三重県の野池で、自作ルアーを使ったテスト釣行を行いました。ピーカンで無風という厳しい状況の中、ジョイントベイトやトップでは反応が得られず苦戦しましたが、シャロークランクでシェードを攻略し、丸々と太ったブラックバスを何とか1匹キャッチすることができました。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・田村昭人)
自作ルアーでバスフィッシング
自作ルアーを使ってバス釣りに野池巡りへ行ってきました。自作ルアー縛りでの釣行です。
天気予報は曇り時々雨予報でした。この時期の雨はブラックバスが釣りやすいタイミングなので出かけてみました。しかし、到着すると晴天で雲ひとつ無い無風のピーカン日中でした。

使用したタックル
7フィート台のビッグベイト用ベイトロッドにフロロ20lbをセットしました。ミディアムライトのベイトロッドにはフロロ16lbを使用しました。
ルアーは自作ルアーのみで、ジョイントベイトとトップウォータープラグをメインに、バイブレーションとシャロークランクも用意しました。
10時過ぎに釣行開始
まず1つ目の野池に着くと、渇水状態でアオコが大量発生していました。ただ、まだ腐敗臭はしていなかったので、アオコの溜まり場を外して狙ってみました。
この野池はタイニークラッシュと相性が良い野池なので、自作ジョイントベイトを投入しました。木が茂っている場所が渇水によりハングオーバーしていて、岸際まで狙える状態のポイントを順番に探りました。天気が良すぎるため、シェードを中心に狙いました。

しかし大きなバスの反応はなく、ついてくるのはジョイントベイトと同じサイズの子バスばかりでした。
11時過ぎに次の野池に移動
1つ目よりも規模が大きな野池でしたが、こちらも渇水状態でした。ただしアオコは少なく、水質は薄い緑色で、バスの反応も良さそうに見えました。
しかし、普段なら池の真ん中で子バスがベイトについて回遊しているのが見えるのですが、この日は無風のピーカンでベイトすら見当たりませんでした。
ハングオーバーの影を狙っても反応はなく、近づいてみると小さな赤ちゃんバスが群れているだけでした。ここで自作クローラーベイトを使い、ハングオーバー下を順番に狙いました。

反応が全く得られない中、木の枝が大きく張り出したシェードにキャスト。岸際からゆっくりクロールさせて日向に出た瞬間にバイトがありましたが、掛かりませんでした……。その後昼を過ぎましたが、二度とバイトは得られませんでした。
3つ目の野池でバスを手中
こちらも渇水状態でしたが、水質はクリアで、小さなフナの稚魚が群れて回遊しているのが見えました。ただしバスの姿は確認できませんでした。
ここで「そろそろ釣りたい」と思い、ビッグベイトは諦めてバイブレーションとシャロークランクで狙うことにしました。
バイブレーションを広範囲に投げましたが反応はなく、シャロークランクに替えてシェード狙いにシフトしました。

沈木が丸見えの場所で、際にキャストして横を通すとヒット!ようやく釣れたと思いましたが、バラシてしまいました……。
続けて同じようなポイントに投げると、小さな子バスがついてきて食いましたが、これも掛からず……。
その後、少し遠くのハングオーバーしている木の下にキャスト。そこから日の当たる場所に出た瞬間にヒットし、何とか1匹キャッチ。丸々と太ったきれいな体のブラックバスを釣ることができました。

釣り終了&振り返り
14時になり、悪天候になることを期待していましたが、結局ピーカンのままでした。ただ1匹釣ることができたので納竿としました。ジョイントベイトやトップで釣りたかったのですが、シャロークランクに頼ることになったのは少し悔いが残りました。
また、フック位置の改善が必要なのか、バラシが続いたため、次に作る時は少し形を変えてみようと思います。
それでも1匹釣れたことは、自作ルアー縛りで頑張った甲斐がありました。ピーカンの日中はやはりシェード狙いが有効だと感じました。今後もいろいろな自作ルアーを試してみたいと思います。
炎天下での釣りは日焼け対策が必須ですので、釣行前にはしっかりと日焼け止めを塗って快適に楽しみましょう。
<田村昭人/TSURINEWSライター>