中学2年の息子の友人はかなりの釣り好きだが、「船釣りはしたことがない」と聞き、夏休みの間にぜひ船釣りデビューしてもらおうと思い、8月6日(水)に釣行を企画。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 青砥一生)

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LTアジで船釣りデビュー

初めてでも無難に釣果が期待できて、食べて美味しいのはシロギスやアジだろうか。でも、せっかくならタチウオやマダコ?無理のない乗船時間、当日の風やウネリによる船の揺れの有無、予算的なことなど、あれこれ考えた結果、東京湾奥のLTアジに決定。

横浜山下橋の渡辺釣船店の午前アジを予約。

東京湾奥LTアジで船デビュー成功!【神奈川・渡辺釣船店】良型まじりで計33尾キャッチ
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LTアジのタックル(提供:週刊つりニュース関東版 青砥一生)

6時に船宿到着。駐車位置の案内カードを受け取り、荷物を下ろしてからコンビニ横の駐車場へ。大人1人と中学生2人で受け付けして、左舷胴の間に釣り座を確保する。

片舷6人ずつを乗せて定刻の7時に出船。日差しはあり暑いが、南風が心地よく、船の揺れは少ない。数カ所、反応を見てから、ポイントまで10分と近場なのがうれしい。水深は15mほど。タナは下から2mで、「アタらなかったら3mくらいまで探ってみてください」とアナウンス。

順調に本命キャッチ

イワシミンチをビシカゴに詰め、支給の赤短を2本バリに刺す。仕掛けを投入し、まきエサを振って下から2mで待つと、ククンとヒット。巻いてくると20cmの良型本命。体高があって美味しそうだ。

東京湾奥LTアジで船デビュー成功!【神奈川・渡辺釣船店】良型まじりで計33尾キャッチ
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船上の様子(提供:週刊つりニュース関東版 青砥一生)

左舷トモの常連は「今、3mで食ったよ」とアタったタナを教えてくれる。確かに、当日のパターンは、同じタナばかりで待っていてもなかなか掛からなかった。まきエサの振り方、待つタナを探ったほうがヒットする確率は高かった。

息子と初挑戦の友人も、難なく本命を上げ、あとはパターンをつかんで数を伸ばすのみ。サイズがいいからか、入れ食いというわけではなく、まきエサと付けエサがしっかり同調したときにヒットしている感じ。

東京湾奥LTアジで船デビュー成功!【神奈川・渡辺釣船店】良型まじりで計33尾キャッチ
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釣果の一部(提供:週刊つりニュース関東版 青砥一生)

青イソメも持参したが、食いに差はなかった。金バリを使っていると、カタクチイワシが掛かることが何度かあり、アジだけを狙うという点でいえば、色を抑えたハリのほうが若干有利だった。

エサワークを意識

私は、自分で撒いたまきエサに付けエサを同調させて釣ることを意識した。置き竿にして釣れることもあるが、やはり自分で撒いたまきエサにアジが突っ込んできて、そこに付けエサがあることで掛かったほうが「釣った感」がある。いろいろ試したまきエサワークとしてはおもに3パターン。

(1)底上1~2mの間でまきエサを撒いて2mのタナで待つ
(2)着底から細かく少しずつまきエサを撒いてタナで待つ
(3)底上2mまでまきエサを撒かず、指示ダナのみでまきエサを撒いて待つ

というもの。あとは2→3mにタナを変えて探った。

東京湾奥LTアジで船デビュー成功!【神奈川・渡辺釣船店】良型まじりで計33尾キャッチ
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酢漬けとなめろう(提供:週刊つりニュース関東版 青砥一生)

11時に沖上がり。初挑戦者が15尾と大健闘。私と息子は合わせて18尾。トップは、潮下となった右舷の人で60尾だった。

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アジフライ(提供:週刊つりニュース関東版 青砥一生)

帰宅後は、息子がさばいて、刺し身に酢漬け、なめろう、アジフライにして堪能。脂がほんのり乗ってとても美味しかった。

<週刊つりニュース関東版 青砥一生/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース関東版』2025年8月29日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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