9月に入り少しだけ雨が降った関東地方。しかし、最近の暑さを考えると釣果に影響を与えるほどではない。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・宮坂剛志)
村田川へシーバス釣行
9月3日(中潮)明日にも本格的な雨が降る予報の関東地方。曇空の広がる千葉県村田川へ今季絶不調のシーバスを狙ってやってきた。雨後でも良かったが、あえて厳しいと思われる条件下で釣りをしてみた。
夕方はシーバス無反応
夕方から上流部へエントリーしたが、ベイトもいて流れもあり思ったほど条件は悪くない。
さっそくバイブレーションルアーで広く探るが、ボラと思われる謎のアタリが数回あっただけでシーバスからのコンタクトはなかった。
そこで、流れが出る排水溝付近を時間をかけて釣ってみたが、ここも同じでボラ以外に釣れる気配すらない。この感じから嫌な予感はするが、中流域へ移動して勝負をかけることとした。
夜の部で50cm級のボラ
暗くなり中流域の橋脚下へ入る。下げの流れが入りベイトもほどよくいて、何より濁りが入って釣れる条件が揃っている。フローティングミノーをジャークして明暗部を中心に狙うと、手前でついばむようなアタリが多数ある。
しかし、小さいのかなかなかヒットしない。そこで、アタリから少し待って遅めに合わせをいれると、待望のヒット!引きからしてシーバスではないが、なかなかのファイトで上がってきたのは50cm級のボラ。
その後も小さいアタリやバラシなどもあったが、最後まで口に掛からなかった。そうこうしているうちに流れが止まったので釣りを終了とした。
この日、ベイトはそこそこいたもののシーバスのボイルは全くなかった。やはりまだ不調は続いているようだ。
ハデなカラーに好反応
代わりにこの日好調だったのがボラだ。以前からルアーに好反応なのは知っていたが、やはりルアーで釣ると奥が深くて面白い。特にこだわりたいのが「カラー」だ。
フローティングミノーでも、クリアやホログラム系には全く反応せずアタリすら少ない反面、ハデなゴールドカラーを使った瞬間、アタリが増えて良型をキャッチできた。
動きの変化にも反応
さらに動かし方もジャークやトゥイッチなど、トリッキーであればあるほど反応が良い。つまり、ただ巻きではなく動きに「変化」を加えることが重要だ。そのためにも、7cm前後のスリムなキレのいいルアーを使用することがおすすめだ。
流れが出れば釣れる
そしてこの日、最も重要だったのが「流れ」 だ。下げの流れが効いているうちはアタリも多くベイトもザワザワしていた。
しかし、これが緩くなったり止まったりするとピタリと静かになる。シーバスでもそうだがボラはかなり敏感に反応する魚だ。この辺が難しい所であり、釣っていて面白い所だ。おまけに口が小さくついばむような食い方をするので針に掛けるのも難しい。
本命のシーバスが不調の今季、秋のハイシーズンもどの程度釣れるか正直わからない。そんな中でも立派にゲームフィッシュとして遊んでくれるボラは、臭っても愛される存在だ。
<宮坂剛志/TSURINEWSライター>
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