テーマは「3年目の挑戦in片倉ダム」。出舟1時間半前にボート店へと到着した吉田。

常連の力をお借りし、まずはモジリ探しの旅へと向かうこととなった。

(アイキャッチ画像提供:週刊へらニュース編集部 関口)

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モジリを探そう

片倉ダムに限らず亀山湖も同様、この時期の出舟・帰着時間は5時30分~17時となっている。よって準備の時間などを含めると5時前には受け付けを済ませ、舟に乗り込んでおきたいところ。

ところが吉田がレンタルボート笹川に到着したのは4時ジャスト。興奮して眠れなかったのか。いやいや実はそうではなく、早朝のモジリを確認するための早着だった。

吉田康雄

「でも自宅を1時前に出てきたので、ほとんど眠れていないのに変わりはないんですけどね

そんな寝不足の目を見開いて、モジリ探しにご協力いただいたのは大型伝道師・梶正樹氏。今度吉田の取材があることを伝えたら「でしたらボクが案内しますよ」と。そのかわり早い集合になりますよと言われていたのだ。

梶氏の車に乗り込み、まず向かったのは宮ノ下ピクニック園地駐車場。同店からだと亀山湖方面に戻り片倉信号の先を右折して向かう。

梶氏

「同駐車場からはダムサイトや親水公園下などのモジリが確認できるんです。とくにこれからの時期はダムサイト周辺が有望なので、いつも早着してモジリの有無を見ているんです」

吉田康雄のザ・チャレンジへらぶな【3年目の挑戦in片倉ダム:第2回】
吉田康雄のザ・チャレンジへらぶな【3年目の挑戦in片倉ダム:第2回】
ダムサイト(提供:週刊へらニュース編集部 関口)

梶氏の話に耳を傾けつつ湖面を見つめる。

まだ薄ら暗いので目の悪い記者はまったく視認できないが、目がいい吉田は「すでにバッチリ見えてますよ!」とキョロキョロ。親水公園下周辺にモジリはなかったがダムサイトの入釣禁止ブイ外側で、大型のモジリを数本現認できた。

同駐車からさらに奥へと歩を進めると、見えてくるのがヅウタ橋。橋上からは通称・宮ノ下対岸や橋周辺のモジリが手に取るように見える。

梶氏

「結構モジってますね。これならヅウタ橋下流はありそうですね

吉田もこのモジリの多さには驚いた様子で、ジワジワと興奮度が増していたようだった。

なおヅウタ橋を渡りきった先が星の広場だが、この時期は樹木の葉が生い茂り湖面を見渡すことが難しいそうだ。

有望ポイントをまわる

県道に24号線に戻り鴨川方面へ進むと左手にミニストップ君津笹店があり、その先に架かる橋が椿橋。ここからは通称・コンビニ下と呼ばれるエリアを一望できる。当日はモジリが少なく、あってもコイの可能性が高かった。しかしこれからの時期は実績ポイントとなるそうなので、梶氏のルーティンにガッチリ組み込まれているようだ。

さらにここからレンタルボート店方面へ戻った先にあるのが衛士橋と片倉橋。

前者からは中島岬方面や衛士橋上流筋が見渡せる。このエリアは昨年も50cm超が多数出ているエリアなので、梶氏も吉田に「よく見ておいてください」と念を押していた。

吉田康雄のザ・チャレンジへらぶな【3年目の挑戦in片倉ダム:第2回】
吉田康雄のザ・チャレンジへらぶな【3年目の挑戦in片倉ダム:第2回】
ツウタ橋(提供:週刊へらニュース編集部 関口)

また片倉橋からは桟橋周辺や親水公園下などが確認できる。とくに親水公園方面は着舟ポイントも多数あるので見落としてはならないエリア。実は昨年の吉田取材でも、もここからのモジリを確認し親水公園下に入釣した経緯がある。結果は大したことなかったが……。

以上が車や徒歩で見て回れるエリアで、どれだけ時間を割くかにもよるが大抵は1時間弱で見て回れ、これが梶氏の片倉釣行における日課になっている。

吉田康雄

「だから梶さんはいつも同ダムで大型を釣られているんですね。やっぱりさすがだわ!」

梶氏

「いやいや、モジリを見たところで魚には尾が付いているのですから、どこかに移動してしまう可能性もあります。ただ後悔したくないだけなんですよ。あの時、モジリを見ておけばなどと悔しい思いだけはしたくないので」

さて、ここまでの経緯を含め吉田はどのポイントに向かうのか。今回ばかりは梶氏も記者も余計な口出しはせず、ポイント選定は吉田本人に任せることとした。

次回も「3年目の挑戦in片倉ダム」です。

<週刊へらニュース編集部・関口/TSURINEWS編>

この記事は『週刊へらニュース』2025年8月1日号に掲載された記事を再編集したものになります。

吉田康雄のザ・チャレンジへらぶな【3年目の挑戦in片倉ダム:第2回】

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