてくると胴長25cmクラスのぽってりしたマイカ。渋い若狭湾で1匹目を手にすると、えもいわれぬ安堵感に包まれる。

カドルが奏功
ここ最近撃沈続きの私にとってこの後が問題だったが、この日のマイカは優しかった。9時ごろまでポツポツと乗り続けて2ケタ突破。10匹中6匹がカドルに乗っており、やはり渋い若狭湾では効果はあるようだ。
2ケタ釣果って久しぶりな気がする……。

オモリグに変更
ところがここからが難しかった。ピタリとアタリが止まってしまい、沈黙の時間が流れる。そこでオモリグにチェンジ。シンカーは20号で、エギはカドル2.5号。この日は特定のカラーに偏りはなく、適当に選んだ赤緑をセットする。
軽くキャストしてカーブフォールを織り交ぜながら沈めていき、50mラインから速いピッチでシャクって止める。すると効果てきめん、ティップが勢いよく沈み込んだ。

今季最高の釣果
さらにややサイズダウンのマイカを追加。この後も周りが大苦戦するなか、ぽつりぽつりと追加していき日付が変わるころに終了。釣果は今季最高の16匹。数はイマイチだったが、サイズは総じて良くボリューム満点の釣果となった。
まだまだ貧果の部類かもしれないが、確実に状況は上向きつつある。次回は20匹超え、その次は30匹超えを目指して釣行を重ねていきたい。
<週刊つりニュース中部版 APC・原田順司/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース中部版』2025年8月1日号に掲載された記事を再編集したものになります。
