久しく行っていなかった横浜エリアの最北ハゼポイント・鶴見川に行ってきました。当日は河口寄りのポイントを探った結果、本命のマハゼは釣れなかったものの、良型ウロハゼ29匹を手中!釣行をレポートします。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・尾崎大祐)
鶴見川のハゼ釣り
横浜エリア最北のハゼ釣りポイント。意外と上流域までハゼはいるようですが、釣り場として向いているのは護岸が整備され、足場のよい河口付近から鷹野大橋付近まで。中でも河口に近いエリアは駅から近いので電車釣行派には便利。
海に近い釣り場ということで潮の影響を大いに受けますが、鶴見川は割と流量が多く、事前にタイドグラフを調べて行ってもその通りになっていないことが往々にしてある(今回の釣行も上げの時間帯に到着するも既に流れは海に向かっていた)ことから、事前準備が厄介。
ということで、潮に関係なく流れが速いことを想定し、オモリは3号前後を基本に、重めのオモリ(5~8号)も持ち込み、更にはミャク釣りをメインに準備しておくと安心、と今回感じました。
潮見橋付近でスタート
鶴見川の上流部は好調との情報を受け、ならばと河口部へ行ってみる。鶴見駅から歩くこと10分弱、潮見橋に到着。橋の西側なら川岸に続く階段があるのでエントリーは容易いのですが……この日は(も)災害レベルの猛暑日になる予報。
マンションやビルによって日影が多くある東側で釣りをするべく、角度のあるスロープを慎重に降りて準備をします。リールタックルにハゼ針5号を装着、エサのジャリメは、小型は1匹掛け、大型は半分にして通し刺しにし、手前、遠めを探っていく。
しかしアタリはなし。周りにはクロダイ狙いの釣り人が数人いるもののハゼ狙いはいない。「下流部はまだ早かったかな」と一抹の不安を抱きながら、河口方面に向け足を使って探っていきます。

良型ウロハゼが登場!
アタリなく、エサをかじられることなく、優良ポイントの潮見橋付近をどんどん離れ、とうとう臨港鶴見川橋をも後にしてしまう。「今日は釣れる気がしない」なんて思い始めた頃、ようやく待望のアタリ発生!
最初のアワセではすっぽ抜けてしまったものの、もう一度同じ場所にエサを落とすと今度はしっかり食いこみ、ようやく待望のハゼが顔を出してくれました。
しかし、よく見ると正体はマハゼではなくウロハゼ。されどハゼはハゼ。家族に「ハゼが釣れた!」と言って見せてもバレない、というより嘘にはならない獲物。
やる気を取り戻し、手前から1m以内を中心に丁寧に攻めていきます。そしてこの後、人生初となるゲスト一切なしのウロハゼ祭りがスタートしました。

河口付近でウロハゼ祭り
少しずつ移動しながらほぼ入れ食いに近い形で釣っていくも、鶴見線の鉄橋をすぎた辺りから徐々にアタリは少なくなっていく。引き返せば更なる釣果を稼ぐことができそうなのですが、さすがにウロハゼはもういいので、何とかマハゼの姿を見るべく新たなポイントに仕掛けを落としていく。
しかし、鶴見大橋付近に到達すると釣り場となるテラスは行き止まりとなり、最後のあがきでここでちょい投げを試みる。すると久々にアタリ発生!正体は……ウロハゼでした(汗)。そしてここで再びウロハゼ祭りが再開!

投げて引きずれば必ずアタるのですが……4投して終了。理由は、鶴見大橋近くは日よけがなく、これによる体力の急激な消耗(汗) 全釣果写真は帰宅後に撮ることとし、足早に鶴見大橋付近の最寄り駅・鶴見小野駅へ向かいました。

最終結果
ウロハゼ29匹(最大18cm)でゲストなし。釣行日が最盛期より前の8月ということもあり、河口近くのポイントでは本命のマハゼを釣ることはできませんでしたが、良型ウロハゼの連発はかなり楽しめました。

ウロハゼの揚げ煮
10cm前後の小型なら、低温でじっくり揚げれば、骨はそこまで気にならないのですが、ウロハゼはマハゼに比べて小骨が多くそして硬いので、大きい個体は注意が必要。
というわけで、良型はつりニュースの記事を参考に揚げ煮(姿煮)に。身離れよく、硬い頭と背骨以外は美味しくいただくことができました。
この一品を食卓に並べ、家族に「シーラカンスの赤ちゃんが釣れた」と嘘をついたら、5秒位信じていました(笑)。

<週刊つりニュース版/TSURINEWS編>
