残暑が厳しいなか、伊豆のお手軽ライトゲームでの釣果をご報告します。あまり耳にしない「クロダイポッパー」での釣果や、良型メッキアジのキャッチもありました。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・野中功二)
伊豆でメッキ狙いライトゲーム
そろそろライトルアーのターゲットとなるメッキアジ系・クロダイ・セイゴなどが果敢にルアーへアタックし出す時期だと思われます。そのため、メッキの成長状態を確認するために伊豆の河川調査に出かけました。
ポイントは伊豆稲取湾・河津川河口・南伊豆の青野川をランガンいたしました。近年はチニングも人気が高まっています。
メッキの釣り方
メッキはハードルアーでの釣行がメインとなり、水面でアピールするタイプや水面下でアクションさせて誘うタイプ、小型のメタルジグを使用した釣り、ワームルアーによる「ワインド」と呼ばれるダートアクションの釣りなども有効です。今回の釣行ではプラグやメタルジグを使用しました。
水面上で使用するハードルアーはトップウォーターと呼ばれ、水面でアクションさせて水飛沫を上げるポッパーや、ドッグウォークさせるペンシルベイトなどが面白いです。
ミノーと呼ばれる小魚を模したルアーは早巻きで誘ったり、早巻きしながらトゥイッチを加えてイレギュラーなアクションを演出する「リアクション」の釣りも効果的です。
また、メタルジグは水面上を高速で引く「スキッピング」や、水面下でのトゥイッチングが有効です。

使用タックル
今回のタックルはスピニングタックルを主に、Xesta「BLACK STAR S74MX-T SUPERMULTIFRICTION」を使用し、スピニングリールは2000番前後を合わせました。目を保護し魚の追尾を確認するための偏光サングラスは必須で、場所によっては長靴なども準備しておくと安心です。
さらに、日差しの強い季節には長時間の釣行で肌へのダメージも心配されます。そのため、日焼け止めも必需品となります。こまめに塗り直すことで安心して釣りを楽しめます。

なかなか本命ヒットせず
稲取湾ではミノーのトゥイッチに小型の「ダツ」が反応しましたが、本命は姿を見せませんでした。次に河津川を調査し、河口部分にミノーをキャストして高速トゥイッチをすると後ろに影が確認できましたが、途中で引き返してしまいました。
青野川で本命をキャッチ
早々に切り替え、南伊豆の青野川へ。

干潮で潮位が低いなか、ミノーを追尾する影が幾重にも見えましたが針掛かりには至りません。そこで、Xestaメタルジグ「アフターバーナーミニ5g」に替えて水面直下を高速で引きながらトゥイッチすると「ガツン!」と手応えがありました。
ドラグを少し緩めに設定し、口切れを回避。小型ながらもメッキアジをキャッチすることができました。

表層でメッキとクロダイ手中
さらに探りながら移動し、ミノーでは反応がなくメタルジグでも当たりが止まったため、Xesta「アピタイト40」に交換して水面下を探ると「ゴツーン」とひったくるような当たりがあり、良型のメッキアジが上がりました。

続いてDUEL「ハードコアLGポッパー」を装着し、ポップ音と水飛沫を上げてアクションさせると、水面下から突き上げるように「ボコン」と捕食音が響き、ルアーが消えました。

小型ながらクロダイが姿を見せ、その後もポッパーで連続キャッチとなりました。

チニングでは本命不発
潮位が上がり始めたため、ワームを使用して「チニング」を試しました。

Xesta「クリーピーホッグ2.5インチ」をフリーリグで使用し、キャストしてゆっくりタダ巻きすると「ゴン!」と押さえ込む当たりがあり、上がってきたのはコチでした。本命のクロダイは姿を出しませんでした。

今後の動向
今後はメッキアジも成長し、より強い引きが楽しめるでしょう。セイゴも姿を見せてくれるはずです。さらに、伊豆ではあまり馴染みのない「ハゼ」も釣れるかもしれません。
まだまだ残暑が厳しいため、熱中症には十分ご注意ください。

<野中功二/TSURINEWSライター>