夏から秋にかけてがベストシーズンとなるハゼ釣り。夏時期は身近な河口や運河などで手軽な持ち物で釣ることができる人気の釣りものだ。

比較的釣り入門として手軽に始められるが数を釣ろうと思うと少しコツが必要な奥深い魚でもある。数をたくさん釣るために筆者が気をつけているポイントを紹介したいと思う。なお、7月下旬の大井埠頭中央海浜公園でのハゼ釣行をもとにしている。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター津久茂真奈美)

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ハゼは美味

夏場は河口の干潟や河川下流域で釣れ、秋頃には沿岸の水深の深い場所で釣れる魚。秋頃の方が成長しサイズが大きいものが狙える。江戸前天ぷらのひとつとして、甘味のある柔らかい身が絶品である。

高級魚として扱われるがスーパーではあまり見ることができないので釣り人の特権として、釣ったらぜひ天ぷらで食べてみてほしい。

ハゼ釣りの道具

竿はのべ竿というリールのない竿を中古で500円程度で購入したものを使用した。

ハゼ釣りで入れ食い堪能! 『大井埠頭中央海浜公園』でハゼ50匹キャッチ【東京】
ハゼ釣りで入れ食い堪能! 『大井埠頭中央海浜公園』でハゼ50匹キャッチ【東京】
使用した仕掛け(提供:TSURINEWSライター津久茂真奈美)

そのほかに、

・2号のフロロカーボンライン(のべ竿と同じ長さ程度の長さでOK)
・1.5gのナスおもり(岩場に挟まれてなくなるので10個程度用意)
・接続用スナップ(ハゼ用スイベル)
・付け替え用の針(4~8号程度。釣れるハゼのサイズに合わせて)
・エサの青イソメ1パック
・クーラーボックス(8L)

を準備。リールやPEラインが必要なく、大きなクーラーも必要のないところが身軽に始められる魅力でもある。

ハゼ釣りで入れ食い堪能! 『大井埠頭中央海浜公園』でハゼ50匹キャッチ【東京】
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自作仕掛けで狙う(提供:TSURINEWSライター津久茂真奈美)

仕掛けを自作しない人はセットになっているタイプのものを使用することをおススメする。筆者のおすすめはハヤブサの「かんたんハゼ釣り胴突セット」。針部分はハゼが針を飲んでしまったり根掛かりした際に交換が必要なので多めに用意しておくと安心だ。

水深10cmで釣りスタート

朝マヅメが狙いどきとわかっていながら寝坊し、実際に釣り始めたのは7時半過ぎあたりから。まずは一投目、日陰で釣りやすそうなところに適当に仕掛けを落としてみる。まだ水深は10cmほどで魚の動きが見えるくらいの浅場だ。

ハゼ釣りで入れ食い堪能! 『大井埠頭中央海浜公園』でハゼ50匹キャッチ【東京】
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浅場で狙う(提供:TSURINEWSライター津久茂真奈美)

最初の地点からのべ竿で探れる範囲を少しずつ変えて仕掛けを落としてみるが反応は無い。

水中の岩陰でハゼ入れ食い!

時間が悪かったかなと思い仕掛けをあげて数メートル移動したところに水中になんとも良い岩の集まりが見えた。ハゼは岩の陰に隠れる習性があるので岩場を見つけたら積極的に側に仕掛けを落としてみる。

すると、先程の無反応が嘘のように一瞬で反応があった。岩陰や地形の高低差がある場所にハゼが溜まるように密集していて、そういったポイントをつけられると時間帯にもよるが入れ食いで釣ることができる。

ハゼ釣りで入れ食い堪能! 『大井埠頭中央海浜公園』でハゼ50匹キャッチ【東京】
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釣り場の様子(提供:TSURINEWSライター津久茂真奈美)

そのポイントで20匹程度釣った後、食いが悪くなってきたあたりでさらに数メートル新たな岩陰を探してポイントを移動した。

3時間でハゼ50匹

大井埠頭中央海浜公園は岩陰になる場所がたくさんあるので比較的ポイントを見つけることは容易である。川や水深が深いところでポイントを見つけるとなると難易度は上がる。釣れなくなったタイミングで移動しつつ、結果的に3時間強で50匹ものハゼを釣ることができた。

ポイント探しが大事

どこにでもいる身近で釣れる釣りものながら、ハゼのいるポイントを見つけ出すことは難しい。渋い時ほど粘り強く反応のある場所を探りながら、ポイントを見つけられた時の喜びは大きい。軽装備で挑める手軽さも魅力なのでこの夏、秋にかけてハゼ釣りを是非楽しんでみてほしい。

<津久茂真奈美/TSURINEWSライター>

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