入道雲が空を駆ける8月6日。新規ポイント開拓をしようと三重県川越市のJERA海釣り桟橋へ向かった。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 波瀬金鉤)

JERA海釣り桟橋のちょい投げ釣りでハゼ&セイゴ連発!【三重...の画像はこちら >>

JERA海釣り桟橋を開拓

こちらは朝明川河口に設置された釣り用の施設。川越緑地公園の横を川沿いに500m南下するとたどり着く。桟橋は沖合10mの位置にあり、長さは50mほど。24時間開放されているのでオールシーズン利用することができる。ただし、利用方法について注意看板が設置されているので、事前に確認してルールをしっかり守ってほしい。

JERA海釣り桟橋のちょい投げ釣りでハゼ&セイゴ連発!【三重】25cmサヨリも登場
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桟橋の様子(提供:週刊つりニュース中部版 波瀬金鉤)

当日の潮汐は中潮で、午前10時干潮の潮回りだ。若干の濁りはあるが、日の光に照らされると水面の小魚やワタリガニの様子がうかがえる。何が釣れるか未知数なので、地形把握を含めてチョイ投げで誘ってみた。

まずは朝の河口に向かってキャストすると早速根掛かり。何度かテンションを掛けると抜けて木の枝が釣れた。そこで四方八方にキャストしてみるが、海底に無数の流木が沈んでいる。桟橋より陸側にはテトラも沈んでいるので根掛かりのリスクが高い。

マハゼとセイゴヒット

ジェット天秤の棒が折れ曲がってしまったので、2号の中通しオモリと1本バリに仕掛けを変更。ゆっくり巻いて違和感があれば軽く浮かせて根を回避する。

すると西側の沖合で小さなアタリが連続する。アクションを止めてハリをのませてから釣り上げた。

釣れたのは10cmのマハゼ。秋の空のように落ち着いた渋みを帯び、手のひらで何度も跳ねる元気な個体だ。ズル引きでも釣れる魚だが、動きを止めて途中に食わせの時間を作るとフッキング率が上がる。途中セイゴも交じりながらテンポ良く数を重ねた。

25cmのサヨリ登場

次に水面を観察していると細長い鉛筆のような魚体が見える。群れで回遊しており、テトラ岸壁の前で落ち着いたようだ。すかさず中通しオモリをウキに変えて投げ込むと、潮流に乗って群れの上を通過。突然ウキが逆側に動いたのでフッキングさせて釣り上げた。

JERA海釣り桟橋のちょい投げ釣りでハゼ&セイゴ連発!【三重】25cmサヨリも登場
JERA海釣り桟橋のちょい投げ釣りでハゼ&セイゴ連発!【三重】25cmサヨリも登場
桟橋の様子(提供:週刊つりニュース中部版 波瀬金鉤)

釣れたのは25cmのサヨリ。銀糸のようなその体をくねらせ、水しぶきを弾いて海の空気を震わせる。水面を泳ぐ魚なのでウキ下は30cmと浅く調整したが反応は良好。

初魚種だったので記憶に残る一投となった。

巨大魚の気配も

今回は新規ポイント開拓をしようとJERA海釣り桟橋へ向かった。結果、ハゼ、サヨリ、セイゴの3魚種を確認できた。魚の数が多く、アタリが連続するポイントなので初心者も十分楽しめる。ただ、根掛かりが多い地形なので仕掛けは5セット用意すると安心だ。家族連れでファミリーフィッシングなど楽しんでみては?

余談だが、最後の一投で巨大魚を掛けた。しかし、ハリス0.8号では勝負できず魚体を確認することができなかった。おそらくクロダイかアカエイだと思われるので次回は釣り上げたい。

<週刊つりニュース中部版 波瀬金鉤/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース中部版』2025年9月4日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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