福岡県福津市の福間漁港海浜公園でキス釣りを楽しんだ。堤防際では小魚を追う姿が見られ、子どもたちも夢中で竿を出す。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版APC・福田翔吾)
福間漁港海浜公園でキス釣り
異常な暑さが続く8月上旬、知り合いの子どもたちを連れてキス釣りに行ってきた。釣り場は福間漁港(海浜公園・福岡県福津市)、日が昇ると暑くなるため早朝5時から釣り、9時までには納竿する予定であった。
最初にエントリーしたのは西郷川河口が正面になる低い堤防。広い階段状になった、この堤防の付け根はゴロタ石が敷き詰められており下げ潮になると、そこからフナムシやカニ、ゴカイなどのさまざまな魚のエサが流れだしていくため、遠投せずともよく釣れる。
7月に訪れた際はこの釣り場で、そこそこ釣れたと聞いていたが、日が昇っても釣れるのはフグのみ。
時折小さなバイトがザバっと。何かに追われていたため私はひたすらトップウォーターや、メタルジグ、キャスティングも試みたが反応なし。
小型中心に31尾の釣果
そこで数年ぶりに高い防波堤の方へ行くと、足元の影に大量のキスの群れを発見。子どもたちを呼んで仕掛けを落とすがなかなかハリに掛からない。活性が低いわけではなく、手すりが高くサオも短いため子どもにはのぞき込みながら釣るということができないためである。
そのため、少し沖を目がけて投げて、着底して2、3回待ち、イトを張る、この3つの工程を教えてあげるとバタバタと釣れだした。入れ食いなのは楽しいが、サイズに恵まれないのが少し残念である。
時折、回収中のピンギスにマゴチがヒットしたり、カワハギやサンバソウなどのゲストも釣れたり、エサがなくなる前というより暑さに負ける前に10時に納竿。31尾と数だけでも十分である。

サイズは小型中心であったが、頭とウロコ、ワタを抜き、空揚げにして夏野菜と甘酢に漬けた南蛮漬けや、開きにして、干物にしてもおいしい。アジ同様、釣って楽しく、食べておいしい。まさに初心者からベテランまで楽しめる魚の代名詞ではないだろうか。
釣りの紫外線対策に日焼け止めを
海辺は季節を問わず紫外線が強く、秋でも油断できない。短時間の釣行でも肌はすぐに焼けてしまうので、ウォータープルーフタイプの日焼け止めを用意しておくと安心だ。
<週刊つりニュース西部版APC・福田翔吾/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース西部版』2025年9月12日号に掲載された記事を再編集したものになります。