釣り行けない日々が続きましたが、天候とスケジュールが一致して、ハマチを狙う明石沖ジギング釣行です。ジグに追随するハマチが体当たりしたり、尾っぽではたくような行動があります。

興味なのか攻撃なのか、群れの数が少なく、争って喰う必要のないときによくありますが、結局は活性が低い相手になり、そんな日の釣りでした。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・丸山明)

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ハマチのお寿司を食べたい!

スケジュール煩雑で一か月近く海に行かないと、やたらと寿しが食べたくなります。団子みたいな寿しですが、ネタが良ければとてもおいしいので、夏の晩ごはんに最適です。

寿司だねが欲しくて釣りに行きたくても、まだまだ残暑が厳しい様相です。明け方は何となく気温が下がったような気もしますし、強烈な太陽光を浴びることのない朝の時間帯で釣れば、快適なはずです。

何もたくさん釣る必要もないし、食べるハマチ(イナダ)3匹あれば寿司だね以外にもいろいろできて、3日間の晩ごはんに事欠かないです。

明石沖ボートジギングでハマチ3匹手中【兵庫】ジグの色よりも動きで食わす作戦が成功
明石沖ボートジギングでハマチ3匹手中【兵庫】ジグの色よりも動きで食わす作戦が成功
使用ルアー(提供:TSURINEWSライター・丸山明)

朝の短時間釣行

そんなことから、朝の潮で8時過ぎまでにサクッと3匹釣って、太陽から逃れるように尻に帆をかけて帰る、にしました。仲間がいたり、乗合船ではこうはいかないですが、ひとり気ままなボート釣りの自由な時間設計です。

カケアガリを狙う

今朝釣れたハマチは、7~8月の回遊してきたツバス(ワカシ)で、その頃30cm後半だったのが、モリモリ食べてひと潮一寸の成長をした群れです。一か月で二寸ですから6cm大きくなると言われます。

泳ぎ回ってイワシをたくさんたべて一気に大きくなりますが、50cmを超えるころから太さが出てきて、脂ぎってきます。ハマチもマダイもマゴチも、このくらいが一番おいしいサイズです。

春に回遊してきたハマチたちは、既にメジロ(ワラサ)サイズ前後になっているでしょうし、夏のツバスがハマチサイズに育つ、出世魚の見事さを感じます。明石沖に行くまでに2カ所でイワシのなぶらを見ました。カタクチイワシの塊が凝縮された群れになって、海面付近に現れるようすです。

明石沖ボートジギングでハマチ3匹手中【兵庫】ジグの色よりも動きで食わす作戦が成功
明石沖ボートジギングでハマチ3匹手中【兵庫】ジグの色よりも動きで食わす作戦が成功
早朝の海にイワシのナブラ(提供:TSURINEWSライター・丸山明)

回遊していく時のイワシの群れは、意外に速い移動をしています。これが、彼らの食事となるプランクトンを食べるとなると、カケアガリの潮で巻きあがるプランクトンを捕食して、滞留します。

こんな場所は、青物たちが待ち構えている明石食堂で、私もそこを狙います。

2カ所回るも無反応

朝8時までの釣りで残業はしない・また3匹釣ったら暑くなる前に一目散に帰港する。これが、本日の目標です。今年のパターンだと、何とかなる目標値で、攻めていけるジギングで釣れば、おいしい晩ごはんを食べれるという、食いしん坊の飛ぶ鳥の献立です。

一か月ぶりの明石沖なので、どこにどんな群れがいるのかと若干の不安がありますが、実績ポイントを巡るようにして、探っていけばどこかで遭遇するはずです。その、短時間3匹勝負は、明石沖の実績場で6時過ぎに釣り開始です。

ひとつ目のポイント、ベイトの反応がなく何も気配がない感じです。上げの潮に乗せて何回か流しますが、とんと反応なしです。これは時間の浪費、すぐに次のポイントへ向かいます。2カ所目は、40m水深ですが、ここもベイト反応がなく、待ち伏せしているような青物の気配もありません。

必ずしもベイトがいないと釣れないということではありません。

ベイトが集まる場所は青物が待ち伏せする場所で、そこへジグを入れると反応してくるのですが、待ち伏せをする連中がいません。

3カ所目で待望のハマチ登場

初秋にこんな時があるのを思い出し、こんな時に釣れた南の崖に沿うポイントへ移動です。ここには、ベイト反応が若干なりともあり、期待感が出てきました。ジグは、小さめにして喰い気を誘う100gです。

すると、ドンというアタリ、重い割には引きが弱い、どうやら体当たりをしてきた瞬間にハリがかりのようです。案の定ですが、まずは1匹目。ハマチは、体当たりをしたり、尾っぽではたいたり、突っついたりと結構しますが、こういう時は、群れが小さく取り合いをしない時に見られ、ベイトを弱らせ、ゆっくり喰う暇があります。

明石沖ボートジギングでハマチ3匹手中【兵庫】ジグの色よりも動きで食わす作戦が成功
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1本目のハマチをゲット(提供:TSURINEWSライター・丸山明)

ジグの動きで食わせる

こんな日は手強く、ジグの色より動きです。速いピッチでで誘い、次は、大きくゆっくりなジャークとフォールで我慢できなくさせるパターンです。30m近くなれば光も少なく、色よりシルエットになってきますでしょうから、動きの違う種類のルアーやそのアクションはかなり重要な要素です。

ベイトの群れが来るまで待ち伏せ居している面々は、同じ動きを見ていれば興味がなくなりますが、そこへ違う動きを目にすれば、それ行け!になるはずです。

目標達成

これで、2匹目3匹目を何とか喰わし、8時。目標達成です。活性の高い時合ならば楽勝ながらも、少々活性が低く悩まされました。

それだけにもう少し釣ってみたい感がありますが、ジイは暑くなる前に帰港をします。

サクッと釣って帰る、夏の暑さでのボート釣りでの良さです。晩ごはんは、待ちかねたような寿しにして、刺身にして、さらにはソテーで食べます。釣った時の血抜きを毛細血管からも抜けるようにきっちりすると、臭みの少ないハマチになります。夏の肴です。

明石沖ボートジギングでハマチ3匹手中【兵庫】ジグの色よりも動きで食わす作戦が成功
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2本目のハマチ(提供:TSURINEWSライター・丸山明)

<丸山明/TSURINEWSライター>

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