伊豆諸島・三宅島でカニ餌を使った底物釣りに挑戦。堤防先端で竿を出すと、師匠の竿に70cm級のクチジロがヒット。

約10分のやり取りの末にタモ入れ成功し、検量後はリリース。「運と実力が伴わないと釣れない魚」と評される貴重な一尾となった。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 早田年秀)

伊豆諸島・三宅島の堤防釣りで70cmクチジロをキャッチ!【東...の画像はこちら >>

三宅島でイシダイ釣り

7月5日(土)、5時に橘丸は三宅島に到着。7月に入り、たくさんの観光客やダイビング客が来島。師匠を中心とした底物グループは、下船後に三池港先端を目指す。この日も堤防先端は混んでいる。また、中ほどでは青物狙いのルアーマンが大勢来てキャストしている。

この日のエサは、活きたカニ20匹を用意。さっそく仕掛けを投げ込んでみる。アタリはガツガツとくるが、なかなかハリ掛かりしない。仕掛けを上げると、エサのカニはきれいになくなってる。魚の活性は高いようだ。

70cmクチジロ浮上

30cmほどのイシガキダイは盛んに釣れてくるが、あくまで狙いは大型石物。

しばらくして、師匠の竿先が水面に向かった。アワせるとかなり強い引きのようだ。10分近いやりとりの末、水面に現れたのは大きなクチジロ。「タモを持ってきてほしい」と言われ、取り込んだのは約70cm。

伊豆諸島・三宅島の堤防釣りで70cmクチジロをキャッチ!【東京】カニ餌に豪快ヒット
伊豆諸島・三宅島の堤防釣りで70cmクチジロをキャッチ!【東京】カニ餌に豪快ヒット
クチジロ70cm(提供:早田年秀)

写真撮影したあと、近くのホテルや民宿に持ち込んで検量。全日本選手権に応募登録するのかと思っていると「ありがとうね」と、つぶやきながらリリース。楽しめたから、これでいいのだそうだ。運と実力の両方がないと釣れないレベルだと思った。

友人は、「底物は場所とタイミング。なかでもイシダイは、同じ仕掛け、同じエサでも偏りがある」と締めくくった。

<週刊つりニュース関東版 早田年秀/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース関東版』2025年8月22日号に掲載された記事を再編集したものになります。

伊豆諸島・三宅島の堤防釣りで70cmクチジロをキャッチ!【東京】カニ餌に豪快ヒット

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