8月4日(月)、東京湾浦安の吉野屋からシロギス狙いで釣行。フグの猛攻に仕掛けを消耗しながらも終日アタリが続き、良型も交じる好釣果となった。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・木津光永)
東京湾で船キス釣り
出船1時間半前に船宿到着。店横の座席札ボードから、南風の予報を読んで日陰になるであろう右舷トモを選ぶ。
店内で吉野公大代表とあいさつを交わし、乗船手続きを済ませて特製弁当を購入。船着場へ移動し、潮風を受けながら朝食を済ませる。

やがて、ほかの釣り物の船が出船したあと、助川直弘船長操船のキス船が係留。乗船札の回収とエサの青イソメが配布されると、航行中の注意、さらに潮位が大きく下がっていて江戸川河口が通れないので、荒川河口へ遠回りして釣り場の木更津沖まで約1時間走ることが告げられる。
7時半少し前に左舷4人、右舷5人の釣り客を乗せて河岸払い。

釣行開始
8時半、木更津・金田沖の釣り場に到着。天候は晴れ、南風5m前後とやや強めで、波高は1m前後。潮色は適度な濁りを含んだ緑茶色、潮汐は7時ごろ干潮、15時半過ぎに満潮を迎える上げ潮。
流し位置が決まると船首を風上に向け、船長から「水深6mです。はい、どうぞ」と、投入OKの合図。

良型キスが続々
さっそく船長から「型が出ましたよ」とアナウンスがあり、左舷でキスが上がったようだ。すると、2本用意した最初の竿先にバンバン、バンと派手なアタリが出て、自作の胴突き仕掛けに、17cmの本命が掛かってきた。
続けて、もう1本の天ビン仕掛けを入れると、こちらもすぐにアタって、先バリに同サイズ、枝バリにはサバフグが掛かってきた。この小さなフグが終日悪さをし、仕掛けを10組近く消耗することとなったが、キスは終日よくアタり、最初のポイントでの約30分の流しで14~18cmを9尾。

ふた流し目は、やや南下した潮上側からスタート。40分ほど流すと、引き続き食いがよく、11尾と24~26cmギマを2尾追釣。ギマはハギの仲間で、掛かるとカワハギのような強い引きが面白い。
3流し目は、水深5mを狙うと、これまでに比べてアタリは少なく、20分ほど流して3尾でポイント替え。4流し目の水深7mはアタリが復活。40分くらいの流しで13尾を追加できた。

南側のポイントでアタリ復活
その後、強い日差しを避けるようにアクアライン橋梁下に移動するが、アタリは少なかった。11時、南側のポイントへ戻り、水深7mを流すと再びキスが活発にエサを追うようになる。
左舷ミヨシの田頭さんは、17cmの一荷を披露。青イソメを装着するのに石粉を使っていたのでいろいろ話を聞くと、「記事をいつも読ませてもらっていますよ」と、本紙の愛読者だった。
左舷ミヨシ2番は常連の佐藤郁子さん。

左舷トモ2番の二宮さんは、胴突き仕掛けで良型を連発。左舷トモのさんは、22cmと23cmの良型をゲット。右舷前寄りの2人は、「写真はOKだけど名前は匿名で……」というAさん親子。

右舷胴の間の2人は、レンタルタックルで良型を連発させていた稲嶺さんと大辻さん。ゲストの小型カワハギを掛けて楽しそうだった。

最終釣果
正午の時点で50尾を達成。持参した仕掛けをフグのせいですべて消費してしまったので、船内で販売している胴突き仕掛けにすると、アタリが増えて入れ食いに。
1時間強の間に22尾を取り込んだ。結果、沖上がり10分前の合図で72尾で竿を仕舞った。13時半、強風の影響で少し早めに沖上がり。
船中釣果は、12~23cm20~84尾。竿頭は田頭さん。

船宿のコメント
「9月からは乗合船を含め、全船予約制に。安全かつスムーズな乗船に努めていきます。秋は沖釣り入門のベストシーズンに入ります。みなさん、誘い合わせて遊びに来てください」

<週刊つりニュース関東版APC・木津光永/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース関東版』2025年8月22日号に掲載された記事を再編集したものになります。