8月10日(日)、3連休の中日に富士市の「屋内釣堀フィッシュファクトリー」に妻と釣行してきた。メイン池とチビッコ池を十二分に堪能できたのでリポートしよう。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター藤倉聡)

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雨で屋内釣堀へ

当初3連休の中日は、ボート釣りの予定だったが予報が悪かったため、初日にボート釣りをして、中日は天気に関わらず釣りができる屋内釣堀にプランを変更した。折角の休日、雨でも釣りがしたいと思い、数年前に利用したことのある静岡県富士市の「富士フィッシュセンター蓼原釣り堀」への釣行を計画した。

念のため数日前に施設に電話して、当日の営業予定を問い合わせると「営業しますよ」とのことで一安心。しかし、その電話は同じ市内にある「屋内釣堀フィッシュファクトリー」への掛け間違えだと、当日気が付くことになった……。

屋内釣堀フィッシュファクトリー

屋内釣堀フィッシュファクトリーとは静岡県富士市に位置する、その名の通り屋内型の釣り掘りなので、雨でも心配することなく釣りを楽しむことができる施設で「メイン池」と「チビッコ池」の2種類の池が用意されている。

『屋内釣堀フィッシュファクトリー』でニシキゴイとキンギョ釣りを堪能【静岡】
『屋内釣堀フィッシュファクトリー』でニシキゴイとキンギョ釣りを堪能【静岡】
(屋内釣堀フィッシュファクトリー提供:)

仕掛け付きの竿とエサ、タオルは貸してもらえるので手ぶらでの釣行が可能となっている。

『屋内釣堀フィッシュファクトリー』でニシキゴイとキンギョ釣りを堪能【静岡】
『屋内釣堀フィッシュファクトリー』でニシキゴイとキンギョ釣りを堪能【静岡】
手ぶらでOK(提供:TSURINEWSライター藤倉聡)

竿の持ち込みはできないが、会員カードのポイントが貯まると、現地で使える竿がもらえるので、マイロッドに拘る方は是非ポイントを貯めてゲットされたい。

メイン池

「メイン池」は中・小型のニシキゴイがメインターゲットとなるが、中には大型のニシキゴイがヒットすることもあるので気が抜けない。掛けた魚はタモを使用してのキャッチ&リリース(キープは不可)が鉄則である。

チビッコ池

一方、「チビッコ池」は2つの池が用意されていて、どちらもメインのターゲットはキンギョになる。こちらでは釣った魚はバケツにキープが可能で、購入して持ち帰ることもできる。その他にも金魚すくいやスーパーボールくじなどもあるので、小さなお子さんでも飽きることなく楽しめるはずだ。

まさかの店を勘違い

当日の天気は大雨。降ったり止んだりしてよく分からない天気の1日だった。8時半ごろ妻の沼津の実家を出発。一般道で1時間弱で「富士フィッシュセンター蓼原釣り堀」に到着した。

駐車場に車を止めて釣り堀に向かうと、浸水により営業を中止しているようで入口が閉まっていた。

数日前の通話履歴を頼りにもう一度電話すると「営業中ですよ」とのこと。訳が分からなくなってきたが、そのまま会話を続けていると、どうやら電話を「屋内釣堀フィッシュファクトリー」にかけ間違えていたようだった……。営業中とのことなので、釣り堀をこちらの施設に変更することにして現地へと向かった。

メイン池(ニシキゴイの釣り場)からスタート

受付けで施設のルールなどの説明を聞いてから、「メイン池」へと向かうと、既に数組のグループが釣りをされていて人気の高さが窺えた。我々も早速釣りをスタート。すると数投目に小型のニシキゴイをキャッチした。

『屋内釣堀フィッシュファクトリー』でニシキゴイとキンギョ釣りを堪能【静岡】
『屋内釣堀フィッシュファクトリー』でニシキゴイとキンギョ釣りを堪能【静岡】
ニシキゴイ登場(提供:TSURINEWSライター藤倉聡)

妻は中型のニシキゴイを連発。しかし、その後2人ともスランプに陥ってしまう。エサを大きく付けるとウキへのアタリが分かりにくく、さらにはハリ掛りも悪くなってしまい、逆にエサを小さくするとヒットする率は高くなるが、アタリ自体が激減してしまうので悩ましく感じた。それでも試行錯誤しながらなんとか数を重ねていくことに成功。

見釣りで数を稼ぐ

ウキでアタリを取るよりサイトフィッシング(見釣り)の方が確実にヒットすることが分かってきた。妻もサイトフィッシングでニシキゴイを追加していった。

『屋内釣堀フィッシュファクトリー』でニシキゴイとキンギョ釣りを堪能【静岡】
『屋内釣堀フィッシュファクトリー』でニシキゴイとキンギョ釣りを堪能【静岡】
ニシキゴイキャッチ(提供:TSURINEWSライター藤倉聡)

制限時間終了間際に、大きめに付けたエサをニシキゴイが口に入れた瞬間にアワセると、掛ったが強い引きを楽しむ間もなく秒殺(バラシ)されてしまった。

時間延長で大型狙い

1時間が経過する頃、スタッフの方が終了を伝えに来てくれたが、1時間の延長を申し出た。筆者はツ抜けを達成したので、そこからは大型のニシキゴイのみを狙ってみることにした。作戦としてはここまで大型のコイは小さいエサには反応しなかったため、ハリにはなるべく大きめのエサを付けることにして、大型以外が寄ってきたらエサを取られないように一旦竿を持ち上げて大きいコイが近くに来るまで待つようにした。

ヒットするもバラシ

すると当日2回目の大型のニシキゴイがヒット。しかし、これもまた前回同様に秒殺されてしまう……。その後、中・小型のコイを数匹追加でキャッチ。

『屋内釣堀フィッシュファクトリー』でニシキゴイとキンギョ釣りを堪能【静岡】
『屋内釣堀フィッシュファクトリー』でニシキゴイとキンギョ釣りを堪能【静岡】
ニシキゴイ(提供:TSURINEWSライター藤倉聡)

3度目の大型のコイがヒットすると、今度は運よく他の釣り人がいない、池の左側に走り出したので、それに合わせて筆者もその方向に走ってやり取りをしたが、痛恨のハリス切れに……。再びスタッフが時間切れを伝えにきたので、メイン池での釣りは終了することにした。

チビッコ池で金魚釣り

次に、「チビッコ池」での釣りを30分間申し込んで、キンギョ釣りを開始。

『屋内釣堀フィッシュファクトリー』でニシキゴイとキンギョ釣りを堪能【静岡】
『屋内釣堀フィッシュファクトリー』でニシキゴイとキンギョ釣りを堪能【静岡】
キンギョ釣り(提供:TSURINEWSライター藤倉聡)

すでに沢山のキンギョが水面近くまで浮いていて、仕掛けを投入すると、ウキの変化の前にあっという間にエサが取られてしまうので、サイトフィッシングに徹することにした。この釣り方が功を奏して入れ食い状態で釣れ盛る。

『屋内釣堀フィッシュファクトリー』でニシキゴイとキンギョ釣りを堪能【静岡】
『屋内釣堀フィッシュファクトリー』でニシキゴイとキンギョ釣りを堪能【静岡】
キンギョヒット(提供:TSURINEWSライター藤倉聡)

妻も次から次に釣り上げていたが、小さいハリへのエサ付けには、苦戦している様子だった。しかし15分経過した頃から他の釣り人も釣り始めると、急激に食い渋り状態に陥った。先程までの荒食いが嘘のように静かになり、そのままタイムオーバーで終了となった。

当日の最終釣果

筆者:ニシキゴイ12匹、キンギョ14匹

妻:ニシキゴイ6匹、キンギョ6~7匹(彼女はチビッコ池でも、前半即リリースしていたのでキンギョの確かな釣果は不明)

怪我の功名とでも言えるのか、本来なら目的の釣り堀が閉まっていたら諦めて帰っていたところを、間違え電話により他の屋内釣り堀で、釣りができたことは運が良かったのかもしれない。

2人もとても楽しくて大満足だったが、大型のニシキゴイを釣り上げることができなかったのは悔しいので、次回必ずリベンジしたいと思っている。

雨の日だけに限らず、猛暑を避けながら子供と一緒に釣りを楽しむことができる「屋内釣堀フィッシュファクトリー」は一押しだ。

<藤倉聡/TSURINEWSライター>

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