猛暑日が続く日本列島。この記事を書こうと思った8月末日、なんと北海道の次に涼しい都道府県(の観測地点)は沖縄という異常な事態でした。

そして気象庁の長期予報によると、今年の残暑は何やら10月まで続くとのこと(汗)というわけで、多少なりとも熱中症対策に優れたハゼ釣り場を紹介したいと思います。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・尾崎大祐)

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1. 北十間川スカイツリー下

潮に左右されることなく安定した釣果が見込めるハゼ釣り場。駅や所業施設(コンビニ)にも近いということで、とても優秀なポイントの一つ。

さらにこの周辺には、おしなり橋、京成橋といった日よけになる橋があり、日影で釣りが楽しめる点も、暑い夏、そして残暑が厳しい秋(プラスして雨の日)にとても重宝する釣り場です。

タックルは橋の下でも取り回しが容易な1.8mののべ竿の他、遠めを探れる2.7~3.6mも持ち込むと安心。

東京湾奥の【日影がある!】ハゼ釣りポイント6選 熱中症を避けて釣りを楽しもう
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おしなり橋と(奥に見える)京成橋(提供:TSURINEWSライター・尾崎大祐)

2. 北十間川オリンピック前

スカイツリー下と同じく、潮に左右されることなく、魚影も比較的濃いポイント。駅(亀戸駅)からやや距離がある所が難点なのですが、釣り場付近の有料駐車場はスカイツリー周辺よりも安価であるため、車釣行派には断然こちらがおすすめ。

川には境橋、福神橋といった橋がかかり、無論これらの下で釣りが可能となります。また、スカイツリー前と同じ川であっても、横十間川との合流地点より東側であるこちらは、流れがやや南に折れるため、早朝の時間帯(7月末時点で8時半頃まで)は川の北側が日影になる点もナイスな点。

休日の橋下は混雑が予想されるので、早起きが得意な方にはおすすめです。タックルはスカイツリー下と同様、1.8mののべ竿を主に、ちょい長めの竿も持ち込むと万全。

東京湾奥の【日影がある!】ハゼ釣りポイント6選 熱中症を避けて釣りを楽しもう
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早朝は北側が日影になる(提供:TSURINEWSライター・尾崎大祐)

3. 船堀新川

都営新宿線船堀駅から歩いて10分程度の電車釣行が可能のハゼ釣り場。また、ここは川の下に区営の有料駐車場もあることから、車釣行派にも優しい釣り場。そしてここでも宇喜多橋や大橋の下でハゼ釣りが楽しめます。

ダボハゼやブルーギルといった外道多めが玉に瑕であるものの、川沿いの遊歩道の整備状況はピカイチ。

北十間川と同じく、1.8mののべ竿を主に、ちょい長めも持ち込むと万全。

東京湾奥の【日影がある!】ハゼ釣りポイント6選 熱中症を避けて釣りを楽しもう
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宇喜多橋(通称宇宙船橋)近くが鉄板ポイント(提供:TSURINEWSライター・尾崎大祐)

4. 旧中川東大島駅下

2025年もハゼの湧きが絶好調の旧中川。東大島駅下のポイントを南限に中平井橋付近まで、日影の釣り場がいくつか点在します。特徴はどの橋も水面からそこそこの高さがあるので、長めの竿でもストレスなく釣りが楽しめる点。

とはいえ、川の西側(江東区側)であれば、手前にゴロタが敷き詰められていることから、お手軽な短竿でも充分に大物が狙えます。周辺にコインパーキングも多くあるので車釣行派にもおすすめ。

東京湾奥の【日影がある!】ハゼ釣りポイント6選 熱中症を避けて釣りを楽しもう
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長竿でもストレスなく釣りが可能(提供:TSURINEWSライター・尾崎大祐)

5. 小名木川(横十間川)

旧中川と繋がる小名木川も、今年は開幕から好調。こちらもクローバー橋を中心に番所橋、丸八橋等、橋の下で釣りができるポイントが点在しています。

注意点は手前でも1.5~2mとやや水深があるので(特に旧中川寄り)、1.8mののべ竿のみを持ち込むとポイントによってはヘチ狙いでも苦戦してしまう点と、クローバー橋は混雑が予想される点の2点。休日に、どうしてもクローバー橋下でやりたい場合は早めにお出かけください。

東京湾奥の【日影がある!】ハゼ釣りポイント6選 熱中症を避けて釣りを楽しもう
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クローバー橋以外も穴場はアリ!(提供:TSURINEWSライター・尾崎大祐)

6. 大井ふ頭中央海浜公園

橋の下で釣りができるわけではないのですが、大井ふ頭中央海浜公園も朝方限定ではあるものの、暑さが凌げるハゼ釣り場。

公園は南北に流れる京浜運河の東側にあり、すぐ背後に高い木々があることから、午前中の早い時間(8月中旬の時点で9時頃まで)ならば日影で釣りが可能。

東京湾奥の【日影がある!】ハゼ釣りポイント6選 熱中症を避けて釣りを楽しもう
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時間の経過とともに船舶の通過も多くなる(提供:TSURINEWSライター・尾崎大祐)

ヘチでも釣れるのですが、深さがある遠めもハゼが溜まっていることが多いので、タックルは広範囲を探れる2.6~3.6m程度ののべ竿がおすすめ(投げ釣り禁止!)。エサはホタテでもOKですが、虫エサの方がよく釣れることもあることから、細虫の少量パックを持ち込むと安心。

また「ほぼ海」ということで潮の影響をもろに受けることから、ここで直射日光を嫌って釣りをする場合は事前にタイトグラフを知らべ、「潮が動く早朝の時間帯」に計画をするように!「日影だから」とは言え油断はせず、無理のない釣行を心がけましょう!

東京湾奥の【日影がある!】ハゼ釣りポイント6選 熱中症を避けて釣りを楽しもう
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ほぼ海ということでこんなゲスト(ギンポ)も!(提供:TSURINEWSライター・尾崎大祐)

東京湾奥のハゼ釣り場Q&A

ここでは、これまでに紹介したハゼ釣り場についてのQ&Aをまとめました。

Q1. エサは何を使えばいい?

ジャリメやアオイソメが主流ですが、ホタテやパワーイソメといった人工エサでも十分に釣れます。手軽さを重視するならホタテ、虫エサに抵抗がなければ、エサ持ちの良いジャリメがおすすめです。

Q2. 潮の影響はある?

北十間川や旧中川は比較的安定していますが、大井ふ頭中央海浜公園は潮の影響を大きく受けます。いずれの場所でも、基本的に満潮前後は岸際にハゼが寄ってくるため、狙い目の時間帯です。

Q3. ちょい投げ釣りはできる?

今回紹介しているスポットは、いずれものべ竿やヘチ釣りが基本です。安全面や周囲の利用者配慮から、東京都内の多くの釣り場では投げ釣りが禁止されているので注意しましょう。

Q4. 駐車場はある?

 場所によっては周辺にコインパーキングがありますが、スカイツリー周辺は料金が高めです。総じて駅から徒歩でアクセスできる場所が多いため、電車釣行の方が便利です。

日陰の釣り場でハゼ釣りを楽しもう

今回ご紹介した釣り場はいずれも東京都内にあり、アクセスの良さと日陰を活用できる快適さが魅力です。ハゼは初心者の方でも気軽に狙える魚であり、ご家族や電車での釣行にも最適といえるでしょう。

夏から秋にかけては残暑や熱中症への対策を忘れずに、マナーを守りながら安全に釣りを楽しんでいただければ幸いです。

<尾崎大祐/TSURINEWSライター>

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