8月20日、娘のかんなの夏休みが終わりに近づいてきたので、思い出を作ろうと和歌山県・切目崎の庄門丸に釣行した。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・溝川弘巳)
娘と一緒に五目カセ釣り
伝馬船の料金だが、小学生までは無料なので、大人1人分(岩代沖1万1000円、切目崎1万円)を支払い、親船に岩代沖へ連れて行ってもらった。
船長は魚探を見ながらポイントを決め、「アンカーを落として~」と教えてくれる。
タックルは、ロッドオールラウンダー赤青一撃190にシーボーグ500MJ-AT。ミチイトフロロカーボンライン7号、ハリス5号、ハリ8号3本仕掛け。取りあえずオキアミを付けて完全フカセで挑む。
潮に任せて仕掛けを流している間にもう1本用意する。短ザオの海上釣堀赤青一撃180極大鯛にリール4000番、ミチイトPEライン2号、ハリス3号3本バリ、オモリ15号の胴つき仕掛け。アオイソメで底を探る。
すると穂先にアタリが出たので巻き上げるが空振り。エサを付けようとするとハリがなくなっている。どうやらエサ取りのフグがいるようだ。
55cmの良型マダイ浮上
何回か仕掛けを落とし直すと魚がヒット。良い引きで釣れたのは白サバフグだ。
親船が来る前に完全フカセ仕掛けを回収すると、サオが大きく曲がって魚がヒットした。結構な引きでドラグが出ていく。根に入られないようにサオを立ててやり取りしていると、浮いてきた魚はきれいなピンク色のマダイだった。
55cmのビッグサイズが出た。エサ取りには苦戦したが、大物と巡り会えて満足だ。

イサキをキャッチ
船頭が到着して新たなポイントへ移動してくれた。ここでは完全フカセ、胴つき、テンビンフカセの3種類で挑むが、何のアタリもなく時間が過ぎていく。庄門丸でアタリがないのは珍しく、相当潮が悪いようだ。
アタリのなさと暑さで帰ろうかと話していたが、かんなはどうしても1匹釣りたいようだ。船頭にポイントを変えてもらい、完全フカセ、テンビンフカセ、胴つき仕掛けを落とした。
するとテンビンフカセの仕掛けにアタリが出た。

カワハギがヒット
かんなは暑さを忘れてどんどん釣っていく。次は完全フカセにメイチダイがヒット。

再び完全フカセを落とし、サイズアップしたイサキを追加する。胴つきにはカワハギがきた。とても暑いが釣れるとそれも忘れて夢中で楽しんでいた。

最終釣果
さらにカワハギとアカハタを追加して終了。釣果はマダイ55cm、イサキ4匹、メイチダイ1匹、カワハギ2匹、アカハタ1匹と食べるには十分。
これでも釣果は悪い方なのでぜひ行ってみてほしい。これからはヤイトガツオや本ガツオも上がる夢のような伝馬船だ。

<週刊つりニュース中部版APC・溝川弘巳/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース中部版』2025年9月19日号に掲載された記事を再編集したものになります。