京都府の渇水した河川でアユルアー釣りを実践しました。鮎の姿が見えない状況でしたが、バイブレーションルアーを底付近でリーリングすることで良型鮎をキャッチ。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・田村昭人)
京都の河川でアユルアー釣行
雨が降らず川は渇水状態でした。このような状況でも鮎が釣れるのか、午前中に釣行してみました。
当日は、梅雨時期の濁りがなくなり良い水質が続いていましたが、全く雨が降らないため、コケの生えていた岩も干上がっている渇水状態でした。見える鮎は全くおらず、狙うポイントが絞られました。
使用したタックル
今回は7フィートのライトソルトゲーム用ベイトフィネスロッドを使用しました。リールはダイワの月下美人AIR TW、ラインもダイワの月下美人PE0.6号をそのまま使用し、リーダーは短く1.5号のサンラインのトルネードSV-1を使用しました。全てライトソルトゲームのタックルです。
ルアーはモニターになったリトルジャックの新商品DK JANAI(ディーケージャナイ)とジャッカルのオトリミノー88を持って参戦しました。
釣行開始
浅瀬の流れのあるポイントを見るとかなり浅くなり鮎の姿も全くありませんでした。少し下流に行ってもカワムツしか見当たりません。
川幅がかなり狭くなる流れの速いポイントで、激流の中を泳ぐ鮎を狙ってDK JANAIを投入しましたが、アタリはありません。これまでのポイントでは鮎が一切見当たりませんでした。
下流の水深あるポイントへ移動
ここは流れも速いうえに水深があるため、他のポイントよりも涼しい場所でした。鮎の姿が見える浅瀬とは異なりますので、DK JANAIの重さを活用できると考え、手前の流れが強いポイントに投入しました。
次に少しキャストしてリーリングし、底付近を這わせるように巻いてみました。するとアタリがあり、良いサイズの鮎がヒットしました。ステイよりも岩まわりのリーリングが今日のパターンかと思い、同じ所をもう一度狙いましたが続きません。少しポイントを休ませてみましたが当たりませんでした。
このようなポイントに群れているかと期待しましたが、鮎の入りが少なかったのかもしれません。ここから同じような釣り場が続いていたため、順番に歩いて狙っていくことにしました。次の流れの場所でもステイを混ぜても当たらず、リーリングで狙うとヒットしました。やはりリーリングが良いようです。
順番に流れの中にキャストして底をリーリングし、バイブレーションの特徴を活かすイメージで狙って追加できました。

バイブレーションにアユヒット
ミノーでは反応がないのか、シンカー2.5gを付けて同じポイントを狙ってみました。ステイを混ぜたり、リーリングで狙ってみましたが流れが速く、ミノーが底よりも少し浮いてしまうのか全く反応がありませんでした。
再びバイブレーションに戻してリーリングで狙うと1投目でヒットしました。

はじめのポイントに戻って狙いましたがアタリもなく、11時30分になり4匹で納竿となりました。

釣り終了&振り返り
駐車場まで戻る間にアユルアー釣りをされている方にお会いしてお話を伺いました。その方はミノーで例年のポイントを狙っているが、全く鮎がいないのかアタリもなかったとのことでした。下流域の激流ポイントで釣れたことを伝えると、その狙い方をしたことがないと驚かれていました。
やはりバイブレーションで狙う方法はこの川ではあsまり浸透していないのかもしれません。私自身も今年初めてバイブレーションを使っているため、試行錯誤しているところです。
鮎のハミ跡のある岩付近に縄張り鮎がいるときはミノーの方が狙いやすいですが、見える鮎がいない状況では違うポイントを選んだのが正解でした。流れの速いポイントでも底を這わせることが可能なバイブレーションを、ミノーとは異なる狙い方で活かせたのが今日は良かったと感じています。今後も使い分けをしながらアユルアーを楽しみたいと思います。

<田村昭人/TSURINEWSライター>
