7月21日、北十間川のスカイツリー下と双璧の好ポイント「オリンピック前」でマハゼ釣りをやってきました。猛暑日ということで早朝2時間の短期決戦だったにもかかわらず、ヒネ混じりで62匹を手中!当日の様子をレポートします。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・尾崎大祐)
北十間川のハゼ釣り
隅田川と旧中川を結ぶ約3.2kmの運河で、ハゼ釣りの好ポイントとして有名。中でもスカイツリー下は駅から近い、コンビニから近い、そして安定して釣果が期待できるとあって人気のポイントとなっており、2015年以降、筆者もお気に入りのポイントとして毎年お世話になっています。
そんな「スカイツリー下」でハゼ釣りを楽しむこと10年、地元の常連さんからよく聞く言葉といえば「オリンピック前」。北十間川のハゼポイントとしてはスカイツリー前と双璧らしいです。

「オリンピック前」とは
初めて聞いた時は何のことだかわからなかった「謎の言葉」だったのですが、幾度か聞いているうちに、単に東京オリンピック開催の2年前に設立された老舗スーパーマーケット「オリンピック墨田文花店前」を意味していることがわかりました。
筆者お気に入り「スカイツリー下」からは約1.5km離れているし、何より毎年ここ(スカイツリー下)で安定した釣果を得ることができていたので、あえて行くことはなかったのですが……気になってはいました。

オリンピック前の最寄り駅は亀戸。自宅のある埼玉から行くには、回り込む形で遠回りしなくてはならず、尚且つ駅から15分歩かなくてはなりません。筆者の中の「好奇心」が「面倒」を上回るまで、10年の月日を要しました。

朝イチから入れ食い!
電車を乗り継ぎ、7時30分ちょい過ぎに亀戸駅到着。この日の東京の最高気温は35度。既に額からは大量の汗が噴き出していました。駅前のコンビニで水分を確保し北十間川を目指します。駅から10分ほど歩くと、北十間川福神橋に到達。橋の下をのぞくと、既に3人の釣り人が糸を垂らしていました。
オリンピック前(境橋)へはここから西へ300m位歩かなくてはいけないし、コンビニが目の前にあるし、何より先客はポツポツ釣れているし、ここで糸を垂らしてもいいかもしれないと思うも……せっかくなので当初の目的地・オリンピック前まで歩き、誰もいない橋の下に釣り座を構える。
2投目でハゼ登場
竿は2.7m、針は袖3号でエサはジャリメ。ササっと準備し第1投。水深は思ったより深く2m弱といったところ。シモリウキを調整して第2投。すると、ウキはすぐに動き、10cmに満たないハゼをゲット。

そしてここから7~10cmハゼの入れ食いが始まりました!

最終結果
7時から9時までの2時間で62匹。暑さが一段と増してきたことに加え、僅かに残っていたエサのジャリメが死んでしまったことから納竿としました。何より、この時点でお土産は十二分です!

せっかくなので周辺調査
この日の東京の予想最高気温は35度。熱中症の危険もあるし、もう帰ろうかなとも思ったのですが、せっかくなのでオリンピックで飲み物を購入し、周辺調査を実施してみることに。

境橋より更に西へ歩いた所、ここから先は日差しを遮るような橋等はなく、釣り人もいなかった。そして、横十間川との合流地点は現時点で工事中となっており、川沿いの遊歩道はここで(一旦)行き止まり。ハゼはいると思いますが、この辺りで釣りをするには暑さが和らぐ秋以降がよさそう。

「コンビニ前」は次回有望ポイントか
実は「オリンピック前」というポイントは、今回の釣行で境橋から福神橋辺りを指していると思うようになり、更に釣行後調査を行ったことにより勝手に確信しました。
筆者が境橋下での釣りを終える頃には二人の釣り人が近くで陣取り、そして300m先に見える福神橋付近も釣り人が増え、コンスタントにハゼを釣っていたことがその理由です。

オリンピック前、ではなくオリンピック横には、大きな立体駐車場がありました。因みにスカイツリーにも隣接した立体駐車場はあるのですが、30分450円(ネット調べ)と料金は倍以上。車釣行派には断然こちらがおすすめです。

オリンピック墨田文花店は9時開店(当時)なので、この時間以降なら、鮮魚コーナーでホタテやバナメイエビ等の、ハゼの釣りエサになりうるものが購入可能。万が一の時に安心ですね(笑)。
<尾崎大祐/TSURINEWSライター>
