コロナ禍頃から、一部のシーバスルアーがプレ値が付く程の人気となり買いたくても買えないというような状況が続いている。しかし、人気ルアー=どこでもいつでも釣れるという訳ではない。

ルアーにはそれぞれ得意なシチュエーションがあり適材適所での使い分けが大事だ。今回はそんな人気ルアーを入手できたとして、どのような場面で輝きやすいのかを紹介する。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター檜垣修平)

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VJシリ-ズ

16g・22g・28gの3種×カラーバリエーションがある。最近は若干供給が追い付き店頭でも買いやすくはなったが、カラーやウェイトによっては品切れが続いている。

大人気のシーバス定番ルアー3種【VJ・カゲロウ・ブローウィン】を初心者向けに徹底解説
大人気のシーバス定番ルアー3種【VJ・カゲロウ・ブローウィン】を初心者向けに徹底解説
VJでキャッチ(提供:TSURINEWSライター檜垣修平)

基本の使い方

基本は投げて巻くだけの簡単操作で、飛距離が出せてワーム素材なので初心者でも取っつきやすいだろう。飛距離が出る分沈むスピードもかなり速く、遠浅な地形ではすぐに底を引きずってしまうので注意。釣りをする場所に応じてウェイトの使い分けとリールの巻き速度をこちらで調整してあげることが大事。なにもしなければすぐに沈んでいくルアーであること頭に置いておこう。

活用シーン

ナイトゲームでも釣れるルアーだが、その特性上水面直下をじっくり見せて攻略することができないのでオープンエリアのデイゲームや水深のある場所の中層~ボトム攻略に向いている。

カゲロウ

100・124・155のサイズ展開があり、それらよりも少し低いレンジを攻略する為のMD(ミッドダイブ)モデルがある。ベイトのサイズとシーバスの捕食レンジに合わせての使い分けとなる。

大人気のシーバス定番ルアー3種【VJ・カゲロウ・ブローウィン】を初心者向けに徹底解説
大人気のシーバス定番ルアー3種【VJ・カゲロウ・ブローウィン】を初心者向けに徹底解説
カゲロウシリーズ(提供:TSURINEWSライター檜垣修平)

表層攻略用ルアー

カゲロウシリーズは全てシャローランナーミノーという位置づけになる。先ほどのVJとは対照的に水面直下~80cmまでを得意とする。表層攻略用のルアーなので、水深が深く足場が高い堤防等で使うのにはあまり向いていない。河川の様な水深が浅くシーバスが表層付近のエサに狙いを定めているような条件で輝くルアーだ。

基本の使い方

リトリーブスピードは超低速~早巻きまで対応していて流れの早い河川に放り込んでもしっかり泳ぎ、超低速のリトリーブではナチュラルアクションで食い渋りシーバスにアピールする。ナイトゲームでシーバスが水面付近にベイトを追い込んで捕食しているようなシチュエーションに非常に強い。

ブローウィン

こちらもいまだ入手困難なシリーズ。80・110・125・140・165のサイズ展開があり、80と140はそこそこ在庫を見かけるが110と125、165はしばらく見かけない。それぞれ得意なシチュエーションが異なる。

大人気のシーバス定番ルアー3種【VJ・カゲロウ・ブローウィン】を初心者向けに徹底解説
大人気のシーバス定番ルアー3種【VJ・カゲロウ・ブローウィン】を初心者向けに徹底解説
ブローウィン(提供:TSURINEWSライター檜垣修平)

80S

80Sは細身で食わせ能力が高いが軽量なので飛距離が幾分心もとない。港湾部や小~中規模河川で輝くルアーだ。

110S

110Sはシーバスルアーとして通年通して使いやすいサイズで飛距離もしっかり出るマルチな性能で、河川、磯、港湾等様々な場面で使いやすい。

125F

125Fはフローティングなので水面付近でじっくり見せたい場合でも沈まずレンジをキープできる。どちらかというと水深の浅い場所やシーバスが上ずっている状態で使う場面があるだろう。

140S

140Sは圧倒的な飛距離で大河川や堤防、磯等で使いやすい。水深の浅い中規模河川などでは沈みすぎてしまうので、ある程度の水深がある場所で使う事になる。沖堤防からのジャーキングで圧巻の釣果を叩き出す動画で知った人も多いだろう。あの動画は一見の価値ありだ。

165

165はそのサイズ感と飛距離で堤防や大河川、サーフ等で活躍させやすいモデル。スリムシルエットかつフローティングなので、食わせと表層攻略も兼ね備える。

<檜垣修平/TSURINEWSライター>

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