8月9日、大分県家島の釣吉丸で五目釣りに再チャレンジした。ちなみにサオとリール(レンタル)、仕掛け類はすべて同船に準備してもらい、クーラーだけ持参しての楽々釣行である。

なお、ライフジャケット、長グツなどは各自準備が必要。また、私は船釣り初心者同然であることを付け加えさえていただく。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版APC・星野正紀)

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釣吉丸で五目釣り

午前4時すぎに出港地に到着。乗船スタッフの人がクーラーに氷を入れくれて5時前に出港。

当日の釣り人は4人で、全員が右舷からのサオ出しとなり、じゃんけんで私の釣座はトモに決定。

最初の釣り場には5時40分ごろ到着。移動中にスタッフがタックルの準備をしてくれており、私の釣座には中通しザオと電動リールの組み合わせで40cmくらいのテンビンにアミカゴと100号オモリがセットされていた。その先に市販3本バリ吹き流し仕掛け(全長4.5m)を接続して完成。

釣吉丸での五目釣りでイサキ17尾&マダイ6尾手中【大分】船宿の手厚いサポートで船釣り満喫
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当日の仕掛け(提供:週刊つりニュース西部版APC・星野正紀)

長い仕掛けの取り扱い方

船長のアナウンスでタナ26mの指示が出されて、まずはスタッフが仕掛けの投入の仕方や電動リールの取り扱い方の手本を見せくれた。

つけエサのオキアミは真っすぐになるようにハリに装着し、仕掛けは最初にアミカゴを海面に落として上ハリ、中ハリ、下ハリの順でアミカゴを追うように入れ込んでいくのだが、そうすることで長い仕掛けが絡みにくくなるとのことだ。

また、スプールフリーで落としていく際、サミングしないとバックラッシュが起こってしまうので要注意。

そして、電動リールのカウンターで指示ダナまで到達したらスプールフリーを解除。そこから仕掛けがなじんだころを見計らってサオを大きくシャクってまきエサを出し、つけエサと同調させるイメージで釣ればよいそうだ。

30cm超のマダイをキープ

タックルを渡され、それからは40秒ほどの間隔でサオをシャクってまきエサを出しアタリを待ったが、ここでは全員がノーヒット。

次の場所ではアタリがあったが、ものにできなかった。

隣の人に足裏クラスのマダイが釣れたが、私にアタリはないまま場所移動。

次の場所は30mのタナの指示。同船者にはぽつぽつとアタリがあるものの、私は魚信をとらえることができなかった。

5回目の場所移動後、26mのタナの指示。カウンターでタナを合わせ、仕掛けがなじんだころ大きくシャクリを入れアタリを待つと、サオ先がゴンゴンと海面に突っ込まれた。

アワセを入れ、4mほど手巻きでリールを巻いた後に電動のスイッチオン。巻き上げる速さは10程度とのアドバイス通り操作して30cm超のマダイをキープした。

その後、幾度となく場所移動を繰り返し、手の平大のチャリコ(小ダイ)や30cm超のイサキがたまにアタってきたが、思うように釣果は伸びず時間が経過していった。

イサキダブルヒット

9時30分すぎ、大きく移動。佐賀関半島の精錬所の高い煙突が正面に見えるところで、ほかの遊漁船も流しており、いかにも釣れそうな雰囲気。

タナ25mの指示。その1流し目、2回目のシャクリを入れた後にサオ先がゴンゴンと海面に突っ込まれるアタリがあり、40cm級のイサキをタモに入れた。

2流し目は1回目のシャクリを入れて仕掛けをなじませたところで魚信があり30cm超のイサキがダブルヒット。

同船者にもイサキやマダイがアタる。

ここで釣果を伸ばしたいところだったが、私はアタリがあってもハリ掛かりさせられなかったり、巻き上げの最中にバラしたりと苦戦を強いられた。

そんな中、隣ではコンスタントにイサキが釣れ、トリプルヒットの場面も目の当たりに…腕とキャリアの違いを感じさせられた。それでも、いくらかの釣果を得て11時30分に納竿。

釣吉丸での五目釣りでイサキ17尾&マダイ6尾手中【大分】船宿の手厚いサポートで船釣り満喫
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釣果を披露する筆者(提供:週刊つりニュース西部版APC・星野正紀)

当日の釣果

帰港後、同船者の釣果を確認できたが、隣だった人は32Lクーラーにこれ以上1尾も入らないというくらい釣っていた。また、ほかの2人も良型マダイやイサキでクーラーを満たし、私が一番釣っていないようだった。

なお、今回利用した釣吉丸は、乗船スタッフがエサつけの手伝いやオマツリした時などのトラブル時の対応が行き届いているので、初心者でも安心して釣行できる。

また、魚の血抜きと神経ジメまでしてくれる。無料宿泊所も利用できるので釣行前日入りも可能だ。

なお、釣果はイサキ30~39.5cm17尾、マダイ25~44cm6尾(自宅検寸)。

釣吉丸での五目釣りでイサキ17尾&マダイ6尾手中【大分】船宿の手厚いサポートで船釣り満喫
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釣果の一部(提供:週刊つりニュース西部版APC・星野正紀)

<週刊つりニュース西部版APC・星野正紀/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース西部版』2025年8月29日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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