大阪湾が厳しい状況の中、小島養魚場でナイトアジングに挑戦。夕マズメにはマダイやアジが姿を見せ、日没後はフグの猛攻に苦戦しながらも最終的に28匹をキャッチした。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・福岡崇史)
小島養魚場でアジング釣行
エリア仲間のNさんから「今週末、小島養魚場のナイトアジング行きますけどどうですか?」と連絡が来たのは週明けの月曜日であった。丁度予定も空いていたので二つ返事でOKして週末の準備を行っていく。
今期の大阪湾は本当に難しい。水温が例年より上昇しているせいか、アジの動きが遅れているせいか明確なエビデンスはないもののアジが本当に釣れない。壊滅的に釣れないこの状況の中で小島養魚場のナイトアジングは期待が出来る釣り場と言える。
入場前から混雑気味
当日、少し早めの到着を目指して自宅を出発。自宅から高速経由で約1時間である。途中で先行していたNさんから連絡が入り「既に20人ほど並んでるよ!」とのこと。まだ15時半なのに……。
ドキドキした気持ちで小島養魚場に到着。連絡を貰った時に比べてさらに増えて並んでいる人はざっと見て30名超え。良いポイントにはいれるか不安になって来た。Nさんらと合流して順番に並ぶ。
開始早々30cmマダイヒット
17:30より入場が開始され、前回と同様の場所に無事入る事が出来た。この時期の17:30頃はまだまだ日中である。果たしてデイゲームで釣る事は出来るのか?まずはボトムを意識して1gのジグヘッドでスタートしてみることにする。ワームはmozuのクローバー(キャロットオレンジ)をセットしてみる。
ボトムまで到達して少し早めのアクションで引いて来るといきなりヒット!首をガンガンふるファイトだ。アジならそこそこの大きさのハズである。じわりと上がって来たのはなんとマダイ。鯛めしサイズの約30cmであるが嬉しい1匹だ。

フグにワームを噛みちぎられる
タイがヒットしてからは地獄の始まりであった。周りのサビキ釣りでコマセが投入されたあたりから養魚場内のありとあらゆる魚の活性が上がったようで我々のルアー釣りをしているエリアではフグの活性がアップしたようで「あっ!」「うわっ!」と声にならないダメージを叫ぶ人々が散見された。みんなフグにワームを噛まれて無残な状態であった。
日没前にアジをキャッチ
日没直前に丁度桟橋の陰の中層にアジが付いている事を見つけた。少しキャストして狙いのレンジまで入れて、背中から背負う風を利用して極力レンジキープするようにしていると唐突に当たるというパターンだ。
このパターンが上手くハマり日没までに5匹を釣る事が出来たが、仲間はなかなか合わせきれずフグの猛攻に遭っている状況であった。

ナイトアジングに突入
日没までにアジを釣る事が出来たが前回のように連発する事はなく状況的には厳しいようで周りの釣り人も釣れている人と全く釣れずフグに翻弄されている人も多い。このようなフグが多い状況下ではちぎれにくいmozuのクローバーにチェンジしてフグの攻撃を交わしつつ釣って行くこととする。
ヒットレンジは夕マズメからあまり変化せず手前の表層下であった。仲間にも伝えていたが全員安打とまでは行っていない。ヒットはNさんとご夫婦で来られているKさんのご主人のみである。
試しに他のポイントではどうかと知り合いのIさんらのポイントへお邪魔してみた。やはりライト周りのポイントで表層少し下の辺りでヒット。Iさんは今まで0だったようで逆にプレッシャーを掛けてしまったみたいだ。
最終釣果
元の場所に戻っても厳しい状況は変わらずであった。時計を見ると間もなく22時の終了間際であった。バックに着けているカウンターの数字は28匹。大阪湾の状況を考えるととてつもなく凄い釣果であるが、小島養魚場の釣果としてはこの倍は釣れて欲しいところである。
アフタートークタイムでは「厳しかったなぁ~」と落胆の声があったが、「次こそは!」と既に気合が入っている様子であった。今回は全員安打とは行かなかったが次回はもっと釣れるタイミングを見計らって参戦したい。

<福岡崇史/TSURINEWSライター>