テーマは「ヤスオの夏休みin亀山湖」。亀山水産センター桟橋直付け、竿7尺チョウチン両マッシュでついに48.5cm美形を仕留めた吉田。
(アイキャッチ画像提供:週刊へらニュース編集部 関口)
ついにやったか!?
亀山湖の陸っぱりに精通している記者の釣友・室井氏が「暑いなかご苦労さまだねぇ」と差し入れを持ってきてくれた。時刻は10時35分。
キンキンに冷えたカットスイカとアイスクリームで、火照った体を一気にクールダウン。インターバルは30分ほどだっただろうか。
気分もリフレッシュして午後の部を再開する。1投目はとくになにも起こらなかった。しかし次投で本命っぽい触りが出るもエサが持たずに打ち返し。
次投、今度は小分けした基エサに圧と練りを加え打ち込む。トップ先端ギリギリで静止したウキが明確な触りを伝え、1節半出しまで戻したところでズバッ。

いまだ休憩中だった記者もうしろで見学していた室井氏も、一連の動きを余すことなく見ていたものだから、思わず自分の釣りのごとくアタった!などと声を荒げてしまった。もちろん当の本人である吉田も、触りから連動してのアタリだったので、間髪入れずにアワセが決まり竿が満月に。
ただ最初のうちはヘラかどうかの確信がもてなかったのか、半信半疑でやりとりしていた吉田。
48.5cmキャッチ
そのままスムーズにタマ網へ収まるかと思われたが、網を見た瞬間に魚も我に返ったのか、強い沖走りを始めた。片膝を付いて取り込んでしまおうとしていたので竿尻の位置が高すぎることに気づいた吉田は、素早くあぐらスタイルへと戻し竿尻を下げて、この引きにあらがう。

根負けした魚がこちら側に向きを変えて引き寄せると、そのまま左手をめいいっぱい伸ばしてネットイン。カメラの画角が足りずに取り込みの瞬間が見切れてしまったのは悔やまれるが、バッチリ上あごにフッキングしていたことを申し添えておきたい。
室井氏「いいヘラだ!おめでとう」
室井氏が声をかけ、記者もやったねと拍手。
吉田康雄「差し入れがいいポイント休めになったようです。ありがとうございました!」
室井氏に深く頭を下げつつ、さっそく検寸。まずは検寸台を水に沈め冷却。とくに吉田の台はオールアルミ製なので、この暑さで相当表面温度が上がっていたはずだ。さらに魚を上げてからも水を掛けながら、なるべく負担がかからないよう配慮する。
結果は48.5cm。
あれ?もっとあるような感じがしたが、そんなもんか(笑)。
吉田康雄「そんな殺生なぁ」
わるいわるい。でもこれでどうにか取材成立だね!
思わず本音をこぼしてしまった記者だったが、サイズを見間違うほど体高のあるいい魚体だったことは間違いない。
その後は反応なし
吉田康雄「白マッシュを打ち切った甲斐がありました」
いやいや、それを言うならスイカだろ(笑)。
吉田康雄「はい。いいポイント休めを与えてくれた室井さんのおかげです!」
室井氏「いやいや、おかげで今日はいいものを見させてもらったよ。さすが吉田くんだね」
室井さん、あんまりおだてないでくださいよ。すぐに調子に乗りますからコイツは(笑)。
室井氏「いやいやビッグマウスでも何でも、このまま調子に乗ってさらなるビッグフィッシュを仕留めてほしいよ」
そんなセリフを残して陸っぱりポイントへと消えていった室井氏への恩返しにと、さらなる追釣を求めてエサ打ちにも気合いが入った吉田。しかしその後は17時の営業終了まで粘るも、何たることかウンもスンもなく釣果1枚で納竿した。
なお記者は尺半以下ではあるが3枚だった。
吉田康雄「またダメ押しするんですね(苦笑)」
でもいい夏休みになったでしょ。
「いいとも!」
次回は「完デコのリベンジin片倉ダム」です。
<週刊へらニュース編集部 関口/TSURINEWS編>
この記事は『週刊へらニュース版』2025年9月26日号に掲載された記事を再編集したものになります。