すだれ越しの光が揺れ、氷の音が涼やかに響く8月17日。愛知県・南知多町師崎の石川丸に友人と釣行した。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・波瀬金鉤)
石川丸でカワハギ釣り
カワハギは年に2回旬がある。1回目の夏は身が肥えており、2回目の秋になると肝が肥える。
どちらも絶品だが刺し身を楽しむなら今がベストシーズンだ。小型だと物足りないので25cmを超える良型を狙った。
使用した仕掛けは、サオ・ベイゲームカワハギM180、ライン・シーガーPEラインX8の1号、リール・シマノBB151DHHG、中オモリ・ゴム張り1号、仕掛けはハヤブサ瞬貫カワハギハゲバリ5号、吸わせカワハギバリ7号、オモリ30号。エサはアサリだ。

開始早々からカワハギ高活性
当日の潮汐は小潮。海はクリアで3m先まで見える。右舷胴の間に釣り座を構えて向かった。

ポイントは水深20m。オモリは30号が指定されているので適合したものを付ける。
レンジはボトム中心なので、何度もオモリを落として底を取り直す。岩礁帯で場所によっては根に掛かるが、アタリが欲しいのでラインブレイクは覚悟の上だ。
すると開始直後にヒット。リールを巻くと水中でヒラヒラと舞う特有の引きがある。軽快に寄せて釣り上げた。釣れたのは23cmのカワハギ。茶黒一色に染まった体色の濃い個体だ。活性が高く船中がにぎわう。モーニングタイムを楽しんだ。
26cm良型カワハギキャッチ
その後は活性が落ち着いたのでハリの種類を変更する。吸わせバリを外してミキイトにハゲバリを付ける。
サオを上下に揺らして誘いを入れるとアタリが出た。
ピタリと止めると手元に重みがあるのでフッキング。水流の抵抗を感じるシルエットの大きな魚体に期待が積もる。やがてゆらゆらと波に乗って姿を現した。釣れたのは26cmのカワハギ。
秋と比較すると肝が小さいので腹周りがスマートで、代わりに背筋が盛り上がっている。今夜の晩酌を彩る最高の1匹で納竿となった。

最終釣果
今回はカワハギを求めて石川丸に釣行した。結果、26cmを筆頭に良型をキャッチできた。
どの個体も身が肥えており刺し身や煮つけがおいしいので、旬の味覚を楽しむなら夏がお勧めだ。
多くの人が2ケタ釣っており、釣果は期待できる。身が絶品な夏カワハギを求めて釣行してみては。

秋の陽射し対策に日焼け止めを
夏の盛りを過ぎても、海上は日差しが強く肌へのダメージは想像以上だ。
<週刊つりニュース中部版APC・波瀬金鉤/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース中部版』2025年9月5日号に掲載された記事を再編集したものになります。