一般的に擬似餌に分類されるサビキ。それならバス釣りにも流用できるのではないか?そんなしょうもない理屈で仕掛けを垂らした結果!?
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・田中優丞)
夜明け前の豊田市水源公園
7月20日午前3時半、豊田市水源公園に到着。この日は家でゴロゴロしている予定だったが、寝る前にコーヒーを飲んだのがまずかったらしく、まったく寝付けなかった。

甲殻系ワームの直リグで攻める
信頼と実績のダイソーワームの直リグで攻めるも、反応なし。超ハイプレッシャーで知られる水源公園でも、夜釣りなら容易に釣れるだろうと鷹を括っていたが、あえなく撃沈した。
その後もポッパーやクランクベイトなどのアピール力の高いルアーで誘いをかけるも、まったく相手にされず。徐々に空が明るくなりはじめてきた。

ダメ元でサビキを投げる
今日もダメだったかと諦めかけた時、ふとポーチの中に忍ばせてあったサビキ針を思い出した。サビキも定義上は擬似餌、つまりルアーに分類される。バス釣りにも有効のはずだ。そう頭の中で暴論に近い屁理屈をこね、冗談半分でキャスト。

底をズル引き&シェイクしていると、突然ブルブルッと大きめの振動が伝わった。どうせオイカワかカワムツ辺りだろうとラインを巻き取ると…。
18cmブラックバスがヒット!
まさかのブラックバス。普段アングラーたちが1匹釣るのに、あれだけ躍起になって高級ルアーを投げ込むなか、こんな安物の仕掛けであっさりと釣れてしまった。

ルアーというルアーを見てきた百戦錬磨のバスも、どうやらサビキ針は初めてだったらしい。

サイズは18cmと、サビキらしく小ぶりだが、バスを釣り上げたことに変わりはない。

根掛かりロストで終了
このあと、さらにタモロコを1匹釣るも、直後に根掛かりを喰らいロストしてしまった。水源公園はとにかく根掛かりが多い。底を探るときは気をつけないと、あっという間にロストしてしまう。

日が照りつけてきたため、ここで終了。こうしてサビキのまさかの大健闘により、見事にバスを釣り上げた。

<田中優丞/TSURINEWSライター>
