今朝は、明石沖に青物予定でしたが、海上予報で風が吹くということ、4-5m/sの風ですから航行云々の前に釣りは成立しないでしょうし、君子危うきに近寄らずです。でも、雨が上がりましたので、近場の釣りに変更してぐずついたらすぐに帰港できるようにして、高砂市西部のサーフエリアの沖側で、ボートキャスティングでマゴチ狙いです。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター丸山明)
ボート釣りと海上天気確認
ボート釣りでは、海上気象予報の把握は必須事項です。特に沖に出る場合、小心者の私は、確実性がない限り出航しません。だから、自由が効くようにひとり気ままなボート釣りをします。情報収集は、有料サイトの海上予報を長く使用しましたが、同じ情報を得れる無料サイトの「海天気.jp」を見つけました。
裏切られたこともなく、有料サイトより更新頻度も確実なので、重宝しています。今朝の予報、沖合は4-5m/sの南西の風。南西が吹くと風足が長いので、波が出ます。4-5m/sが限界と思っています。しかし、いきなりビューッとではないので、本日は、10分以内に帰れるサーフエリア沖です。
ルアーのカラー
朝マヅメは、反して無風ながら、沖からの波が来ているので、沖は吹いているようです。今のうちの朝マヅメで釣れば、早帰りです。雨後の名残りの雲があり太陽光が乏しく、水深3~4mでも海底は明るくないでしょう。

少し目立ちたがりの設定で、ケミホタルをルアー上30cmに付け、ソフトルアーは、グロー系の蛍光、赤、白でローテーションします。
フックも重要
砂地に着底させて誘うので、フックは鈍ります。特にフロント側は劣化が早いので、爪に当ててチェックして滑るようならば即交換します。ヒラメもマゴチも堅い口に貫通させるために、数少ないアタリをものにするために、フックの鋭さは重要です。
マゴチがメインターゲット
水温が27℃を超えています。ヒラメの確率は少なく、マゴチに特化させて誘うようにします。なんと言っても「照りゴチ」の季節ですから旬でしょう。ヒラメは、2-3mくらい上までのベイトを噛みついて捕食しますし、ルアーを追いかけボートのそばまでひらひらと泳いできて、バカにされます。
しかし、マゴチは、僅かに砂地の上で吸い込んで捕食をして、海底を大きく離れる行動をしないようです。噛みつくヒラメと吸い込みのマゴチ、同じ砂地にいますが、この行動の違いが、狙うタナやアタリの違いに出てきます。
釣れないながらも場数を過ごしながら覚えたことで、こういうノウハウが役に立ち、徐々に顔を見れるようになってきました。ヒラメマゴチは、探るタナとルアーアクション、光の届く浅い海底ですのでルアーカラーで、良し悪しが決まるようです。
基本の釣り方
時々ボートを揺らす波がやってきます。沖で吹いている風の影響で波が来ます。下げから上げへと潮が変わるタイミングに風も吹き始めるので、1時間半が勝負です。
着底させて、リーリング1~2回転で浮かせて動かし、再び着底させてすぐにリーリング1~2回転を繰り返し、速度やタイミングに変化を出していきます。ソフトルアーは、泳がすと尾っぽを振ってそれらしく動き、ステイは一瞬です。ボートは、風で流されるので、キャストの50mを面で探っていくことになります。
アタリあるも乗らず
最初のアタリは、小さなコツン、フッキングできません。ここで、ルアーを蛍光色から赤のグローに変更、お気に入りです。すると、アタリ。これはコツコツコツーンとまともなアタリですが、ロッドが立ちすぎていてアワセが効かずスカタンで、悔しい思いをさせてくれますが、活性ありとわかります。魚探にもベイト反応があり、それなりに海の中は動きが出ているようです。
56cmマゴチ登場
今のアタリが出たところを再度狙います。同じ場所で喰ってくる可能性が結構高いらしく、さあいかがかと思ったら、グッと吸い込んだ重みが出ました。今度は、魚を感じる大アワセ、その後は、引きを味わいながら巻き取りです。

今日は、慎重に巻き取り玉網に太いのが入りました。狙い通りに釣る、この1匹の面白さです。なにせ、いくつも釣れるのではないので、貴重な56cmのマゴチ1匹で、十分です。

海況変化で納竿
潮が変わったところからのアタリだったようですのですが、風が吹く前兆になるでしょう。活性のあるうちに何とか追加ができればと、キャストを繰り返しますが、段々風でボートが押されるように動きます。そんな時に、ガイドに思わぬ絡みのライントラブルでルアーを飛ばしてしまいました。お気に入りの赤グローです。なんで、お気に入りのルアーはロストするのでしょうね。
そうこうするうちに、4m/sくらいの南西風になり釣りづらくなり始め、この先好天もしないので、マゴチ1匹を抱えて沖上がりを7時半にしました。朝の時間帯のサクッと釣れるのも、ごく近場に良きポイントがあるおかげです。

このマゴチは、勿論寿しネタです。
<丸山明/TSURINEWSライター>