アカイカ夜焚きは今回で2回目。一昨年初挑戦したときは釣果が11杯と渋く、悔しい思いをした。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター池田幸枝)
船酔いが心配
まず心配だったのは船酔い。事前にアネロンを服用した。昨年末にアジ曽根で酔ってしまい、釣りどころではなかった経験があるからだ。普段はあまり酔わないが、アジ曽根のうねりは特別らしく、年末に洗礼を受けた。
今回は初めて乗船する三角港発黄龍丸。天草近辺では大きめの遊漁船で、清潔で女性にとっても安心できる船だ。
タックル紹介
イカメタルは6ftの専用ロッド、リールはタイラバ用のベイトリールでPEライン1.2号。オモリグは6ftのスピニングLJロッドを流用し、リールは4000番にPEライン0.8号。

夜焚き初挑戦の友人は、6ftのSLJやイカメタルにも使えるスピニングのマルチロッドで挑戦。リール以外は私のものを借してチャレンジした。
オモリグ仕掛け
オモリグ仕掛けはシンカー30号、エギはオカッパリ用2.5号、フロロカーボンライン3号を1ヒロほど使用。
イカメタル仕掛け
イカメタルはリーダー1.2m、ハリス(幹糸)3号。スッテはオモリグ同様にオカッパリエギング用の2.5号エギや浮きスッテを使用。鉛スッテは30号。
ポイントに到着
三角港を午後4時に出発。苓北付近を通過する頃には次第に時化てきた。船が大きいので安心だったが、ポイントに到着するとかなりの揺れ。立ち上がれないほどだった。アンカーを打つと揺れが収まり、ようやく釣り開始。

オモリグもイカメタルも連発
まずはイカメタルを投入。明るい時間帯なので水深70mまで落とす。少ししゃくると連続でヒット。

続いて初めてのオモリグにチェンジ。底まで落とすとすぐにアタリがあり、合わせると無事に釣り上げられた。

暗くなるとイカが浮き始め、今度はイカメタルに変更。20m付近でアタリが増え、再び連続ヒット。

墨まみれに
白地にイカの絵が描かれたTシャツを着ていた私は、すぐに墨まみれ。顔にも何度も墨と潮を浴び、「顔に墨付いてるよ」と笑われる場面も。Tシャツが元々墨デザインだったので気にはならず、むしろ「イカ釣りに白Tシャツはチャレンジャーだね」と盛り上がった。

夜焚き初挑戦の友人は柔らかいロッドであえて始終オモリグ。アタリを絶え間なく感じ取り手際よく釣り上げていたが、柔らかすぎて乗らないことも多かったそうだ。

オモリグの方が若干大きめ?
胴長40cm超の良型も多数交じった。一般的にはオモリグの方が型が良いと言われるが、この日はどちらでも40cm級が釣れていた。

ただ、自分は若干オモリグの方が良型が多かった印象。途中、釣り上げている最中にシイラが横取りしようとする場面も。日によってはフグやサメも邪魔をするらしい。

専用ロッドが有利か
午前0時を過ぎると体力と集中力が落ち始め、腰痛も悪化。休憩を挟みつつ午前2時半まで粘った。

同船者は一晩中釣り続け、45Lクーラーは満タン。
最終釣果
午前3時半に納竿、午前6時半に帰港。私の釣果は目標通り60杯。最多は150杯と驚異的。夜焚きが初めての友人は130杯も釣りあげた。LJロッドでも十分楽しめ、船酔いもなく最後まで釣りを満喫できた。

次回の展望
今回は小さなアタリが分かりにくかったため、次回はオモリグ専用ロッドを購入して挑戦する予定。また、腰痛対策に湿布とコルセットも持参したい。

家族には「そこまでして?」と呆れられそうだが、それでも行く価値がある釣行だった。
<池田幸枝/TSURINEWSライター>