大井ふ頭中央海浜公園なぎさの森は東京都品川区の京浜運河沿いに立地し、自然豊かな緑と水辺でバードウォッチングや釣りなどが楽しめる都市公園。都心から車でも電車でもアクセスが容易なため、季節を問わず訪れる人が多い。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・岩井一彦)

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大井ふ頭中央海浜公園のハゼ釣り

ハゼ釣りは9月にクライマックスを迎える。魚影が濃く、手軽に楽しめるため釣り初心者でも簡単に釣れる。

「都心から好アクセス!」大井ふ頭中央海浜公園の2大ハゼ釣りスポットを徹底解説【東京】
「都心から好アクセス!」大井ふ頭中央海浜公園の2大ハゼ釣りスポットを徹底解説【東京】
勝島橋から見たなぎさの森(提供:週刊つりニュース関東版APC・岩井一彦)

釣り場は東京モノレールの大井競馬場前駅の勝島橋から臨海斎場前までの運河沿いの約1kmの区間で、「しおじ磯」、「夕やけなぎさ」「はぜつき磯」、「みどりが浜」の4つのエリアで構成。釣り場が広いのが特徴である。このうち、お勧めのエリアを次に解説。

しおじ磯

大井競馬場前駅からもっとも近い釣り場。岸から6m先ぐらいまでゴロタ石や岩が人工的に並べられた磯。岸際の水深は50cm~1m前後で、そこから沖は急に深くなり、運河の中央部で水深5~6mに達する。

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モニュメント付近(提供:週刊つりニュース関東版APC・岩井一彦)

ハゼは岸際の浅場で釣れる。釣り場全体がポイントといってよく、石と石の穴を狙って2m前後の短竿にシモリ仕掛けを結び、青イソメやホタテをエサにして釣るといい。

モニュメントが立っている周辺は、岩に囲まれた砂地が多いのが特徴。魚が群れていることが多いので外せないポイント。

なお、近くには休憩できるベンチや急な雨をしのげる四阿があり、釣りがしやすい環境になっている。

夕やけなぎさ

運河沿いに整備された全長約30mの小さな浜で、水深は50cm~1mと遠浅で底は砂。

所々に頭大の石が点在している。浜から運河に向かって右側は柵で仕切られており、干潟保全地区(立ち入り禁止区域)になっているため、柵を超えての釣りは厳禁。

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立ち込み釣り風景(提供:週刊つりニュース関東版APC・岩井一彦)

好ポイントは干潟保全地区側で、立ち込んでミャク釣りやウキ釣りなど好みの釣り方で沖めを狙うといい。竿は3.6m以上ほしい。魚は5~7cmの小型が多いが数釣りが楽しめる。

アカエイが多く見られるため立ち込むときは丈夫なウォーターシューズを履くかウェーダ一着用が無難。

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夕やけなぎさの様子(提供:週刊つりニュース関東版APC・岩井一彦)

バーベキュー場が隣接しているため、近くにはトイレや手洗い場、足洗い場がある。休日は砂遊びや水遊びをするファミリーで賑わうため、竿を振る時は周囲の安全を確認すること。

釣りの時間帯は満潮の朝がベスト。暑くなる前にサクッと釣りたい。地元の常連は早朝から始めて船が動き出す8時ごろには帰っていく。船による波が打ち寄せると釣りが中断するためだ。

<週刊つりニュース関東版APC・岩井一彦/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース関東版』2025年8月29日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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