猛暑の中、東京都裏高尾にある「浅川国際マス釣場」へ出かけた。厳しい暑さで魚の活性は低く、なかなか思うようには釣れなかったが、流れ込みに溜まるニジマスを狙って工夫を重ね、最終的には4匹をキャッチ。

釣行後は、釣った魚を鮮度よく持ち帰る方法にも挑戦してみた。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWS編集部・藤田)

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真夏のエリアトラウト釣行

8月9日(土)、東京都八王子市・裏高尾にある「浅川国際マス釣場」を訪れた。開始は午前8時、気温はすでに高く、昼にかけてさらに上昇。猛暑の影響もあってニジマスの活性は非常に低く、厳しい1日になりそうな気配だった。

「釣魚の鮮度は全力で守る!」管理釣り場で釣ったニジマスを真空保存で持ち帰ってみた【東京】
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浅川国際マス釣場(提供:TSURINEWS編集部・藤田)

浅川国際マス釣場の魅力

浅川国際マス釣場は、電車とバスを利用してアクセスできる裏高尾に位置する管理釣り場。豊かな自然に囲まれたポンドタイプのフィールドで、ニジマスを中心に四季折々のトラウトフィッシングが楽しめる。ファミリーや初心者にも人気があり、釣った魚を捌く設備も整っている。

今回のように夏場は高水温の影響で魚の反応が鈍くなることもあるが、インレットやアウトレットのような流れがあるスポットを見つければチャンスは広がる。釣果を伸ばすためには「魚が集まる場所をいかに探すか」がポイントだ。

「釣魚の鮮度は全力で守る!」管理釣り場で釣ったニジマスを真空保存で持ち帰ってみた【東京】
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流れ込みに魚が集まっていた(提供:TSURINEWS編集部・藤田)

使用タックル

今回のエリアトラウトで使用したタックルは以下のとおり。軽量ルアーを繊細に扱える組み合わせで、真夏の厳しい状況下でも頼れる存在となった。

・ロッド:ダイワ プレッソST 60UL-4
・リール:ダイワ 20ルビアス2000S
・ライン:エステルライン0.4号
・リーダー:フロロカーボンライン2lb

「釣魚の鮮度は全力で守る!」管理釣り場で釣ったニジマスを真空保存で持ち帰ってみた【東京】
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当日のタックル(提供:TSURINEWS編集部・藤田)

朝にニジマス2匹を手中

最初に入ったのは山側に面したインレットのある釣り座。流れ込みの周辺には、かなりの魚が集まっている様子が見えた。

ここで選んだルアーは「プレッソ イヴ0.8g」のブルーグロッタカラー。軽量スプーンを流れに乗せてドリフトさせると、狙い通り2匹のニジマスをキャッチすることに成功。サイズはいずれも20cmくらいで、暑さの中で貴重な2匹となった。

「釣魚の鮮度は全力で守る!」管理釣り場で釣ったニジマスを真空保存で持ち帰ってみた【東京】
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朝一で仕留めたニジマス(提供:TSURINEWS編集部・藤田)

午後は放流タイムからスタート

全体的に低活性な状況の中、10時頃に1回目の放流が行われ、釣り場全体が一気にざわついた。しかしこの放流ではアタリを得られず、結果はまさかのノーフィッシュ。活性の高い魚を仕留められず悔しい展開となった。

13時ごろにしばらくして迎えた2回目の放流。今度はヴァルケインのサーヴァントスピア1.1g(茜さすカラー)を投入。放流魚が溜まる流れを狙って通すと、ようやく25cm級をヒットに持ち込むことができ、貴重な1匹を追加した。

「釣魚の鮮度は全力で守る!」管理釣り場で釣ったニジマスを真空保存で持ち帰ってみた【東京】
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放流魚をキャッチ(提供:TSURINEWS編集部・藤田)

午後は厳しい時間帯に突入

その後も、気温の上昇とともに魚の反応が一向に鈍いまま。あちこちキャストを繰り返すもアタリは途絶え、苦しい時間が続く。

そんな中、スタッフさんから「対岸に魚が集まっている」とのアドバイスをもらい、場所を移動。ルアーはちびパニクラDR-Fのショボクレおこしを選び、同じように流れに乗せてドリフトさせると待望のヒット。20cm級のニジマス1匹を追加し、この日の釣果は合計4匹となった。

「釣魚の鮮度は全力で守る!」管理釣り場で釣ったニジマスを真空保存で持ち帰ってみた【東京】
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ちびパニクラにヒット(提供:TSURINEWS編集部・藤田)

厳しい真夏のエリアトラウトではあったが、パターンを見つけて釣果につなげられたのは大きな収穫だった。

釣果に繋がったポイント

真夏のエリアトラウトでは、日中の高水温により魚の活性が著しく低下する。そんな中で釣果を得るには、

・インレットやアウトレットなどの「流れがある場所」を探す
・放流魚をキャッチするときもシルエットの小さなスプーンを使う
・軽量スプーンや小型クランクを流れに自然に乗せる

といった工夫が重要だと実感できた釣行だった。

「釣魚の鮮度は全力で守る!」管理釣り場で釣ったニジマスを真空保存で持ち帰ってみた【東京】
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当日の釣果(提供:TSURINEWS編集部・藤田)

釣った魚を鮮度よく持ち帰る工夫

真夏の釣行では、釣った魚がすぐに傷んでしまうのが悩みどころ。そこで今回は秘密兵器として、フードシーラー「スシールホーム」を持参した。

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スシールホーム(提供:TSURINEWS編集部・藤田)

USB充電式でアウトドアにも対応

この機器のいいところは、袋をセットしてボタンを押すだけで、吸引からシーリングまでをハンズフリーで自動処理してくれる点。USB充電式なのでコンセントがない場所でも使え、釣り場やキャンプといったアウトドアシーンでも活躍する。

「釣魚の鮮度は全力で守る!」管理釣り場で釣ったニジマスを真空保存で持ち帰ってみた【東京】
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シーリングモードでパッケージ(提供:TSURINEWS編集部・藤田)

MOIST機能で水分を吸引

スシールホームは「MOIST機能」を搭載しているのも特徴。水分を含む魚や肉でもしっかり真空パックできるので、釣ったばかりのニジマスも安心して保存できた。肉の下味や煮物のストックなど家庭料理にも応用が効くのは大きな魅力だ。

「釣魚の鮮度は全力で守る!」管理釣り場で釣ったニジマスを真空保存で持ち帰ってみた【東京】
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ここに吸った水が貯まる(提供:TSURINEWS編集部・藤田)

エアバルブにも対応

また、本体にはエアバルブ対応の外部吸引ノズルも備わっており、繰り返し使える真空パック袋や小分け保存にも対応可能。

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外部吸引も可能(提供:TSURINEWS編集部・藤田)

経済的かつ汎用性が高く、日常とアウトドアの両方で頼れる存在だと感じた。

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しっかり真空パック(提供:TSURINEWS編集部・藤田)

釣った魚は天ぷらに

今回は釣ったニジマスを真空保存し、保冷バッグに入れて持ち帰った。

「釣魚の鮮度は全力で守る!」管理釣り場で釣ったニジマスを真空保存で持ち帰ってみた【東京】
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保冷バッグに入れて持ち帰り(提供:TSURINEWS編集部・藤田)

その後、一旦冷凍にしてから天ぷらに調理。ふっくらした身は臭みもなく、暑さの中でもしっかり鮮度が保てていた。夏場のエリアトラウト釣行では、まさに心強い秘密兵器となった。

「釣魚の鮮度は全力で守る!」管理釣り場で釣ったニジマスを真空保存で持ち帰ってみた【東京】
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ニジマスの天ぷら(提供:TSURINEWS編集部・藤田)

真夏のエリアトラウトを楽しめた

猛暑の影響で魚の活性は極端に低く、4匹という厳しい釣果にとどまった今回の浅川国際マス釣場。しかし、インレットの流れ込みや放流タイミング、そしてスタッフさんのアドバイスをヒントにパターンを見つけられたのは大きな収穫だった。

そしてもう一つのポイントは、夏場でも釣った魚を鮮度よく持ち帰れたこと。秘密兵器「スシールホーム」を活用することで、暑さの中でも美味しく調理できる状態をキープできた。釣行を楽しむだけでなく、家庭での食卓までを充実させられるのは釣りの大きな魅力だと改めて感じた。

次回はより良いコンディションの中で数やサイズを伸ばしたいところ。真夏のエリアトラウトは難しいからこそ学びも多く、工夫次第で楽しみ方が広がる一日となった。

<藤田浩平/TSURINEWS編集部>

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