平日の休みに千早川マス釣り場へ出かけてきた。標高があるため市街地より気温が下がり、川の冷たい水も相まって快適に竿を出せる。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・福岡崇史)
千早川マス釣り場でエリアトラウト
平日に振休が取れたので、気分転換に千早川マス釣り場へ向かうことにした。市街地に比べて涼しく、山からの冷たい水が流れ込むため、快適に竿を出せるのが魅力だ。自宅からは車で30分ほどと近く、気軽にエリアトラウトを楽しめる。昼食を早めに済ませ、午後から釣行することにした。
筆者の自宅付近にある千早川マス釣り場は金剛山の山中にあり、自宅より気温の逓減率で計算すると約5℃は低い計算になる。また金剛山を水源とする千早川の冷たい水を使用している釣り場なのでマスは釣れそうである。自宅で少し早めに昼食を摂り午後からのエリアトラウト釣行とした。

釣行開始
自宅から約30分程で千早川マス釣り場に到着。夏休みの加減でエサ釣り場は多くの人出であったが、ルアーエリアはかなり空いている。下池は閉鎖状態であったので上池の上流流れ込み付近に場所を取った。
今回のセッティングは表層付近を意識したセッティングとした。基本的には1g以下のマイクロスプーンを中心として適宜クランクベイトとミノーを入れるセッティングとした。
表層でニジマスヒット
まずは0.3gのノリーズ・ティーチで表層をテロテロとスローに引いてみる。やはり表層の動きにはいい反応をしてくれているようで数匹が追尾してくる。しかし僅かにレンジが合っていないようでヒットせず。
次にGABU24Sで表層を引いてみるとスイッチが入った個体が追尾。夏とは思えない勢いでヒット!上々の滑り出しだ。同じように流れ込みの反対側まで投げて同じレンジを引けるように安定させて流れ込みを通過させるとまたヒット。このクランクベイトで少し楽しんだ後、再びスプーンにチェンジした。
シビアなレンジに苦戦
今度はサウリブのシャースPの0.4gをセット。少し流れの緩やかな場所に投げてバジング気味に引いて来るとヒット。やはり水面を意識している個体が多いようで表層でも上過ぎても下過ぎてもヒットしない…。結構シビアな展開が予想出来た。しかし、表層を意識している個体が多い事がヒントにはなりそうだ。
まさかの平日放流
今日は平日なので放流無しを覚悟して来たのだが、放流の軽トラがやって来た。これは願ってもないチャンス。

活性が高い個体を狙うより地の魚を狙う方が効率的なように感じた。最初は活性の高い個体を探すべくサウリブ・シャースPで表層を引いてみる。シャースPは比較的波動が強いタイプのスプーンだ。しかし、顔を向ける個体はいても魚との距離は縮まらない。
シャースfeでヒット
シャースPより波動の弱いシャースfeに交換して同じようにバジングやレンジキープのリトリーブをするといくつか反応ある個体がついてくる。しかし追尾距離が非常に短くヒットまでは至らない。よりゆっくり引けるシャースfe0.4gにチェンジして同じレンジを引くとヒット!やはり速度感が大事だったようだ。
そのまま同じ動きで釣れるかといえばそうでもなく、バジングや表層の早引きなど動きに変化をつけてあげると再び反応が出てヒット。ただ1色だと限界があるようでカラーチェンジをして誘い続けると再びヒットが続いた。
しかし気が付けば終了時刻間近。最後に上がりマスを釣るべく一生懸命投げるが、こういう時に限ってなかなか釣れない。最後は定番のファットモカSR-Fで表層の個体をリアクションで釣り26匹で終了とした。

秋釣行でも紫外線対策
秋は涼しく過ごしやすいが、紫外線量はまだ強く油断できない。長時間の釣行では日焼けによる疲労や肌トラブルを防ぐため、日焼け止めをしっかり活用したい。携帯しやすいタイプを選んでおけば、釣りの合間に塗り直すのも容易だ。
<福岡崇史/TSURINEWSライター>